俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

知恵のリンゴ

2016年02月13日 23時14分06秒 | 日々のつぶやき
 自分がポーキーだというのはなかなかの衝撃ではあるが、しかし、同時に朗報でもある。

 (たぶん)糸井重里さんもポーキー。
 彼がやってる「ほぼ日」なんて、他人の人生に対するおせっかい以外の何でもない。
 (ただ、そのおせっかいのクオリティがとんでもなく高いので、誰も不快に思わないのだ)

 自分と似たタイプの人間がいて、しかもそれが何十年か先に生まれた人生の先輩だというのは、実に心強い。
 しかも糸井さんの場合、彼が経験したこと、感じたこと、考えたことが、「ほぼ日」というサイトに集約、蓄積されている。
 私の人生にとって大いに参考になる。知恵のリンゴを手に入れたようなもんだ。


 ふふ。私はどこまでもポーキー。


 「自分が何者なのか。この世で何をやりたいのか」それを知らないまま死んでゆく人間もたくさん居る一方で、私は知ることができた。実にすばらしい。実に幸運。

 ポーキー、やはりお前は最高だよ。

最高の悪役

2016年02月13日 22時44分44秒 | 創作について
「テレパシーでもなんでもつかえるもんなら たすけをよんでみるがいいさ」
 なんかこのセリフって「親切にも教えてあげてる」感じがするな。

 MOTHER2がひとつの演劇だとしたら、ポーキーは、「みんなに憎まれて、最後には倒される悪の親玉」っていう役どころを演じるしか、劇に参加できなかった奴なんじゃないかな。

「ネス!ずいぶんやっかいな事に巻き込まれたみたいだな。
 3人の少年って、おれもはいってるのかなぁ。…いやだなぁ。ドキドキ」
 「いやだなぁ」という気持ちは本当だったと思うけど、心の中でほんのちょっとだけ、「ネスと一緒に冒険できるかもしれない」って期待したよな? ポーキー、お前は。

 ところが実際は、自分の役は悪の親玉だったと知った時は、さぞ落胆しただろう。
 しかしお前は、立派に悪役を演じてみせたな。

 隣の家に住んでいたネスとそのまま友達になれれば良かったものを、彼の冒険を先回りしてはイヤガラセをし、彼が、奪われた「じぶんのばしょ」を取り返してメロディーを繋ぎ、ポーラやジェフやプーと出会ってきずなを結び、心の防壁の向こうに広がる、やわらかく傷つきやすい幼子のままの世界・マジカントで昔の自分に出会い、その世界に巣食う悪魔を倒して生まれ変わり、時間も次元も飛び越えて自分の元へとやって来るのを、ずっと眺めながら待っていたわけだ。

 全ては、自分が彼に倒されるために。

 誰もに憎まれる、実にすばらしい悪役っぷりだった。ギーグのとなりで見せる、憎々しげな笑顔なんて最高だ。
 だれも褒めないから私が褒めよう。ポーキー、お前は最高だ。最高の悪役だった! ブラボー。

