ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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東京室内歌劇場の歩み・ご報告

2017-08-31 12:26:19 | コンサートのご案内&ご報告

改めて、「東京室内歌劇場の歩みpart4」終演しました!

このコンサートは、東京室内歌劇場が過去50年の歴史の中で上演してきたたくさんのオペラ作品から、何本かを抜粋して演奏する、ガラ・コンサートです。
司会、そして監修は青島広志先生。
観るのも、出演させて頂くのも、本当に大好きなコンサートシリーズです

全員の集合写真は、前回のブログに載せましたが、今回はとにかく演目がたくさんでした
出演者はみんな、ソロがある演目のほかにもアンサンブルでお手伝いしたりするので、最後まで気が抜けません
舞台裏では、衣装早着替え大会
あわただしい舞台裏で、ちょこちょこ撮った写真をご紹介します!


左から、
宮澤那名子さん、私、花岡薫さん、村松織部さん


これは開演直前ですね。
みんな、一番最初の演目「ユリシーズの帰郷」(ウリッセの帰還)の衣装を着ています。

私は、戦いの女神アテナ。
ですが、牧童に変身してる所なので、ちょっとそれっぽくしてます。ギリシャ風味~
写真では、衣装はあまり見えてませんね

「ユリシーズの帰郷」は、譜面ヅラは易しいのですが、日ごろあまり慣れないバロック作品なので、難しい。
なかなか大変でしたが、ピアニストの朴さんに色々と教えて頂きながら、作り上げました。
最後にはちゃんとまとまって、よかったです。



宮澤那名子ちゃんと。
彼女は「天国と地獄」(地獄のオルフェウス)の美の女神ビーナス役
私はアンコールの「乾杯の歌」用のシンプルドレスです~。


フィガロ役の白岩洵さんと。
これは「セビリアの理髪師」。白岩さんはフィガロ。私はロジーナでした。
ロジーナはお嬢さまなので、ドレスは華やかなものを。
以前出演したオペラで作って頂いた衣装を、そのまま使いました。
衣装のもりさん、ありがとう

ちなみに私の恋人である、伯爵役の吉田伸昭先生は、次演目の「ねじの回転」に出演中だったので、一緒に撮れなかった~

歌のお稽古の場面をやったのですが、青島先生がバルトロ役で登場。私と吉田先生にからんでくる、というシチュエーションでした。

お稽古中も、青島先生と吉田先生お二人の演技は、ほとんどアドリブで…
本番ももちろんアドリブ(笑)
私は、笑いをこらえながらきちんと歌うのが、めっちゃ試練でした
あと、私の持ってた小道具の額縁もウケてて、嬉しかった(見た人にしか分からないネタ

「セビリアの理髪師」の舞台では、客席でかなり爆笑が起きて、盛り上がって頂けたので良かったです!

これはlove「ねじの回転」メンバーを撮りました。
時間がなかった為、楽屋が同室だったメンバーだけですが

左上から、村松織部さん、宮澤那名子さん、櫻井日菜子さん、手前が花岡薫さん
村松さんが主人公の家庭教師、花岡さん、櫻井さんはフローラとマイルズという女の子と男の子の子供役、那名子ちゃんは幽霊役
ちなみに、花岡さんが持ってるぬいぐるみは小道具。

どの役も本当に素晴らしくて、あぁ~「ねじの回転」面白かったなぁぁ…


皆と一緒に、もっとたくさん撮りたかったのですが、いかんせん早着替えが多くて

私も、他に「小さな煙突掃除屋さん」のサム(男の子)をやらせて頂いたんですが、その前後は本当に時間がなくて、撮れなかった~

ちなみに、前回の「室内歌劇場の歩みpart3」では、「ヘンゼルどグレーテル」の女の子グレーテルをやりました。
今回は男の子ね!
私の子役姿は、なかなかの仕上がりだと思ってます
あ、そんな自慢いらないですか?

