ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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テレプシコーラ

2009-03-31 01:34:56 | 普段のこと

わーいわーい!!
久しぶりに本屋をのぞいたら、大好きなマンガの新刊が出ていました~!!!




「テレプシコーラ」というバレエ漫画です。もーう、これ好きで好きで大好きで!
私は「アラベスク」よりこっちのが好きです。一部の終わりにはびっくりさせられました・・・

山岸涼子の漫画は好きで、結構読んでるんですけど、時々怖すぎて、本棚に置いておくのも怖いというものがいくつかあります・・・

でも、このバレエマンガにはそういう怖さはないので安心して読めます
あ、バレエのこういうとこって歌と似ているわ~、と感情移入したりして。

この2か月頑張ったから、自分へのご褒美だわ・・・と、これからねっちりねっちり、読むことにします。
あーうれしい




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ストレッチとマッサージ

2009-03-29 21:04:42 | 体のこと
マッサージに出かけました。
この1週間も、結構しんどかったので・・・

大変悲しい事に、先日、十年以上通っていた行きつけのマッサージ屋が閉店してしまい。仕方なく、自宅の目と鼻の先にあるマッサージ屋に初めて行ってみる事にしました。

これがどうだったかと言いますと、

もーう大当たり!!

整体やマッサージは、体を預ける分、やっぱり口コミが一番良いのです。マッサージがうまくない、とかそのくらいなら良いですけれど、身体を変な風にねじられたり・・・で、何かあったら?と考えたら・・・それだけで怖いですもの
しかし、そのマッサージ屋は激戦区の私の地元で、もう何年も営業を続けていて、子供が入っていくのも時々見かけていました。なので、まあ怖い事はなかろう、と思って、思い切って入ってみました。

そして大当たり~!!!
だったわけです。

何が良いって、ストレッチまでやってくれるんです!

そう、ストレッチ。私にとってはストレッチがとても大事なんです・・・
私はダンスをやってたわけでもないのですが、異様に身体がやわらかく、自分でできるストレッチでは、あまり体がほぐれないんです。生まれつき関節が異常に柔らかいというか、ゆるいらしいです。でも歌う前には、体をほぐしたくてよくストレッチをしているんですけど、何だか物足りない・・・

だから中川さんって筋肉がつきにくいんですよね、と、教えてくれたのは通っているジムのトレーナーさん。
でもね、と目を輝かせて言うには、
「こういう人が筋肉つけると(それには恐ろしいトレーニングが必要らしいです・・・)、もうすごいんですよ!?筋肉の柔軟性は努力でつくんですけど、関節の柔軟性だけは、生まれつきなんです!ダンサーとかだったらすごく有利なのに!!あー、中川さん、いいなあ~

と、羨ましがられたりもしています。
でもあたし、ダンサーでもアスリートでもないから、
これこそまさに、無用の長物・・・

そして、そのジムには格闘技の人とかも来ているので、そういう方にはかなり羨ましがられたりしています。
キックの種類で、ハイキックというものがあるそうなんですが。
相手の顔辺りに入れるキックらしいです。遠心力が入るから、相手にダメージがかなりかかるらしいです。格闘技では是非使いたい技らしいのですが、これは柔軟性が必要になるらしいんですね。そりゃそうです、相手の顔に自分のかかとが届かなくてはいけないんですから。

因みに試しにやってみたらできました、ハイキック。

でもあたし、格闘技の選手じゃないし。

ほんとーに、無用の長物・・・


せめて10代前半のときに知っていたら、スポーツやダンスをやったのかもしれませんが、堂々たるアラサーが今更アスリートやっても・・・

話がそれてしまいましたが

だからジムに行くたび、ストレッチをトレーナーさんに手伝ってもらっているのですが、あくまでそれは五分くらい。

それが、このマッサージ屋さんではほぐれるまでやってくれる・・・!

ああっ、夢みたい!!

