ソプラノ歌手 中川美和のブログ

ソプラノ歌手 中川美和のブログ

寄付のご報告。と、猫ストラップ。

2011-10-13 22:40:17 | コンサートのご案内&ご報告
ちょっと、ご報告させて頂きますね。

先日の『ぷち・ぷち・コンサート』はチャリティーコンサートとさせていただきました。
皆様から頂戴したチケット代は、実費をのぞき全額を、先日の大震災で親を亡くした子供たちの為に寄付させていただきました。

当日は、都合が合わずに行かれないけれど…と、わざわざ寄付金をお送り下さった方、チケット代よりたくさんのお金をご寄付下さった方、また、お借りした会場の、アトリウム・ミューズ様からもご寄付を頂きました。
ありがとうございました!

2日間のコンサートで、合わせて18万円を「あしなが育英会」に寄付させていただく事ができました
これだけの金額を自分一人ではとても集めることはできませんでした。本当に皆さまのおかげです。
ここに、お礼とご報告を申し上げます。

私は三月の震災の時には、ドイツにいたため、色々と思う事がありました。地震や津波だけじゃなく、原発の問題。外国にいるからこそ聞こえてくる情報もあり、そうでないものもありました。

そして、以前から子供に関係する施設や団体に何か出来ないかなあ、という気持ちがありまして。それと震災の事が相俟って、今回、あしなが育英会に寄付させて頂こうと思いました。
あしなが育英会のホームページです。→ ここをクリック


ちょっと重くなっちゃったかな
少しリラックス。

その、『ぷち・ぷち・コンサート』の時にY子おばちゃまから頂いたストラップ。

じゃん


うちの猫がモデル
フェルト細工のストラップなの~。

しかし、これ何がすごいって、うちの猫の鼻の左かわにある、シミのような柄まで再現しているの。このリアルさの追求…





…え、本物がストラップほど可愛くないって?
いや!これは子猫のころをモデルにしたのよ!だからこんなにかわいいのよ!
いま現在の本物は…ごにょごにょ…いや、それなりにかわいいと…飼い主は思ってますよ、うん…




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本番後は

2011-10-10 01:24:42 | 普段のこと
先日の二度目の本番後、脱け殻のようになっていたみわきちです。
うーん、こないだの本番終わってから1週間経ったのか……

もう1ヶ月くらい経ってる気がする。(←気のせい)

そんな中、ここ数日、ちょっとした手続きがありまして、少しバタバタしてました
それが何なのか、いずれお知らせしますが、今はまだナイショ。(^ω^)v
しかし、つい嬉しくて

こうして書いてしまっては、それじゃ内緒の意味ないけどね(笑)
少し先になるとは思いますが、皆様にお知らせしますね。


しかしそれにしても、初めての携帯からの更新なので、何か普段と文章の勝手が違うわ……
どうも私は、パソコンに向かわないと、文章書くモードにならない。
携帯でブログ書いても、何かメール打ってる感じです。
長い文章は書けないなあ。

そんな訳で、今回はこの辺で~

……ああやっぱりパソコンで書きたい……
携帯メールは大好きだけど、長い文章は絶対パソコンだ……泣




ぷち・ぷち・コンサートご報告~

2011-10-07 09:20:29 | コンサートのご案内&ご報告
さて、コンサートの詳細のご報告。前回の日記を見て頂けるとわかると思いますが。
よく考えるとこのプログラム、「ぷち・ぷちコンサート」とか言ってますけど、普通にリサイタルではないですか…。
何でこう、私は毎回自分の首をしめて…orz

ちなみに当日のプログラムは、前回の日記をご覧くださいましね。→ こちらをクリック

プログラムを考えた時、二部はオペラ中心で、と決めていたのですが、一部で悩みましてね。
いま私はミュンヘンにいるから、ドイツ歌曲でもよかったけど、好きなのがいいなぁ~…と思って、結局、一部はなつかしい日本の歌を中心にプログラムしました。

昔、児童合唱団にいたからですかねえ、童謡や唱歌が好きなんですよね。いわゆる日本歌曲とも違う感じで。
テレビ見てて、うたのおねえさんとか歌ってると、ずっと見ちゃうんですよね~。
ただ、こういう曲は皆さま御存じなので、かなりドキドキでした…


