ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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「山田耕筰とその流派」終演しました!

2020-11-25 00:10:00 | コンサートのご案内&ご報告
報告ブログ書いたつもりで放置してました……
そうか、書いたのはSNSの方だった……

今更感すごいですが、
「山田耕筰とその流派」終演しました!!
2回公演はハードではありましたが、楽しい1日でした❤️

素晴らしい方々と御一緒できて、すっごく幸せなひと時でした。
通し稽古からしか、皆さんのプログラムを聞けなかったのが残念😭
本当にどれも魅力のある曲ばかりで、あーもっと聞き込みたかったな〜。
撮影なども入って、関係者の皆様、本当にお世話になりました

また「安寿と厨子王」では、お客様の熱気をリアルに感じる事ができて、幸せでした。
なかなかライブでの演奏が難しい今、こういう空気を感じられる事は少ないので、すごく楽しかった
泣いてるお客様もいらして、母役の久利生さんとガッツポーズ
あの作品は音こそ少々難しいですが、一度入ってしまえばすごく掴みやすい音楽だったので、その方向が間違ってなかったとわかり、嬉しかったなぁ〜。



皆さんと1枚❤️
私は前列右です。「安寿と厨子王」の厨子王姿で、気持ちは藤井聡太くんのコスプレ  笑
かっこいい着物でしょ〜
こんな素敵な着物お借り出来るなんて、もう張り切ってしまうわ
この「安寿と厨子王」という作品はなかなかやる演目ではありませんが、名作!
分かりやすくて、とても良い作品だと思います。
いつかぜひ1本やってみたいなぁ。そんな作品と出会える事ができて、幸せです!

そして、こちらはブルーアイランド演出ならでは。


まさかの女子高生キツネ  笑
父キツネの和田ひできさんと

これは團伊玖磨の「ちゃんちき」。
父狐のおとう(バリトンが演じます)は化けて芸者の「美人」(←美人役はソプラノが演じます)に、子狐のぼうは化けて禿の女の子になる、という話なのですが。
それを分かりやすい演出で、ということで椿姫ドレスの美人と、女子高生姿のぼう、という事になりました。

最初は恥ずかしかったのに、だんだん慣れて平気になってしまった  笑


安寿〜では、母役の久利生悦子さんと。
汚れ役が多かった久利生さんですが、これは美しいドレス姿で
これは「堕ちたる天女」の時の衣装。
山田耕筰は素晴らしいけど難しい!!
でもやはり、日本の音楽の礎を作った人だなぁ、と改めて痛感しました。



監修、そして本番では爆笑トークの青島広志先生と。
関定子先生はじめ、本当に皆様にお世話になり、素晴らしい方々とご一緒できて、本当に夢のようなひと時でした

こちらの「日本オペラの歩み」はシリーズとして、また次があるそうです。
素晴らしいシリーズなので、どうか皆様、ぜひ次回もいらしてくださいね!


そして何より、
いらして下さった皆様、本当に本当にありがとうございました!!

また次のお知らせも致しますので、どうかご無理のない範囲で見て頂けると嬉しいです

通し稽古

2020-11-03 20:34:00 | 歌のこと
今週本番のコンサート
「山田耕筰とその流派」通し稽古でした。
コンサートと言っても、日本オペラから数場面。
なので衣装も3種類、ハロウィンの仮装大会やってる位の勢い😂
ネタバレになるので写真は出せませんが、ちょっと衣装について説明。

1着目は山田耕筰のオペラ「堕ちたる天女」の衣装。
羽衣伝説を元にした作品です。天女な感じ、ということで5年前に買ったアオザイを着てました。
このブログをずっとご覧になってる方はご記憶かもしれませんが、国枝春恵先生のオペラ「走水」の時に使った衣装でして。
古事記の稗田阿礼の衣装なんですよね。
まさかこれを「走水」以外で使う時がくるとは……!!

