おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

学力の向上とコンピュータ利用

2006-03-23 07:15:01 | Weblog
この課題については、「脳の働き」と結びついて、
何やら流行のような様を呈していますが、
どのようなソフトを誰が使うのかと云うことを明確にした上での
「学力の向上と結びつくかどうか」についての検証は
まだまだ充分になされているとは思えません。

そのソフトを児童や生徒が使ったかどうかと云うことだけの
科学的な検証は結構行われているようですが
本当にそう感じている教師がどれだけいるかという問題が残っているような気がします。

教師自身のスキルの問題も当然あるわけですが、
やっぱり「このソフトを授業で使ったら本当に成績が上がった」という実感を
教師がもてるかどうかが大事ですよね。

使い方としてもIT機器が教師の代わりに授業をしてくれるわけでもなく、
単に教具の一つにすぎないわけですし、
要するに教師の使い方一つで決まってしまうものだとは思うのですが・・。

ただ学習に対する意欲が醸成されたり、
単調な反復練習をより意欲的に取り組むための仕掛けには
とても役に立つ道具だと思います。

子ども達にとっても「学力の向上と結びつくかどうか」は
結構気になるはずだし、興味だけでは成績に結びつかないことを一番知っているのは
こども達自身だと思います。

実は「学力向上のためのITの活用」これは、かなり難しい問題だと認識しています。
結局のところ教師が個々の事例に丁寧に向き合うことでしか、
打開できないということだと感じています。

デジタルコンテンツは、教育現場においては、
微々たるところのサポートになるかと思いますが、
それでもあるのとないのとでは大違いのように思いますので、
地道に作っていくしかないのかもしれません。

コメント
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