「東京室内歌劇場の歩み」のコンサートはまだ続くようで…
今回のコンサートpart4も、本当に良質な作品ばかりで、ふだんなかなか上演されない演目が多いのですが、やっぱりこのコンサートシリーズは面白い
次回のコンサートでは、どんな作品を知ることができるか、私は今から本当に楽しみです。

いらして下さったお客様、本当にありがとうございました!!
次回もどうぞお楽しみに、また是非是非ご来場下さい!!

さて、今日はこれから、来週本番の「フィガロの結婚」のお稽古。
いよいよ、追い込みです。
お陰様で、お客様からのお申込みをいっぱい頂き、完売となりました。
本当にありがとうございます!!
頑張ります



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「東京室内歌劇場の歩み」終演しました!

2017-08-30 00:43:02 | コンサートのご案内&ご報告

「東京室内歌劇場の歩みpart.4」終演しました!
終演後、皆で1枚。

後列左から、櫻井淳さん、杉野正隆先生、監修・構成・司会の青島広志先生、大貫裕子さん、村松織部さん、吉田伸昭先生、白岩洵さん
白岩洵さんの前は私、私の隣が三橋千鶴さん、青島先生の前は、前澤悦子先生、
前列左から、ピアノ朴令鈴さん、栗林朋子さん、宮澤那名子さん、櫻井日菜子さん、


実に多彩な演目のガラ・コンサートでした。
このシリーズは本当に勉強になるし、すっごく面白くて大好き

詳しくは次のブログでご報告します!

いらして下さったお客様、本当にありがとうございました!!





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満員御礼です!

2017-08-25 09:02:05 | コンサートのご案内&ご報告
9月6日のアルテリーベ「フィガロの結婚」、お陰様でご予約で満席!となりました!

お席は完売です
満員御礼、うれしい!!


◆モーツァルト「フィガロの結婚」ハイライト◆
2017年9月6日(水)19時開演
ミュージックレストラン・アルテリーベ東京 (JR山手線「新橋駅」)
【出演者】 伯爵/横山弘泰 、伯爵夫人/原 千裕、フィガロ/土屋繁孝、スザンナ/中川美和、ケルビーノ/宮川千穂、ピアノ/頼田 恵
【脚本・訳詞・構成】 中川美和


ご予約下さったお客様、ありがとうございます~


昨日のお稽古後に、キャストで1枚。
左から…フィガロ/土屋繁孝さん、伯爵夫人/原千裕さん、ケルビーノ/宮川千穂さん、スザンナ/私


モーツァルトの喜劇オペラ「フィガロの結婚」
稽古場では、それぞれの演技に爆笑しすぎて、ゲホゲホ言いながらお稽古やってます
盛り上がりつつも、真剣に、本当にやりがいのある稽古場です。

ちなみに、伯爵夫人の原さんと、スザンナの私がかぶってるベールは、劇中の小道具
どこで使われるか、よーくご覧になって確かめて下さいね

ご来場下さるお客様、どうぞお楽しみに~


さて今日は、いよいよ3日後に迫った、8月28日(月)「東京室内歌劇場の歩み」のお稽古。
36度とか37度とか・・・猛暑予報ですが、頑張ります!!

こちらはまだチケットございますので、ご希望の方は、是非ご連絡下さいね
     

♪「室内歌劇場の歩み Part.4 」の詳細・お申込みは、こちらをクリック♪






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是非お越しください!

2017-08-22 22:07:34 | コンサートのご案内&ご報告

来週本番の「東京室内歌劇場の歩み」のお稽古でした。

このシリーズに出演させて頂くのは3度目なんですが、出る度に本当に、めっちゃ面白いです!!

オペラのバロックから近代までの作品を一気に演奏してしまう、ガラコンサート。
あまり演奏されないけど、超名作を並べた、室内歌劇場ならではのこのシリーズ。

8月28日(月)18時半開演、北とぴあ つつじホールです!
チケットは3600円ですが、私までご連絡頂ければ多少の割引をさせて頂きます!

