壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

『火車』(宮部みゆき)を観る

2011年11月08日 | みる

テレビドラマ『火車』(宮部みゆき原作)を観ました。非常に良くできた、素晴らしいドラマでした。あらすじは、適当なサイトをご参照ください。

(よく出来ている点)
・哀しさ。薄幸の美女。身寄りが少ない。戸籍を求める点は『砂の器』に共通する。
・男の友情。冷静な主人公刑事と、少しおっちょこちょいな相棒刑事。
・家庭。刑事という仕事だけでなく、家庭を持ち込む。
・広告表現の王道「3B(動物、子ども、美女)」に忠実。捨て犬と文鳥、刑事の子どもが殺伐とした事件に温かさを添える。薄幸の美女を加えれば、3B完成。
・時代背景を借景とする。南海ホークスがダイエーへなど。

(弱点)
・偶然入った東京のカメラ屋に、大阪球場を知る大阪弁の店員がいるご都合主義。
・小学校の校庭に死体を埋める不自然さ。

明日(9日)は、テレビ東京の水ミスで松本清張をします。楽しみです。


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