瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

無限の脱同一化

2006年01月23日 | 読書日誌
◆『存在することのシンプルな感覚』より
ケン・ウィルバーの『存在することのシンプルな感覚』(松永太郎訳、春秋社、2005年)を読みはじめた。これまで出版されたウィルバーの膨大な著作の中から選びぬかれたアンソロジーである。そのなからとくに印象に残った言葉を選びながら、感じたことをつけ加えていきたい。

広大な気づきの意識。それは対象をもたず、主体として「見る」ことはできるが、対象として「見られる」ことはない。すべてに気づき、すべてを目撃している。

「あなたは、まさにこの目撃者ではないだろうか。純粋な『見者』ではないだろうか。純粋な意識、純粋な『スピリット』であり、起こっていることすべてに、一瞬一瞬まったく公平に、無私に気が付いているのではないだろうか。あなたの意識は広大であり、大きく開かれている。『空』であり、透明である。そして起こっていることすべてに気が付いているのだ。」9

純粋な見者、思考によって限定されない「見るもの」。

思考によって織り成され、かつ思考の基盤になっている自我。その思考、その自我からの脱同一化。一瞬一瞬の脱同一化。それがサティなのだ。無限後退、無限の脱同一化。

そんなことを一日意識しながら、気づけば思考にサティした。

朝食抜きは免疫力を高める

2006年01月23日 | 断食・少食
◆朝食抜きは免疫力を高める
今、精神世界の本を読むのレビューで甲田光雄著『朝食を抜くと病気は治る』を取り上げているが、朝食抜きを始めた39人を定期的に検診した結果、朝食抜きが健康を増進することが数字の上でも明確になったという。これは注目すべき結果だと思うが、詳しくはレビューを見て欲しい。

こうした実証的な研究や調査があるにもかかわらず、朝食を抜くのは健康に悪いという「常識」が蔓延しているのは残念。マスコミで積極的に取り上げてくれれば、少しは変わるかもしれないが。

◆私自身の効果
体重は10キロ以上減ったが、これは一日断食もあわせての効果だ。71キロあったころは、特に夏、きわめて汗かきだったが、去年の夏はすっかり汗かきの体質が治った。肩こりもかつての3割くらいか。すっかり楽になった。しかし、これはゆる体操も効果も入っているかも知れない。免疫力について言えば、もともとこの5年くらい風邪もまったく引かないが、全体にさらに体調がよくなっている。