ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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中川美和「ルチア」出演のお知らせ~アンダンテ企画より

2014-08-11 14:00:19 | 【アンダンテ企画】より
【アンダンテ企画】より~
中川美和は、9月20日(土)に、ドニゼッティのオペラ「ランメルモールのルチア」のタイトルロール、ルチア役で出演いたします。
このオペラ出演に際して、中川美和から、皆さまへのメッセージです。

♪     ♪     ♪     ♪

中川美和です。
暑い毎日、いかがお過ごしでしょうか。
7月末に、2日にわたって開催されたリサイタルも無事に終了いたしました。なごやかな雰囲気の中、とても楽しく歌わせていただくことが出来ました。お越し下さったお客さま、本当にありがとうございました。(詳しくは、前回のブログ「リサイタルのご報告」をご覧ください。)

今私は、猛暑の中汗だくで、ドニゼッティのオペラ「ランメルモールのルチア」のお稽古に通っております。
私のような軽い声質のソプラノ歌手は、どちらかというとコミカルな役柄を演じる事が多いのですが、今回久しぶりに「これぞオペラ!」という典型的な作品で、悲劇のヒロイン、ルチアを演じさせて頂くことになりました。

このオペラは、チャイコフスキーコンクールで優勝されたソプラノの佐藤美枝子さんが本選で歌われた「ルチア狂乱の場」の長いアリアがとても有名なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
家同士の対立により恋人と引き裂かれ、政略結婚の犠牲となったルチアは、結婚式の初夜に新郎を刺し殺し、自分も狂って死んでしまいます。

今、お稽古は音楽稽古を終え、いよいよ演出がつき始めたところです。ロミオとジュリエットのような設定のルチア役はとても悲しい役なので、お稽古中も演じながら泣いてしまうこともしばしばあります。


写真は、お稽古場にて。演出の奥村啓吾さんと私。

迫力あるオーケストラ、シンプルながらも胸を打つ悲劇的なストーリー、「ルチア狂乱の場」での技巧的でドラマティックな音楽は、まさにオペラの醍醐味のつまった、聴き応えのある素晴らしい作品です。
イタリアオペラの最高峰の一つと呼ばれるこの作品を演じられる喜びをかみしめながら、声の技術はもちろんの事、貴族のお姫様とはいえどこにでも普通に存在しているような人間が、環境によって狂ってしまう事の哀しさを、音楽によって演じ、表現出来れば…と思っております。

皆さま、お誘い合せの上、是非是非ご来場ください。

中川美和

Le voci 第14回公演
ドニゼッティ/オペラ「ランメルモールのルチア」

【日 時】 2014年9月20日(土)16:30開場 17:00開演
【場 所】 かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
【入場料】 全席自由 4,000円  【主 催】 Le voci

【出演者】
ルチア:中川美和
エンリーコ:岡元敦司
エドガルド:松尾順二
アルトゥーロ:岡嶋晃彦
ライモンド:吉川賢太郎
ノルマンノ:新後閑大介
アリーザ:石橋佳子

指揮:安藤敬 演出:奥村啓吾
テアトロフィガロ管弦楽団・合唱団

チケットのお申込みは、「アンダンテ企画」まで(平日10時~17時)
メール ticket@nakagawa-miwa.com か お電話 080-2553-5670で、
お名前・ご住所・お電話番号、チケットの枚数を、ご連絡下さい。

※チラシは、こちらからご覧いただけます。 



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