で、コンサートの最初の曲はフォスターの「夢路より」で始めさせていただきました。日本の作曲家じゃないけど、日本語で知られているしね。



いくつかの曲は、曲をアレンジをして歌ったりもしました。編曲はピアニストの田中健さんにお願いして。
「しゃぼん玉」は原曲の内容を生かして哀しい感じの曲調に。

「毬と殿様」は、ノリ良く、ジャズっぽい感じにアレンジしてもらったのですが。
田中さんは即興の演奏が得意なので、この曲は一緒に練習するたび、毎回田中さんのピアノが違って、すっっっごく、楽しかったです!!
スリリングだけど、その分感覚と呼吸が命で。それが本当に、何度やっても、緊張感あるけど、むちゃくちゃ面白かった~
田中さん、ああいうの、またやろうよー!


でも基本はやはり、「なつかしい日本のうた」なので、どの曲も普通に歌ってましたよ
だからどちらかというと、しっとりした雰囲気のものが多かったですね。

なので、時々小ネタもはさみました。それが、「鉄道唱歌 ~山手線~」。ウケて良かった(笑)


「♪ 出発進行~!!」 車掌さん帽子。

そんななつかしい日本の歌が終わったら、休憩をはさんで、二部はクラシック。
クラシックは『Mein Nachbar Mozart !』というタイトルを付けて、やっぱり大好きなモーツァルト中心。

ちなみに一日目と二日目で、少しプログラムを変えました。
9月25日は「劇場支配人」からジルバークラングのアリア、『素敵なあなた!』を歌いましたが、10月1日はその代わりに、「フィガロの結婚」から四幕、スザンナのアリア・ウィーン再演版『あなたを愛するこの胸に』。

私はこの曲は、ツェルビネッタと同じくらい大好きな曲。
華やかで、オーケストラも素晴らしくて、これを作ってもらった歌手は、モーツァルトに愛されていたんだろうな~、と思わせる曲です。


…なのに、「エロい」と言われた、スザンナ・ウィーン版。(`Д´)エロいんじゃない、大人の色気だ!(笑)

…しかしこの本番が終わってから、本番を録画したものを見返してみたら、確かに何か、 エロい感じ 官能的な感じに歌っていた…
…二年前、川口リリアのリサイタルでこの曲を初めて歌った時はすごくさわやかに歌ってたのにな。
(ビデオページに動画がありますよ。こちらをクリックして~リリア・
歌の花束を見て下さいね~)音楽って変わるのね。

本番が終わってから、後日、田中さんが「そういう風に仕上げたつもりもなかったけどね。2人とも大人になったのかな」
と話してたんですけど。

…よく考えると、私ら、リリアの時すでに30歳だった…
…充分に大人ですけど…
いや!歌い手の中では一応若手だ!私まだギリギリ31歳だし(笑)


で、そんな大人な田中さんには(笑)、二部ではモーツァルトつながりで『魔笛』からパパゲーノのアリアと、きらきら星変奏曲を弾いてもらいました。


田中健さん、十八番~☆ きらきら星変奏曲です。

そんな感じで、ずーっとモーツァルトが続いたけれど、今回の最後のプログラムはR・シュトラウス。
オペラ『ナクソス島のアリアドネ』からツェルビネッタのアリア、「偉大なる王女様」でした。
『ナクソス島のアリアドネ』は、私の一番大好きなオペラです。

そんなわけで、ツェルビネッタを歌わせて頂きましたが、普通にやってもなんなので。
ちょっと演出をしてみました。着替えて現代風~。

デニムにピンクのカットソーで。


自由に動きたかったし、ドレスから出てくる雰囲気に頼らず、音楽だけで伝えられるかどうか、チャレンジしたかったんです。
そして、トークでも言いましたが、ソプラノ歌手としてではなく、自分自身として、この歌を歌ってみたかったので、この格好になりました。
とは言っても、歌っていると、やっぱりツェルビネッタになってしまうんだけどね…

高音は何故かイナバウアー。



嘘泣きもするのよ~。


これが最後の曲でした。大好きな曲で、本当に楽しかったなー
そしてアンコールは皆さま御存じ、「埴生の宿」でした。クラシックから、また日本のなつかしい歌に戻って終わり。終わりは、ほのぼのとね

