ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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プログラミングが決まるまで。

2010-01-12 22:32:58 | 歌のこと
ちょっぴり前の話になりますが。一昨日は、3月のコンサートのプログラミングの相談をしてきました。

えぇ、ちょっと解説いたしますと。
コンサートというのは、実にさまざまなパターンがありまして。お仕事の依頼先から歌う曲目を指定して下さる場合もありますが、プログラムの段階から、全部を任せてくださる、という場合もあります。

そしてもちろん、その中間というのもありまして。

この曲と、この曲を歌ってほしい、あとの30分は中川さんの自由にしてください、と言われたりもします。
たとえば、去年の8月、市川市でやらせて頂いた、「ひまわりコンサート」などは、
『1時間くらいのコンサートの中で、クラリネットと一緒にシューベルトの「岩の上の羊飼い」を歌ってほしい』
というのがまず、オファーであるわけです。
そして、あとの残り時間のプログラムは、企画の方たちと相談しながら、かなり私の自由に決めさせていただきました。

こんな感じのコンサートもありますし、ほかには、曲目が決まっていない場合でも、
「大体××分程度のファミリー向けコンサートでプログラムしてもらえますか」
と依頼されたりします。

また、先方がクラシックにあまり詳しくない方の場合もあるのですが、そういう時はこちらから質問するようにしています。
BGM的な感じで歌ってほしいのか、1つの余興として盛り上げてほしいのか。
客層は、小さいお子さん達がいるのか、年配の方が多いのか。
曲目はマニアックなものがいいのか、ミュージカルなどかなりポップスなものか、それとも『浜辺の歌』のような、日本語の愛唱歌では・・・
という風にこちらから色々訊いてお話を伺っていくうちに、大体はそれで、するすると話が進んでいくように思います。

ちなみにコンサートの時間は、私一人なら30分~1時間強くらいですね。他にもう一人いるなら、1時間半程度でしょうか。

他の方はどうかわかりませんが、私はこのプログラミングをしている時というのが、好きで好きでたまりません。

もちろん、曲が指定されているときは、楽です。何も考えないでいいんですもの。
たとえば去年の三月に、R.シュトラウスの歌曲「万霊節」と「献呈」を歌ってください、と言われた時はそりゃあ楽でした。しかもすでに勉強した事のある曲でしたから。トークも必要なかったし。

勉強になりましたし、しかもやり甲斐のあるお仕事でしたが、

しかし、それでもしかし!!

曲を一からプログラミングするあの楽しさは、また違うものでして・・・

なんかこう、本番のために少しずつ用意したり考えたり、というあのワクワクは、私は遠足の準備に似たものを感じます

・・・あらいやだ、3月のコンサートの打ち合わせの話を書こうと思ったのに長くなっちゃった・・・

その打ち合わせ話についてはまた明日・・・

ちなみに、今週からいよいよ怒涛のお稽古週間に突入してまいりました。
内容は色々です。今週末の本番だったり、オペラのお稽古だったり。

バテるなよ~あたし・・・




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