おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

とりあえず研究会がはじまりました。

2012-07-08 23:03:29 | Weblog
昨日のカンファレンス時に
UDが話題になりましたね。

私の勤務する街では平成17年(2005)に学校UD化構想を立ち上げ、
学校UD化宣言を行っています。

市町におけるUDの規定を確認する必要があります
(教育の場におけるUDのとらえ方は、基本的に市や町の規定に沿って考えることが大切です。
各学校において自分たちで考える必要があると思います。)

私の勤務する市では
①学校における UDとは児童生徒一人ひとりの人間性を尊重した学習環境を含む学校環境作りを学校における UDと呼ぶ。としています。
あなたの勤務する市の場合
授業に焦点化していくのなら
①教科学習における UDとは児童生徒一人ひとりの人間性を尊重した学習環境を含む授業作りを教科学習における UDと呼ぶ。という風な前提が必要だと思います。

次にUD策定のポイントを「人間力」として4点明示しています。
②学校における UDの策定にあたり「人間力」をキーワードとして以下の4点を重点的に取り組む
 1)「自立した個人」と人権の尊重
2) 職業観の育成
3) 「国際化」への対応 英語教育と異文化理解と共生
4) 「技術革新」への対応 基礎基本としてのICT活用

あなたの勤務する学校だけのポイントを絞るなら1) 2) 4) あたりを中心にしたらいいですね。

③最後にもう少し具体的な要素を示すことが必要だと考え
5点の「学校のUD化の要素」を示してあります。

1)空間的UD化 快適で安全な学校空間の創造
2)情報化的UD化  ICTの利活用、コミュニケーションツールとしての活用 
3)時間的 UD化 時間の有効活用と見直し 
4)経済的 UD化 費用対効果の検証と適正価格でのモノ・サービスの提供
5)心理的 UD化 学校生活にゆとりをもたらし、児童生徒・教職員のストレスを軽減する取り組み

これをあなたの求める「教科学習のUD化の要素」としてとらえるなら

1)空間的UD化  掲示物 机配置の工夫 
2)情報化的UD化  ICTの利活用、プレゼンの工夫  電子黒板の活用
3)時間的 UD化 指導過程の見直しと話し合い活動の時間確保 
4)経済的 UD化 UD教材の工夫 市販UD教具の活用
5)心理的 UD化  発問の工夫

こうした方向が特別支援教育においても
実現できないだろうかという論議を
年齢層の壁や職域の壁を越えて行うのが
今後の研究会の中身になると思うのです。
 
コメント
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