紅葉を愛でし心の古都に満ちみち―苔寺（西芳寺）４

　　　　　　　　　　　　　　　　　紅葉を愛でし心の今になほ古都に満ちみち吾ら浸たしぬ

　　　　　　　　　　　　　　　　　 一日に百人ほどしか入れ呉れぬ寺の静もり庭の静もる


　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１１月２８日　苔寺（西芳寺）にて

紅葉を愛でし心の古都に満ちみち―苔寺（西芳寺）３

　　　　　　　　　　　　　　　　　紅葉を愛でし心の今になほ古都に満ちみち吾ら浸たしぬ

　　　　　　　　　　　　　　　　　 一日に百人ほどしか入れ呉れぬ寺の静もり庭の静もる


　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１１月２８日　苔寺（西芳寺）にて

紅葉を愛でし心の古都に満ちみち―苔寺（西芳寺）２

　　　　　　　　　　　　　　　　　紅葉を愛でし心の今になほ古都に満ちみち吾ら浸たしぬ

　　　　　　　　　　　　　　　　　 一日に百人ほどしか入れ呉れぬ寺の静もり庭の静もる


　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１１月２８日　苔寺（西芳寺）にて

紅葉を愛でし心の古都に満ちみち―苔寺（西芳寺）１

　　　　　　　　　　　　　　　　　紅葉を愛でし心の今になほ古都に満ちみち吾ら浸たしぬ

　　　　　　　　　　　　　　　　　 一日に百人ほどしか入れ呉れぬ寺の静もり庭の静もる


　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１１月２８日　苔寺（西芳寺）にて

紅葉を愛でし心の古都に満ちみち―嵐山・保津川２

　　　　　　　　　　　　　　　　　紅葉を愛でし心の今になほ古都に満ちみち吾ら浸たしぬ

　　　　　　　　　　　　　　　　狂乱の喧騒ひとつ離（か）れゆけば川面きらめき紅葉光りぬ


　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１１月２８日　嵐山・保津川にて

紅葉を愛でし心の古都に満ちみち―嵐山・保津川１

　　　　　　　　　　　　　　　　　紅葉を愛でし心の今になほ古都に満ちみち吾ら浸たしぬ

　　　　　　　　　　　　　　　　狂乱の喧騒ひとつ離（か）れゆけば川面きらめき紅葉光りぬ


　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１１月２８日　嵐山・保津川にて

101205 日々歌ふ

―＜六十年前の十二月五日未明に三十六歳で逝きし父を想ひて＞

六歳のけふの未明に父逝きて暦の還る時流れけり

汝が親の年齢（とし）にぞ吾のなりにける汝三十路の末子にあれば

焼け残る借家の二階で父逝くは戦終はりてわづか五年か

彼の年に隣国襲ふ戦争の今にふたたび始まらむとす

百歳や九十五歳で父逝くと報せる葉書日々に届きぬ

もし父の長く生きなば吾もまた喪中葉書を今し書くらむ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊

狂乱の喧騒ひとつ離（か）れゆけば川面きらめき紅葉光りぬ

一日に百人ほどしか入れ呉れぬ寺の静もり庭の静もる