おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

そうですか、バケツで稲作りですか。

2012-10-04 22:16:52 | Weblog
そうですか、バケツで稲作りですか。
なら、mini田で稲刈りしましたよ。

 バケツでの稲作りは、最近では定番になっているようなので、
一工夫して、中庭でmini田を作ってみました。

 今日は、ハサミで稲刈り、天日干しをしてみました。
脱穀は昔ながらの瓶に入れて棒でつつくという手法をとりますか。

途中で枯らしてしまったあなたに、今までの経験からちょっと一言

  稲を枯らさない工夫として2点
①最初の土がポイントです。
  田んぼの土をもらってくるのがベスト、
  手に入らない場合は、畑の土がいいですね。
②水は多い目に。
  失敗することもあるのですが、
  夏に一度水抜きをすると、実がつきやすいですね。

稲作りの視点として
稲を育てるのには、「世話をする姿勢」と
「労力」が大切だということに
気づいてほしいという願いを持つのですが、
どうしても「作ることだけ」の学習で終わってしまったり、
米(種米)→苗→稲穂という植物の成長を観察することだけに終わった
苦いバケツ作りの思い出があります。

 田おこし→苗床づくり→田植え→除草→水やり→稲刈りという
農作業への実感が持てたり、勤労やその報酬に対しての意識を育てたりするという
欲張った目標を立てると時間数が足りなくなったり、

授業って難しいね(笑)

蛇足ながら、稲刈りの後の田んぼの観察も大事ですよ。

 「いい田は切った後から、もう一度生えてくる」っていう
お百姓さんの言葉を聞いたことがあります。
「なぜか」っていうことを考えさせることから
「食の安全」まで持って行けたら1時間の授業になりますよね。

 あなたが「ただバケツで稲を育てて枯らしてしまった」だけでないことを祈っています。
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