瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

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物語を検証する

2007年09月30日 | 読書日誌
「正直な自己探求は、あなたが『誰某』であるという基本的な前提に問いを投げかけます。‥‥こうした物語によってあなたは、あなたの真実の姿の広大さとは区別されたある人物として認識されます。あなたは特定の形、生と死に支配される肉体として認識されるのです。」(p92)

以上は、これまで何度か引用してきた主張と変らない。物語によって自己を限定し、真の広大さが見えなくなる。しかしだからといって物語は排除されるべきなのか。「物語を排除しようと試みるのはその物語の別の一面にすぎず、マインドによる支配力の一例です」とガンガジはいう。自分の物語を本当に検証する変りに、物語を押さえ込もうとする傾向は、しばしば見られる。

身体などの一点にひたすら集中し続けるサマタ瞑想は、物語を押さえ込む傾向が強い。ヴィパッサナー瞑想は、思考や物語にもサティし、それに注意を注ぐ。そして心随観によって「検証」する。

サティによる検証が行われ続ければ、どのような物語でも自覚される可能性が開けている。しかしそうでない場合は、「世俗的な条件付けが、精神的な条件付けに取って代わられ」(p93)るだけになってしまう。「自分は修行者として成果を出すぞ」という物語である。しかもその物語は自覚化されにくい。

最近私自身の中に、修行が自分にとってのもうひとつの物語や手柄になってしまうことへの、かなり強い警戒心があることを自覚した。「私」が何かをなそうという思いを、つねに自覚化し続ける必要があるだろう。

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★現在、ブログなどで 「はだしのゲン」を世界へ!! という取組みを行っています。アニメ『はだしのゲン』を世界中の人に少しでも多く見てもらい、原爆の実態を知ってもらおうという運動です。IMDbという映画情報サイトでアニメ 『はだしのゲン』 に投票していただき、このアニメの存在を世界に知ってもらうことを呼びかけています。

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新鮮な驚き

2007年09月26日 | 瞑想日記
さらにガンガジの『ポケットの中のダイヤモンド』から。

「物語の仮面を剥ぐのは、それを消し去るためでもそれに従うためでもありません。その目的は、あなたが自分はこうだと思って入る人間、あるいはこうあるべきだと思っている人間について、どんな物語を語っているかを知ることです。」p90

「自己探求というのは、私は誰か? という固定した質問のことを指すのではありません。自己探求とは存在の仕方であり、生き方です。それは、いついかなるときも、立ち止まって、自分に『何が起きているのか? 自分は何を考えているのか? 自分は何を信じているのか? それは現実か? それは真実か?』と問う意欲のことです。こうした率直な自己探求によって、それがどんな物語であれ、物語はどれも、思考によってのみ構成されていることに気づくことができます。」p91

自分が自分について内面で語り続けている物語を完全に突き話して客観的に気づくのは難しい。日常的な思考が無自覚に続く以上、絶えずそこには自分についての物語が紡ぎ出されていく。物語への埋没から解放されるための修行さえ、ひとつの強烈な物語として語り続けられている。修行者としての自分を位置づける物語。

思考が紡ぎ出す一切の物語を、物語として客観視していくサティ!! 問題は、そこまでサティを徹底できるかどうか、だろう。

日常生活の中でのサティ、とくに通勤時の歩行や職場内での細切れの歩行中のサティでは、やはり単語でラベリングせず、第一音節で済ませることが多くなっている。そういう日常生活でのサティが復活しはじめたということだが、心の対象が一瞬一瞬変化するめまぐるしさへの気づきに新鮮な驚きがある。また、一瞬一瞬の変化にサティが入ると、思考への連想が始まる寸前での気づきが続くので、当然思考は少なくなる。そういうことが新鮮に感じられるほどブランクがあったということだろう。一方で、ブランクの前とは違う何かが始まっているような気もする。

日常生活でのサティが深まれば、その違いも自ずから明らかになってくるだろう。

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自分の物語に気づく

2007年09月25日 | 瞑想日記
最近、読んだ本の再読が何冊か続いている。ガンガジの後は、ラマナ・マハルシの『あるがままに』を読んでいる。ガンガジは、ラマナ・マハルシのいわゆる孫弟子にあたる。ガンガジの言葉とラマナ・マハルシの言葉が響き合うようにして私の心の中に入ってくる。しばらくはガンガジとの対話が続くが。

「‥‥あなたはあなたの人生という夢の途中で目を覚ますことができます。どんな物語もいずれは終わりますが、あなたの物語が終わる前に目を覚ますのです。」p88

「もしあなたが、自分がどんな物語をもっているかに気づくことができたなら、その物語は無意識ではなく意識的なものになります。あなたはそれがどんな物語であるかを知り、あたかもそれが現実であるかのようにその物語に従うのを止めることを選べるのです。」p89