こんないきものと暮らしている

2016年02月13日 21時10分39秒 | 日々のつぶやき
 親の体をジャングルジムか何かと間違えている。膝の上、背中、肩、頭、手をかけられるところはどこでもかけて登ってきてまとわりつく。ゴハン食べている最中にまとわりつかれると非常に食いにくい。
 麦茶やジュースを飲むたびに、「カンパーイ」につき合わされる(教えたのは妻のお父さん)。果ては、お茶漬けや歯ブラシ(!?)でもカンパイしようとする。
 好き勝手にどこでもいこうとする。好き放題にそこらのものをいじくりまわす。引き出しがあれば開けて、中のものを玩具にする。開けるな、といって素直に聞く神経は持ち合わせていない。しんどいのですべての引き出しにチャイルドロックをとりつける。
 親の心配をよそに危ないことをする。不安定な足場の上に立つ。狭い部屋ででんぐりがえしする。本棚の棚板に足をかけて登ろうとする。クレセント錠を自分で開けて、ベランダに出ようとする。
 無限に遊びを要求する。高い高いを1回したが最後、15回はする破目になる。散歩に連れて行くと、帰るのを嫌がる。無理やり連れ帰ろうとすると泣く。「帰ってアンパンマン見る?」「みる~」アンパンマンのことで頭をいっぱいにさせたスキにすばやく帰宅する。
 無限にチョコを要求する。「これで最後ね!?」そんな言葉を聞く神経は持ち合わせていない。あげないと泣く。肩車とかおんぶとか、体を使った遊びをするとチョコのことを忘れるが、今度はその遊びを無限に要求する。以下無限に繰り返す。
 なんでも自分でしようとする。親が手を出すことを嫌がる。着衣、歯磨き、洗濯物たたみ。しかしまだ十分にできない。できないとかんしゃくを起こす。
 私と風呂に入るのは好き。私はお風呂要員として好かれている。妻と入るのを泣いていやがり、私と入りたがるくらい。湯船の中では歌を歌う。「どんぐりころころ」「とけいのうた」「ぞうさん」今のところこの3曲が強い。あとアンパンマンの歌も強い。
 夜、寝付かない。私が寝かそうとしても寝ない。泣きじゃくる。妻と一緒でないと寝ない。……お風呂のときはあんなに好いてくれていたのに、どうして? 答えは娘しか知らない。
 なるべく広い心で接しようと努めている。自分が2歳の時もこんな感じに親を困らせたんだろーな、と思えばそんなに腹も立たない。私はどうやら子供向けの性格をしているらしい。妻に「アナタよく怒らないでいられるね~」と言われる。良心的。
 しかし何事にも限界はある。相手は無尽蔵の体力を持っている。こっちの気力と体力をぎゅんぎゅん吸われる。だんだんイライラしてくる。「あーもう知らねーよ。父ちゃん疲れたよ。勝手にしろよチクショー」という気分になってくる。つい怒ってしまう。……私に限界が来ると妻がフォローしてくれるから助かる。
 力で従わせようとしても、聞く相手ではないのは分かっている。むしろ聞いたら異常だ。2歳児だもん。言うこと聞かなくて当たり前。
 ひとつテクニックを発見した。2歳児は非常にノセられやすい。泣きじゃくって止まらない時は、アンパンマンのぬいぐるみを見せる。「ほ~ら、アンパンマンはニコニコしてるよ~? ○○ちゃんもニコニコできるかな??」これで大抵は泣き止ませることができる。天国のやなせたかし先生に感謝する。
 このテクニックの応用で、歯磨きを嫌がる時は「はみがきしたらお口のばいきんまんいなくなるよ? バイバイキ~ンしよう?」とか言ってみる。うまくノセられるときもあるが、ノッてくれないときもある。「しようね~」「イヤッ」「きれいきれいしよう?」「イヤーーーーッ」「あーもう!!」無理やり磨く。しょうがない。
 2歳を過ぎて、言葉を覚えるスピードが加速した。1歳の時は「アンマン」と呼んでいたアンパンマンをきちんと呼べるようになり、「ばいきんまん」「ホラーマン」「チーズ」「かびるんるん」「だだんだん」……どんどん覚える。ただ、ドキンちゃんのことを「コキンちゃん」と言う。コキンちゃんはドキンちゃんの妹なんだけど。まだ、「ド」が発音しにくいのだろうか。
 かんたんな会話なら成り立つが、本人が何を求めているのかサッパリわからないときもある。まだ日本語が不十分だからしょうがない。「お茶?」「ジュース?」いろいろ聞いてみると、本人の反応でわかることもある。


 これが、2歳児といういきものですよ!!!!!

 どうですか? じつに楽しそうでしょ。

渋い声のピカチュウ

2016年02月13日 15時40分02秒 | 日々のつぶやき
 『名探偵ピカチュウ』についての、私と妻の会話。

妻「このピカチュウ、もとは人間なんでしょ」
私「え!? そうなの??」
「黒ずくめの男たちにアヤシイ薬を飲まされて、ピカチュウにされちゃったんでしょ」
「それ、コナンやんけ。……ならこっちの男の子が服部平次なんか?」
「せやかて工藤」
「ホンマか工藤」
「マイクで話しかけたら、ピカチュウとコミュニケーションできるんでしょ」
「それは『ピカチュウげんきでちゅう』やろ!! ……たぶん『でんきねずみ』って呼んだら、渋い声で『10まんボルトをお見舞いされたいか?』って凄んでくるんだろうな」
「ドM大歓喜やね」



 ……あのね、私ね、妻と結婚できてホントに良かったよ。

イトイさんもそうでしょ

2016年02月13日 07時24分33秒 | 日々のつぶやき
 きっと、糸井重里さんもポーキーなんだろう。

 大いに傷つき、ゆえに大いにやさしいひと。



 糸井さんがポーキーなのなら、岩田さんがネスだったのだろうか。

 ネスは長い旅に出てしまったな。

 それはきっと、ポーキーも寂しかろう。
 もともと、寂しがりなんだもんね。ポーキーは。