司会は皆様ご存知、作曲家の青島広志先生。
本番はもちろん、稽古場でも、既に爆笑トークが続いております。


今回、私の個人的な推し演目は、ブリテンの「ねじの回転」
以下は、私のこの演目に対する熱い思いが続きますので、面倒な方はここまでで(笑)

「ねじの回転」は、初めて見たんですが、明るいけど秘密をもった子供、謎の男と謎の美女の幽霊…
ゴシックホラー鉄板の設定がたまりませんな!!
さすがイギリス!!ヒャッハーww

ストーリーは、こんな感じ。

家庭教師にきた女性が、その家の二人の子供たちと仲良くなる。
しかしその屋敷には秘密が隠されていた。
二人の子供たちはそれぞれ二人の悪霊に魅入られていた。
無邪気なのに、時々おかしな行動をとる子供たち。やがて不穏な空気は屋敷中を支配する。
ついに家庭教師は子供を守る為、悪霊と対決する。

……というお話。

もっと詳しく知りたい方は、是非コンサートにいらして下さい!
演奏されるのは一部分ですが、見所を聴けますよ!超オススメ



屋敷の秘密を聞き、
子供たちを守ることを誓う家庭教師。


左から、家政婦(栗林朋子さん)、子供(花岡薫さん)、家庭教師(村松織部さん)、子供(櫻井日菜子さん)

クラシック音楽でしっかり構築されてるのに、音のない演劇が見えるという不思議な演目です。
色彩豊かな平和な世界から、一瞬で暗くなる瞬間。
青と黒の照明が入るであろう音楽…



悪霊たちに魅入られる子供たち。

左から、悪霊(吉田伸昭先生)、倒れている子供(櫻井日菜子さん)、悪霊(宮澤那名子さん)、子供(花岡薫さん)


子供の明るい歌が楽しい分、その後の恐怖がすごいものになります。幽霊たちがアカペラで歌う歌がもうたまらん…



クライマックス。
悪霊と家庭教師、それぞれが子供を呼び続ける。


左奥から、悪霊(吉田伸昭先生)、子供(櫻井日菜子さん)、家庭教師(前澤悦子先生)



ほかに、ミュージカルとオペラの境目が見えない、クルト・ヴァイルの「三文オペラ」も演奏されます。それと聴き比べても、めちゃくちゃ面白いです。

「三文オペラ」はオペレッタとも違う、ミュージカルへの指標が見える作品です。
そういうのがお好きな方は是非
音自体は結構複雑なんですが、聴く分にはかなりわかりやすく、聴きやすいと思いますよ~。
内容もコミカルで楽しいし

この他にも、

モンテヴェルディ「ウリッセの帰還」
ブリテン「小さな煙突掃除屋さん」
パイジェッロ「セビリアの理髪師」
オッフェンバック「地獄のオルフェウス(天国と地獄)」

などが演奏されます。


「小さな煙突掃除屋さん」
左から、
杉野正隆先生、三橋千鶴さん、櫻井淳さん

「ねじの回転」と同じブリテン作曲とは思えないくらい可愛い作品。でもやっぱり、音楽にところどころ影がある~



オッフェンバック「地獄のオルフェウス」
伝説のヒロインと音楽家を、徹底的にコメディ化した作品。
ここは倦怠期の夫婦の喧嘩の場面。


ユリディス(大貫裕子さん)、オルフェウス(櫻井淳さん)


さて私は
「ウリッセの帰還」のミネルバ「セビリアの理髪師」のロジーナをやります。
ちなみに「セビリアの理髪師」は、ロッシーニではなく、パイジェッロの作品だって所がレアで面白いですよ~

…これだけ書いてるのに、「ねじの回転」には出ないっていう…
いや、でも、出ない作品でもほっとけないくらい面白いんです、「ねじの回転」は!!