初めての、この会場での本番。そして初めての二回公演。
コンサート会場としてのお客様の収容人数は、30名という小さな会場でした。
それゆえに目の前に、お客様がいる。顔を見れば皆がわかる。そしてやはり怖かったです。
それは大きな会場だってそうでしょうけど…でも、本当にごまかしがきかない。怖い。本当に怖かったです。
でも、歌い出して、目が合えばにっこりと笑ってくださって、それでどれだけ歌いやすくなったか。
一部の最初から、あたたかい空気に包まれて、本当に幸せでした。その空気で、トークの内容も、その場で変えたりして。

今回は、本当にお客様と作り上げたコンサートだと思っています。それは、あのサイズの会場でなければ、おそらく出来ない事で。大きな会場では無理だった事だと思っています。
いらして下さった皆さまお一人お一人に、お礼を言いたいです。もしも楽しんでいただけたのなら、それはお客様自身にも協力して作って頂いた時間でした。

私も本当に楽しかった。

またやりたいな。

やれるかな。

やれたらいいなあ。

またお客様と、あの時間と空間を共有したいです。


☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆
そして、終演後の出演者2人。
田中さんがかぶってるのは、私が鉄道唱歌で使った帽子。実はかぶりたかったのよね(笑)
私は本番の後で、目がうつろだ…(笑)




皆さま、いらして頂いて、本当にありがとうございました!
またお会いできる日を楽しみにしています!!





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ありがとうございました!

2011-10-02 11:56:23 | コンサートのご案内&ご報告
ぷち・ぷち・コンサート」、終わりました~!
コンサートの詳細は、写真つきでまた次の日記で詳しく報告します~。
写真取り込むの、時間かかるので もう少し待って下さいな。
とりあえず、お礼だけでも言わせて下さいませ!

いらして下さった皆さま、ありがとうございました~

…何かえらそうなポージングの私…orz
私と違って(笑)礼儀正しいポージングな、ピアニストの田中健さん(左)。
改めて、出演者2人より、お客様皆さまにお礼申し上げます。

今回は、小さな会場ではありましたが、皆さまとの距離が近い分、反応も手に取るように分かり、本番ではそれに緊張しつつも、けれど何より楽しい事でした。
前の日記でも書きましたが。
お客様たちのお気持があたたかく、私たちにとって会場全体がすごく演奏しやすい雰囲気になっていたんですね。そのおかげで、私たちは本当に楽しく、リラックスした気持ちで演奏する事が出来ました。
無事に今回の本番が終わったのは、お客様のお気持があってこそでした。
ありがとうございます!

そして、当日のプログラムはこちら。
第一部は日本のなつかしい歌を中心で。第二部はクラシックのみで構成させて頂きました。


第一部<なつかしい 歌・唄・うた>

「夢路より」
「椰子の実」
「夏の思い出」 ~ピアノ独奏~
「しゃぼん玉」
「七つの子」
「鉄道唱歌~山手線~」
(『 ゆうがたクインテット』)より
「みかんの花咲く丘」 ~ピアノ独奏~
「夜店の歌」
「毬と殿様」
「幻想曲・さくらさくら」 ~ピアノ独奏~
「十五夜お月さん」
「赤とんぼ」


第二部<あなたの隣のモーツァルト>
Mein Nachbar Mozart!

☆コンサートアリア
「私の感謝を受け取って、優しいあなたたち」
Nehmt meinen Dank, ihr holden Goenner!


"Le nozze di Figaro" オペラ『フィガロの結婚』より
☆Deh,vieni non tardar ~恋人よ、早くここへ~

"Die Schauspieldirektor" オペラ『劇場支配人』より
☆Bester Juengling! ~素敵なあなた!~(9月25日)

"Le nozze di Figaro" オペラ『フィガロの結婚』より ウィーン再演版
☆Al desio di chi t'adora ~あなたを愛するこの胸に~(10月1日)

"Die Zauberfloete" オペラ『魔笛』より
★「おいらは鳥さし」ピアノ独奏
☆Ach,ich fuehl's ~ああ、私にはわかる~


★「きらきら星変奏曲」ピアノ独奏

R.シュトラウス作曲 
"Ariadne auf Naxos" オペラ『ナクソス島のアリアドネ』より
☆Grossmaechtige Prinzessin ~偉大なる王女様~

☆アンコール
埴生の宿


ちなみに二部は、アンコールと「偉大なる王女様」以外はすべてモーツァルトの作品です。

では、コンサートの雰囲気などなどは、次の日記で~





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