股関節のあたりなんて、自分一人じゃ絶対にほぐせないんですが、一番固まってる感じがして気になっていたところを、

ぅひいいいいいいいいいぃぃ

と、おもわず悲鳴をあげてしまうくらい、しっかりと、そりゃもう痛くて痛くて、痛~~いストレッチをかましてくれました。

でもおかげで、終わった時はマッサージだけではこんなにほぐれないぞ~、というくらい身体がゆるんでいました。

幸せ~

新しい行きつけのマッサージ屋も見つけたし

これから一週間もがんばれそうです♪




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重い楽譜

2009-03-27 20:47:26 | 歌のこと
ここのとこ、レッスンやらお稽古やらで、次のオペラ公演「ドンジョパンニ」のスコアを持ち歩く毎日。

オペラのスコアは一冊でも結構重さがあるので、キャリーバッグに入れてゴロゴロと移動しています。だってそっちの方が身体が楽なんだもの・・・

スコア楽譜は二種類あり、ペータースとベーレンライターという、二つの出版社から出ています。
普通の本の出版社の感覚で言うなら、例えば講談社と新潮社、といった大手出版社 と思っていただければ早いと思います。

さて、この両者の差は、出版社が違うというだけでなく、ベーレンライターの方が最近発見されたモーツァルトの新資料に基づいて作られているので、同じオペラの楽譜でも、書かれている音はかなり違っています。
なので、最近では、モーツァルトの場合、ベーレンで…と指定されることが多くなりました。
私がレッスンしていただいているコレぺティの先生は、私が持っているのがペータースなので、ベーレンじゃないとちょっとイラっとされるみたいです・・・いやいや、申し訳ないです。

ですが、この二種類の楽譜にはもう一つ、大きな違いが。

ペータースはペーパーバック。表紙がペラペラなんですね。
そして、ベーレンライターはハードカバーの場合が多いです。

なので、私にとっては、


「軽いけどすぐボロボロになっちゃう方」(ペータース)



「重いけど頑丈な方」(ベーレンライター)

の二択。

さて、私が持っているドンジョパの楽譜はペータースなので、レッスンで使った後は、ぽいっとキャリーに突っ込んで、帰る・・・
という事を繰り返していたら、あっという間にまず背表紙が外れました

背表紙がとれたのは、まだ音楽稽古が始まったばかりの頃。

今、背表紙はおろか、何か全体に、ヨレっとして、悲しい状態になりかかっています・・・修理したのに・・・

やっぱりベーレンにしとけばよかったかな・・・あれは頑丈で、ちょっとやそっとでは破れませんからねえ・・・
でも重いんだよなあ・・・

なんて思っていたら、昨日、マゼット役のSさんが、ふつーの鞄に、「コシファントゥッテ」と「ドンジョバンニ」のスコア、両方入れてお稽古に来ていた・・・
しかも両方ベーレン。

重くないの~???




青いのがベーレン、黄色がペータースです。

因みに今、それぞれを計ってみたのですが(ドンジョパンニのスコアね)ペータースが850g、ベーレンが1.5kgありました。

おお、ベーレンはペータースのほぼなのか・・・!

・・・それにしてもわざわざこんな事して、暇ですね、あたし・・・



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オペラの衣装

2009-03-25 14:43:28 | 歌のこと
オペラをやる時、観る側も演じる側も、非常に気になるのが、

衣装

だと思います。

私はあまり経験がないのでわからないのですが、衣装の調達方法は、公演によってさまざまなようです。

今回のドン・ジョバンニの衣装は、基本的には用意していただけることになっていますが、もし自分たちで使えそうなものがあったら持ってきて・・・という感じでやっています。

さてその中で、ひときわ輝いている存在が、ダブルのツェルリーナ役のKさん。
彼女は衣装を作るのが大変上手で。先日のお稽古では、その匠の技の一端を見せつけられました・・・

Kさんがキャリーバッグを開くと、
まあ~、次から次へと出るわ出るわ、さまざまな衣装。

うおおおおお~、と外野から洩れる感嘆の声。

そんな外野を尻目に、真面目に打ち合わせるKさんと演出家さん。

「これはマゼットにどうかと思ったんだけど」
「いや、ちょっと格好良すぎるからオッターヴィオのにしようか・・・」

・・・ゴソゴソ・・・

「これは騎士長でどう?」
「あっいいねっイメージ通りっ」
「じゃあこっちは、このままで続きを作っておくわね」

製作途中というところが、またすごい!!憎い!!Kさんすごいです!本当に天才・・・!