モーツァルトとダポンテ。
違う。「セビリアの理髪師」の伯爵とロジーナ。
右がダポンテ…じゃなくて、伯爵の吉田伸昭先生。

吉田先生には、6月にやった「モーツァルトの旅」で、ダポンテ役をやって頂いたばかり。
そのせいか、ダポンテとモーツァルト的な感じで会話が進む時もたびたび…
恋人役という設定に、2人とも未だに慣れてないような気が


さて、こんなレアな演目にかかれるのはこのコンサートだけ
青島先生に会いたい方も!
8月28日、是非お見逃し無く!
もちろん「ねじの回転」だけではなく、どの作品も、見所沢山です。
間違いなく、面白いコンサートになる事をお約束致します!!

あぁ~「ねじの回転」好きなんじゃあ~


♪そんな「室内歌劇場の歩み Part.4 」の詳細・お申込みは、こちらをクリック♪






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「後宮からの誘拐」に出演します!

2017-08-15 11:07:56 | コンサートのご案内&ご報告
アンダンテ企画です。
12月に、モーツァルトのオペラ「後宮からの誘拐」に、中川美和が出演いたします。
中川美和はコンスタンツェ役で出演するほか、台本・構成も担当いたします。


中川美和より・・・
今回、コンスタンツェ役で出演させて頂く事になりました。
私はこのオペラ「後宮からの誘拐」が大好きで、とくにコンスタンツェ役は、私にとって学生の頃から目標としてきた憧れの役なので、本当に嬉しく思っています。

この「後宮からの誘拐」は、モーツァルトのオペラの代表作とも言われる名作で、音楽がとにかく素晴らしく、躍動感、華やかさ、叙情性の豊かさにあふれた作品です。
私はドイツ留学時代、このオペラを観る為に、色々な劇場に一体何回足を運んだか、もう覚えていないほどです。
ヨーロッパでは普通に上演される演目なのですが、日本ではあまり上演される機会がなくて、本当に残念です。

私はこれまで、モーツァルトの様々な曲を勉強してきましたが、中でもこのオペラに登場するコンスタンツェが歌うアリアは、音符の一つ一つが、そのままモーツァルトが話す言葉のようにも思えてなりません。技術的にも、音楽的にも、非常に難しい役ではありますが、モーツァルトという天才が、自信満々で生み出した音楽を演奏出来る喜びを胸に、私自身を一つの楽器としてより高めて、精一杯務めたいと思います。
モーツァルトの音楽の素晴らしさを少しでもお客様にお届け出来るように、頑張ります。

今回、私はコンスタンツェ役のほかに、オペラ全体の構成と台本も手がけさせて頂きました。
「後宮からの誘拐」は、もともと、ドイツ語による台詞と歌唱からなる「ジングシュピール(歌芝居)」と言われる形式のオペラです。
今回は、わかり易い日本語による台本を書きおろし、歌唱はドイツ語で、私なりに工夫してシンプルな形のハイライト公演にまとめました。

初めてご覧になるお客様にも、そうでない方にも、きっと楽しんで頂けると思います。
是非是非お誘い合せの上、ご来場下さいませ。

小さい会場での公演のため、お席が限られております。
チケットお申込み・お問合せは、下記アンダンテ企画まで、どうぞお早めにお願いいたします。

中川美和



◆モーツァルト「後宮からの誘拐」ハイライト◆(ドイツ語歌唱・日本語台詞)
【日 時】12月1日(金)19時開演(18時半開場)
【会 場】豊洲文化センター レクホール( ゆりかもめ&地下鉄有楽町線「豊洲駅」直結)
【主 催】 Le voci
【入場料】 4000円(全席自由)
【出演者】コンスタンツェ/中川美和、太守セリム/吉川賢太郎、ベルモンテ/菊池慈生、プロンデ/福士紗希、ペドリッロ/竹内篤志、オスミン/高橋雄一郎、ガイド/丸山小百合、
台本・構成/中川美和、指揮/安藤敬、ピアノ/伊坪淑子

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◆お申込み・お問合せは、【アンダンテ企画】 まで
・電話 080-2553-5670 (平日10時~17時)
・メール ticket@nakagawa-miwa.com




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