ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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「こうもり」やります♪

2012-02-12 21:50:54 | 歌のこと
前回の日記に書いた、もう一つの年内のお仕事の件。

実は、ず~~っと演りたかった、
J・シュトラウス「こうもり」 の、アデーレ
を、演らせて頂ける事になりました
私がいつも言っている事ですが、オペラを一本やらせて頂ける機会は、なかなかないので、本当に本当に

うれしーっっっっ!!

詳細は、もう少ししてからのお知らせになりますが、九月下旬頃の予定です。
またここでお知らせしますので、このブログをちょこちょこチェックしてね
いつもお知らせをお送りしている方には、もちろん郵送でご案内させて頂きますね~

それにしても、オペラに出演するには、お仕事としてお話を頂く事もない訳ではありませんが、基本はとにかく、オーディションオーディションオーディション。
私の先生、Y先生の名言は「百回受けて一回入れば、その人は、幸運
…ハイ…

そんなこんなで、ずーっと、受けては落ちのオーディションですが。
不思議なもので、こうして今回のように通して頂けると、その何倍もの回数、オーディションに落ちていたショックが、一瞬で吹っ飛びます
…私が単純なのか?(笑)

明るくってちゃっかりしてて、いたずらっぽくて、走り回るアデーレ。
彼女は、学生の頃からずっとやりたかった役だからうれしいなぁ~

親しい友人たちからは、
「ぴったりだと思う」
「きっと上手だよね」

から始まり、
「さぞや頭のおかしいアデーレになるだろう
「笑いの演技にノリノリになって、歌うの忘れないでね~(´∀`)ノシ」
などと、激励の言葉を頂いております。
……励ましてるのか?(笑)

ちなみに、「こうもり」の、あらすじや概要はこんな感じ → ♪ ここをクリック ♪

オペラとも一味違い、オペラとミュージカルのちょうど中間に位置するオペレッタ。セリフもたくさんあって普通の舞台のような演技がすごく多くなりますが、それもまた、楽しみ
とにかく明るく楽しく、笑いを巻き起こせるような元気いっぱいのアデーレを演じたいです。

アデーレが歌う二曲のアリアはもう歌えるので、あとは重唱をしっかり体に入れるよう練習していきたいと思います。
…あ、7月のリサイタルでも歌いますよ、アデーレのアリア♪

年末年始だけのつもりが、いくつかオーデイションを受けたり、リサイタルの準備も色々あって、長くなってしまった今回の日本滞在でしたが、今週ドイツに帰ります。
最近ネットがうまくつながらない事が多いので、もしかしたら更新がしばらく出来なくなるかも知れませんが、心配しないでくださいね。

ミュンヘン寒いだろうなあ…




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リサイタル・詳細いろいろ。

2012-02-08 23:56:12 | 歌のこと
こんにちは。
ええ、今、私はどこにいるのか、とたびたびきかれるのですが、すみません(笑)まだ日本におりますです。
でももう来週にはドイツに帰ります~。

そんな中、リサイタルの詳細がほぼ決まりました~
チラシも来月には出来上がりますので、そうしたらまた、いつもコンサートのご案内をお送りしている皆さまのお手元には、お知らせがいくかと思います。

それからそれから、本当にうれしくて幸せな事に 年内のお仕事、もう一つ決まりました。
まだあまり詳しくはお知らせできないのですが、すっごいうれしいので次の日記でご報告します~

でもまずは、リサイタルのお知らせね。
前述のように、チラシもまだですが(笑)、お申し込みはもう、じゃんじゃん受け付けております!!

「行こうかしら、どうしようかしら…」とか
「申し込むのは、まだ早いかも」とか

迷ってらっしゃるそこのアナタ!!
決してまだ早くありません!
迷う事はありません!
内容的にも、損はさせません!…たぶん。←ダメじゃん…

いや、なかなか、この規模でリサイタルをできる事はめったにないので、本当に気合入っております。
見せ場たっぷりです。見せ場だらけです。

もちろん私だけでなく、ピアニストの田中健さんも、伴奏だけでなく、見せ場ばっちりです
正直言って、田中さん、よくこのプログラムを引き受けてくれたな、と頼んだ私が思うような曲目ばかりです。
しかし私も負けません。大好きな曲、てんこ盛りです。ドイツ系のものが多いですが、決してドイツ系の歌だけでもありませんよ。
ドイツでの二年間の勉強の成果をお見せできれば、と思っていますが、お客様に楽しんでいただくのが、何より一番。
その点、歌とピアノ、ダブルでとにかく楽しんで頂けると思います。

…しかし、こうしてハードルをガンガン上げていられるのも、まだ時間も、精神的にも余裕のある今のうちだけなので、思いっきり売りこんでおきます(笑)
直前になったら、ええ、もうピリピリしちゃって…
こんな事、口が裂けても言えないでしょうからねえ…(遠い目)