私が演じるツェルリーナの衣裳は、用意していただけることになったのですが、それとは別に、合唱の方たちにに貸し出す衣装も必要になります。私が以前ミュンヘンに行った時に、いつか何かの時に使えるかも~♪と、民族衣装な雰囲気の服を四着ほど買ってきた中から、今回合唱の方たちに二着お貸しする事になりました。

いやあ、うれしいです
やっぱり服は着てもらってナンボですから!

で、その衣装、売られているときから既にフックが壊れていたんですよね・・・
さすがドイツ!

Kさんの匠の技に触発され、とりあえず私にも何かできることはないだろうか・・・!
と、妙に興奮してしまい
色々考えた結果、私がせめて出来そうなのが、その壊れているフックのつけなおし。

・・・いや、お裁縫できないんです・・・


ちなみにその衣装はこんな感じ。



出してきたまんまなのでちょっとヨレっとしてますが
実際に着てみると、体のラインがすっきりと出るんですー。スカート部分ももう少しふくらみます。その上でパニエをはいてほしいなぁ~。そうするともっと可愛くなると思うんですが。


次に、色が目立ち過ぎということで、今回はボツになった衣装。誰かに着てほしかったのですが・・・残念

で、今回はアウトだったその衣装。



こちらも着てみると、スカートがもっとふくらんで可愛いんですよ~

いつか使えると良いな~。

さてさて、そのオペラ、『ドン・ジョパンニ』についてはこちらをクリック
良かったらぜひいらして下さいね~。



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コロラトゥーラのトレーニングメニュー?

2009-03-23 21:12:24 | 歌のこと
ジムに行ってきましたー。本番が続いてバタついていたせいで、このひと月は通うのが一週間に一回ペース。
これだと、筋肉をキープするだけで精一杯・・・
でもそろそろ週二回ペースに戻せそうです。何とか時間を作ってでも、通いたいところ。

何故こんなにこだわるかというと、先日キャンディードを歌っていて気付いたんですが、スタッカートが明らかに、以前よりやりやすくなってたんです~

どうして?ここんとこあまり練習していなかったのに・・・(ダメじゃん

と、思い返してみると、ジムで腹筋の内側(体幹)を鍛えるようになってから、スタッカートがやり易くなったかも・・・
と、トレーナーさんに説明すると、

「持久力をあげるにはもうしばらくかかると思ったんですが、歌のテクニックの瞬発力は思ったより早くついたみたいですね!ふっふっふっ

と、何だかすっごく満足気なトレーナーさん。
トレーナーさんには、歌のことを相談しながらトレーニングメニューを決めてもらってるんですが、効果が出るとやっぱりうれしいみたいです。
スタイルと違って、目に見えて外からはわかりませんからね。

それにしても、確かに、スタッカートはお腹の瞬発力なのかも・・・一秒でどれだけお腹で切る事ができるかー、みたいな。

あ、今気づきましたけど、もしかしたら高音もそうなのかもしれない。
高音を出す一瞬前は、お腹の内側に、ぽんっ、と弾みを入れているような感じがします。
跳び箱の踏み台を一瞬で踏み込むような感じというんでしょうか。それが、お腹の瞬発力って感じがするのですが、どうなのかしら?

もしかしたら、トレーナーさんが私のために組んでくれていたのは、コロラトゥーラ専用のトレーニングメニューなのかも?なんてね~



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