ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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コジ・ファン・トゥッテ、御報告

2018-11-01 22:21:37 | コンサートのご案内&ご報告
「コジ・ファン・トゥッテ」ハイライト、御来場下さった方、本当にありがとうございました!

お客様で、元々この作品をご存知の方とそうでない方で、笑うポイントが違っていたのが面白かったです。

字幕もウケて頂けたようで、良かったです!

字幕に限らずですが、特にモーツァルトは、演出の方向も、色んな答があるからこそ面白いんじゃないかなーと思っています。

私は、「コジ」に関しては、どうしても現代演出でやりたかったんです。
どこにでもある、「今」の、普通の話だと思ってるので…
で、「笑い」の作品にしたかった。
だからコメディに振り切りたかった。

そしたらまぁ、キャストの方々が、音楽はもちろん本当に演技達者の皆様で、ネタを仕込む仕込む
引き出し半端ないww
まさかここまでになるとは、思ってませんでしたが…笑

これは稽古中の1枚。
男性2人は変装中。
マスクは変装ではなく、単なる風邪予防(笑)


また、今回はダポンテの凄まじさも、改めて思い知りました。
コジで私が一番好きな曲は、一番最後の最後、全員で歌う「Fortunato~」です。
あれをきくと、ダポンテという稀有な台本作家の横顔が見えて、怖いやら圧倒されるやら。
そして、モーツァルトのオケの凄さがたまらんのです。

これは、オペラの最後の場面で、
デスピーナ(私)が写真を撮るのです。
その時の写真。


実際の本番中のレア写真でございます

それにしても出演者の皆様、あの大量の台詞を覚えて頂いて、ありがたや…
台詞でもウケたね~。
でも、実はダポンテの台本と同じことを書いてたりするだけなので、人間の笑いのツボって、200年前から変わってないんだなーとも思いました。

私にコメディを書く筆力はないのに、あれだけ笑って頂けたのは、やはりダポンテ先生のおかげです。

楽屋にて。

大津佐知子さん、菊池慈生さん、栗田真帆さん、吉川賢太郎さん、白岩洵さん、ピアノの金子渚さん

そして、関わって下さった全ての方に感謝を。
本当にありがとうございました!楽しかった~

そのうち、また何か面白いこと、できますよーに

そして、11月12日(月)下記の本番でも、又モーツァルトを歌います。
大大大好きなオペラ「劇場支配人」の三重唱
この曲は、私のオリジナル音楽劇「モーツァルトの旅」の元ネタになった三重唱です。
ほかにも、「こうもり」からアデーレ「田舎娘を演じる時は」も歌います。
ぜひぜひいらして下さい!!

本番、もうすぐです!!
チラシはこちらをクリック

  『あなたの知らないコロラトゥーラの魅力』


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