オペラ歌手やってると、何をどう使うか分からないから、衣装って取っておくと便利〜

しかし5年前に買った衣装だけあって、サイズが本当にギリギリ
歌ってたら端っこのスナップボタン、何度も外れる外れる  笑
買った時はサイズ余裕だったのにねぇ……(遠い目)
5年間で遠い所にきたねぇ……

2着目の衣装は
青島先生の演出により、ギャル風ミニスカという指示でした。というわけで女子高生な衣装を着ておりまして。
うん、実年齢は忘れることに……

この衣装も取っておくと、走水の衣装みたいにまた使う事があるんだろうか  笑
「ちゃんちき」の子狐ぼう が、女の子に変身した姿、という演出です。

3つ目の衣装は
「安寿と厨子王」の厨子王で、素敵なお着物をお借りしたんですが。

まぁ〜かっこいい
(自分で言うか)

いや着物かっこいいんですよ!
本当に!!
ヤダ私本当にかっこいい?
私イケメン✨✨✨
とか思っちゃうくらい、めっちゃテンション上がる〜❤️❤️❤️

初めて履く袴に、もはや気持ちは完全に藤井聡太のコスプレ。

ネットから拾ってきました。
衣装の着物は全然色とか違うけどね!

「盤上の〜物語を〜」
とか言おうかなとか思ったけど、多分だれもわからないね😂

そんな感じで、なかなか役の振り幅違うので、衣装もめちゃくちゃ違います。
そんな所も楽しんで頂いても面白いかも。
私もここまで衣装が違うのは初めてなので、結構楽しんで衣装替えしてます

衣装の話だけで長くなりましたが
チケットまだあります  笑

11月5日(木)
渋谷区文化総合センター大和田
☀️14時開演
🌙18時半開演

チケット4000円のところ、私までご連絡頂ければ割引き致します。
コメント欄か、
info@nakagawa-miwa.com
まで!

昼公演は残席僅少、夜公演は余裕ありますのでご連絡お待ちしております!





さいごの通常稽古

2020-11-02 16:39:00 | 歌のこと
最後の通常稽古も終わりました!
あとは通し稽古です。


朴さん、関定子先生、前澤先生、飯村先生と一緒に

「ぶらあぼ」にも載ってます


ぜひお越しくださいませ〜。

数場面ずつとはいえ、作品が本当にバラエティに富んでて、見てるだけでも面白いのですよ。
和なのに舞台も音楽も異国風だったり、
明るい動物ものかと思ったら、妙に寒々しくなって、心がギュッとしたり。
「夕鶴」、そして「黒船」などのオーソドックスな和物もあって。

私がやる「安寿と厨子王」とかは、現代的な音楽ですが、かなり演劇的要素が強いなぁ、と思います。
音楽の手法はクラシックなのに、むしろ演劇的な部分を見せやすい作品かな、とも思ったり。


安寿と厨子王をご一緒する、久利生悦子さん


日本オペラと一言で言っても、本当に色々なんだなぁ、と。
オペラを書かれる方はご覧になると面白いかと思います。

これは日本ものに限らずですが、オペラって作品によって音楽と演劇の比率が違うんですよね。
音楽そのものの表現手法も。
そして、その作曲家が好む台本の方向性。
それが観客にどう受け止められるか。
これは良い悪いではなく、その作曲家の作風だと思うんです。

この日本という国で書かれたオペラ。
わずか数十年の間に、オペラの書き方にこれ程の違いが、個性が生まれるのか、と正直驚きました。
そういったことが見えて、面白いコンサートだなぁと思ってます。

青島先生がオペラ上演のしやすさとは何か、という現実を話されてて面白かったです😂
そんなお話も聞けるかも。
いやでも、作曲科の授業でそういう事は伝えた方が良いよね。

もちろん、普通に音楽、そしてオペラの1場面を楽しんで頂けたらとも思います✨✨
個人的には、香妃が気になってるです。
また観たいな。本番が楽しみ!!

長くなりましたが
チケットまだあります  笑

11月5日(木)
渋谷区文化総合センター大和田
☀️14時開演〜
🌙18時半開演

昼公演は残席僅少、夜公演は余裕ありますのでご連絡お待ちしております!
info@nakagawa-miwa.com
か、コメント欄までご連絡くださいませ