「あなたという存在の真の姿は物語ではありません。真実は、どんな物語よりも大きく、そして近いところにあります。」p89

自分の物語に気づくにはどうすればよいのか。途方に暮れる人も多いだろう。物語に気づくひとつの優れた方法は、ヴィパッサナー瞑想のサティであることは間違いない。一瞬一瞬の思考にサティすること、気づいていくということ、それは自分が作り出す大小の物語に気づくということでもある。

サティの修行そのものが、またひとつの物語になることもある。「私はこれだけ徹底してサティを続けた。そしてこんなに進歩した」等々。しかし、サティの修行の優れたところは、その物語にもまたサティし、気づいていくことができるということだ。物語にのめりこまず、無限に後退しつつ、気づき続けるのがヴィパッサナー瞑想だ。

合宿で集中的に瞑想しているとき、無意識に物語にのめり込んでいればいるほど、サティが続かないという経験がいやというほどあった。しかしそれでも続けていると、自分の無意識の物語に気づくときが来る。そうするとクリアなサティが続くようになる。ヴィパッサナー瞑想は、ごまかしのきかない瞑想だということがつくづくと分かった。

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物語を止める

2007年09月24日 | 読書日誌
ガンガジの『ポケットの中のダイヤモンド』は、前回読んだときよりも強く訴えかけてくる。この本と毎日対話を続けていくことが今の私にはとても重要なことだと感じる。

「たった今、自分の物語を語るのを止めなさい。‥‥たった今物語を語るのを止めるということはすなわち、どんな物語も超越して存在する真実に気づくのを先送りするのを止める、ということです。」p87

「物語」は、この本の中で重要な役割をになう言葉だ。含蓄が深い。とりあえず、「私」が自分や自分の人生、個々の出来事や人間関係について、自分なりに解釈して理解している一切、と言っておこう。自分で気づいていようといまいと、それはだいたい自分の利害関心によって都合よく編集されている。だから「物語」なのだ。

「自分について、彼、彼女について、彼らについて、あるいは私について、あなたが物語を語るのを止めるとき、一瞬のうちにあなたには、あなたがあなたであることの深い意味がわかります。そうすればどんな物語が登場し、消え去ろうとも、あなたは影響されません。」p88

自分に都合のよい「物語」によって、まっさらな意識の広がりを限定するのを止める。それを「物語」で汚すのを止める。「物語」を止めるということは、自分に、自分の人生にもはや何ごとも望まないということでもある。

しかし結局私たちは、「物語」をこえた地平を見たいといいながら、「物語」を手放したくないのだ。自分を守りたいし、自分という「物語」を失いたくないのだ。

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生活の中のサティを再び

2007年09月23日 | 瞑想日記
朝の瞑想中、いつもより意識して徹底したことがあった。腹の膨らみとゆるみに集中するが、周囲の音に意識が向かったら「音」、思考が浮かんだら「思考」などとそのつどラベリングし、また腹の動きに帰る。これはいつもと変らない。

しかし少しラベリングの言葉の音節が長い場合に、いつも気になることがあった。たとえば「感情」「イメージ」等とラベリングする場合だ。「イメージ」とラベリングしている間に意識は、腹の動きに戻っていたり、他の刺激が飛び込んでいたりする。意識の変化にラベリングが追いつかないのだ。そんなときは、音なら「オ」、思考なら「シ」、イメージなら「イ」などと、最初の音節だけで省略し、次のラベリングに移る。これまでも時々やっていた方法だが、今日はそれを徹底してやってみた。するとラベリングがきめ細かくなって、変化していく知覚対象への一瞬一瞬の集中が増したように感じた。

最初の音節によるラベリングは、瞑想のあともかなり続けた。とくに車椅子の父を押して家に戻るときなども、いつもよりサティが徹底した。これを機会に、これまで低調だった生活の中のサティが復活すればと願った。

ラベリングを最初の音節で済ませてやろうとしたのは、ある文章を読んだことがきっかけなっていた。必要があってサイト『臨死体験・気功・瞑想』の昔の掲示板を読み直していた。その中で2000/09/07のSさんの書き込みにこんなのがあった。これが刺激になったのだ。

『マハーシ方式では、精神内界で起こる様々な心の働きを、「思考」「感情」「イメージ」などと瞬時に分類して、ラベリングをします。眼耳鼻舌心意ぜんぶの知覚にラベリングしますが。

最適なラベルを瞬時に選ぶ必要から、集中力を保ちやすいという利点があるようです。 高速で「念」が入るようになると、ラベリングが間に合わないので、 気付きだけにするんですね。 生滅する思考に次々と「触れる」だけ・・・って感じでしょうか。 ぼくも、今、現在の課題なのですが、「観ている意識」を、日常生活でいかに保つか・・・ということです。 ひたすら訓練しかないようですけどね!! 』

このSさんとの掲示板でのやりとりがひとつのきっかけとなって2001年から私も本格的にヴィパッサナー瞑想をはじめたのである。今日は「集中力を保ちやすい」というところが刺激となったようだ。

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