さあさあどうぞ、お申し込み下さいませませ
おひとり様から大歓迎です
もちろん、おひとり様じゃなくても大歓迎です

お手元にチケットをお送りするのはチラシが出来てからなので、まだもう少し先になりますが、今のうちならば、お申込みいただいた方は必ずチケットをご用意しておきますのでご心配なく。

では、以下がリサイタルの詳細です~。


ソプラノ中川美和 ・ 帰国リサイタル

7月26日(木) 開演19時(開場18時30分)

東京オペラシティ・リサイタルホール
全席自由 : 一般 4000円 / 学生 2000円

【主 催】アンダンテ企画
【後 援】公益財団法人 東京二期会、桐朋学園音楽部門同窓会、中川美和後援会


【演奏予定曲目】

ハイドン/歌劇《騎士オルランド》より
「行かないで、私の美しい灯火よ」

J・シュトラウス/喜歌劇《こうもり》より
     「田舎娘を演じる時は」

モーツァルト/歌劇《魔笛》より
     「ああ私にはわかる、全ては消え」

R・シュトラウス/歌劇《ナクソス島のアリアドネ》より
     「偉大なる王女様」 


ほか


【出演者】中川美和(ソプラノ) 田中健(ピアノ)


【チケットのお申込み・お問い合わせ】
お電話か、メールにて、「お名前ご住所お電話ご希望枚数」を、
下記までお願い致します。

「アンダンテ企画」 電話 080-2553-5670
           メール andante-ticket-nakagawamiwa@docomo.ne.jp

または、こちらのお問い合わせフォームから、お申し込み下さいね。
お問い合わせフォームは、ここをクリック。

皆さんのお申し込み、お待ちしてます~


…これからたびたび宣伝しますよ、このリサイタルは…(笑)




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うふふふふふふ♪

2012-02-06 23:23:25 | 歌のこと
うふふふ。
うふふふふふふ。
うふふふふふふふふふふ。

まあ聞いてくれ。
…いや、聞いて下さい。

学生の頃から、ずーっと憧れていた先生に、
ツェルビネッタをきいて頂きました~!

ムヒョ~(/´∀`)/

いやもー、本当にラッキーでした。ツェルビネッタ歌いの先生に、ツェルビネッタをきいて頂けるなんて、何て幸せなんだろう!!

そもそも、先生というより、学生の頃からふつーにCDを聴きまくっていた憧れの歌い手さんだったから。普通に歌ってるのを聴くだけで幸せだったんだよね。
その先生のCDも、散々聴きすぎていたので、いまや、CDのケースはとっくに破壊されているし。(←入れ替えろよ…)

なのになのに、まさか自分がその先生にツェルビネッタをきいていただける時がくるなんて…!
人生こんなことってあるのね。

神様ありがとう。
もう死んでもいいです。いや死にたくないけど。

ちなみに、先生の前でツェルビネッタ歌ってる時はというと、緊張のあまり頭痛はしてくるし、時々記憶はとぶし(笑)

でもでも。先生が教えて下さった、ツェルビネッタの役柄の解釈も楽しくて。
オーケストラの事とか、カデンツァの事、色んなアドバイスが、もう何もかも楽しくて。

興奮しまくって、帰宅するまでの寒い道のりもなんのその。ほとんどスキップしながら帰った感じで。(ほぼ事実)
その夜は、明け方まで眠れなくて、目が覚めた時も、
「…むにゃむにゃ…Grossmaechtige Prinzessin…(←ツェルビネッタのアリアの歌い出しの歌詞)むにゃむにゃ…」

と言っていた、自分がいた。
嘘のような本当の話。 笑

それから数日、ふと気付くと、曲の前半のしゃべりの部分をブツブツ言ってる自分がいる。
楽しかったなあ。
楽しいなあ。

こういう事があるから、人生は楽しいっすね!
また聴いて頂けるといいなー

……こんな事を書いていますが、明日はオーディションだ。
全然地に足がついていない。
がんばらねば。(笑)




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焼き栗の思い出

2012-02-03 11:20:40 | 普段のこと
…今ミュンヘンがマイナス12℃てマジですか…

寒くなると思い出す。
焼き栗の思い出。

去年、冬の頃ですね…たぶん二月くらいだと思うんですけど。
毎日普通に雪が降っていましてね。東京育ちの私にはいつものように超寒いある日…語学学校の帰りだったか、なんか用足しに行った帰りだったか…

とにかく、一瞬寄り道をしたんですよ。
「ま、雪は降ってるけど、私は歩いてるわけだし、このくらいの寄り道、何てことないだろう」

みたいな大いなる勘違いをしながら。(雪の中って、動かないでいると、寒さ倍増するんです。歩いてると結構マシ。)

五分後。

…何この吹雪。



画像は当時のものとは違いますが、イメージしやすくするために、のせてみました。
で、その時の雪は、これの何倍もの勢いでした。

…ていうか、これはクリスマスマーケット時期の画像ですからね、この時より、すごい雪だったんですよ、本当に!! 12月なんて全然寒くないしーっっっ(`Д´)

