瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

思考を受け入れよ

2009年04月29日 | 瞑想日記
最近、二度繰り返して見た夢がある。といってもそれほど強烈なイメージの夢ではない。むしろイメージははっきりせず、夢というより言葉によるメッセージに近い。

その一つは、外界から来る感覚や心のうちに湧きあがる感情だけではなく、思考をも受け入れよというもの。睡眠中にそういう言葉がやってきたということだ。瞑想時など、思考が湧き起るとついつい慌ててそれを打ち消して集中に戻ろうとする。そうではなく思考をも受け入れよ、ただ思考している自分に気づけということだ。

二つ目は、少しイメージが伴う。私が、同僚たちに仕事上の何か大切なコツを説明している。感覚や感情を受容することも大切だが、もうひとつのコツは思考をも受容することだと、一生懸命に説いている。これが出来ればすべてはうまく行くと。

こういう夢といかメッセージを受け取ったということは、今の私にとってそれがとりわけ大切だということだろう。

思考を否定するのではなく、気づき受容すること。これは最近、瞑想中に意識的にやっている。思考を慌てて打ち消して集中に戻ろうとすると、その時の集中は増すかもしれないが、浄化は起らない。否定するのではなく、気づく。気づけば思考の渦に巻き込まれていくことはない。気づきが続くことでその思考は自然に霧散していく。これが繰り返されることで、少しずつ浄化が進んでいく。思考を生む無意識のエネルギーが徐々に解放されていく。そんな気がする。