歩いているのに、なんか、足はスコップのように雪をかきわけてるような状態で。
自分の毛糸の帽子にも、目玉にもぶつかってくる雪。ゆきゆきゆき。

もう気分は八甲田山。
ちょっと!
隊長!隊長!雪があぁぁぁ…

そんな状況だったので、少しでも体をあたためたかったんですけど…こういう時、あったかくしたい時に飲む、Gluehwein(ホットワイン)のスタンドがなかったんですよ。まあ、あれは割と季節ものだしね…

で。

寒いよーう
寒いよーう…
と、普段は近いはずの最寄駅まで、えっさかえっさか、と雪をかきわけて歩いていく。

……最寄駅が遠い……全然たどりつかない……orz

隊長!目的地が見えません!
ああ、天は我を見捨てたもうたか!!


…なんて、気を紛らわすために脳内で、ひとり八甲田山ごっこをやりながら、雪山ナメちゃいかんなあ、とか思いつつ(雪山じゃないし)。
何だか方向を軽く見失いながら、必死で歩いてました。
(これは方向音痴なんじゃなく、周りが真っ白で似たような風景に見えちゃうんで、どっちに進んでるのかわかんなくなっちゃうの。)


…そんな中でも、地元のミュンヘンっ子は普通に笑顔で歩いてるんですけどね…この人たち、寒さを感じる感覚が切れてるんじゃないの…
なんて内心思いながら、私の気持ちはマッチ売りの少女。…アラサーだけど。

寒いよーう
寒いよーう…

と駅近くまで歩いて行くと、そこに見えたのが、

「焼き栗屋」さん @Sendlinger Tor駅。



焼き栗屋さん。(heisse maroni

さて、焼き栗屋さんというのは。
焼いた栗に、皮に切れ目を入れて、円錐型の紙の入れ物に入れて渡してくれる。すぐさめちゃうけど、小腹がすいた時によく食べます。ちょっと私が焼き栗の画像持ってないので、『ドイツ 焼き栗』で検索をかけると、画像が出てくると思います。

秋くらいから、スタンドが立とはじめましてね。クリスマスマルクト、とかそういうとこではかえってあまり見かけないけど、少し寒くなったころから、街中でちらほら見かける気がする。日本の焼き芋屋さんの、もっとお手軽版て感じかな。

冬真っ盛りもあるよー。

スタンドの形態はそれぞれでして、この写真はずいぶんしっかりした、家バージョンですな。もっと、ただの屋台ぽい感じのものの方が多いかなー。

で、話戻しましょう。

とにかく、マッチ売りの少女状態の私は、とにかくあったかいものが食べたくて。ていうか、あったかいものに、触れたくて。

焼き栗屋さんに
「すみませぇ~ん…焼き栗ひとつ~…」
と助けを求めたんですが。

お金を払おうと、財布から小銭を出そうと思って、手袋をとったら。

手が寒さのあまり、真っ赤。いやーん…
おまけにかじかんでいて、全然思い通りに動かない。冷えきってて、感覚ないの!!

ていうか、焼き栗スタンドのおばちゃんなんて、ずっと外に立ってるわけだから、ものすごい寒いと思うんですけどね!?しかもその時、吹雪吹きすさぶ中、大道芸の人もいたんですけどね!?
本当によくやりますよね…あんなに寒いのにーっっっ

で、私は震える手で財布から小銭をとるが、かじかんで震えているので、落としてしまう。
小銭on the 雪…

仕方がないから手を伸ばすものの、しかも、手が震えて思い通りに動かないから、取るまでにやたら時間がかかる。幸いというか何と言うか、既にあんまり感覚ないから、雪をさわっても、そこまで冷たくは感じないんだけどね…

何とか小銭を拾ってお会計した後の、焼き栗のあたたかかった事…


私にとっては、焼き栗とは、ほんのりと甘い秋の味…
ではなく。

八甲田山な気持ちにさせてくれる…あんまりいい思い出じゃないわ…(´Д`)


ところで、全然関係ない個人的な感想ですが。

ミュンヘンでは、ヒートテックを着込んでもあんまり効かない気がします。
あれは汗とか、水分的なものをかいて初めてあたたかくなる防寒具のような気がする。だから、北国ではどの程度効果があるのかしら…少なくとも、私はミュンヘンではあまり使ってませんでした。
向こうでは、単なるモコモコとした、昔ながらのいわゆる防寒具の方が効く気がするなあ。

この数日、気温の低い東京にいて、ふと思いを馳せましたです。
何だかんだ言っても、東京はヒートテック着たらあったかいんだもんなあー、道理でまだ私元気なんだわー、と思った。

でも、寝る時に湯たんぽは手放せないけどね。(ドイツでも湯たんぽは必需品。)





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