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　だれかを救いたいと思うのは、それがかつての自分でもあるからだろうねぇ。

　そのだれかが救われれば、過去の自分も救われる。

　消えない傷を持つ人は、だれかを救わなければ生きられない運命にある。

　お節介こそヒーローの本質だって、オールマイトも言ってたね（『僕のヒーローアカデミア』）。

　メサイアコンプレックス、という言葉もあるけど、ちょっとニュアンスが違う気がする。

あ。分かった。

　意外と早くわかった。

　ポーキーやディケイドが他人の心に踏み込んでいく理由。

　こいつら寂しがりなんだな。
　お友達が欲しかったんだ。

　ポーキーについては言うまでもないし。
　ディケイドは、旅した先の仮面ライダーと仲間になって、絆を結ぶと、そのライダーの力が使えるようになるんだよ。

　なあんだ。簡単な話だったな。

　うん……やっぱり、私と同じだった。

実を言うと見てるよ

　アカウントはなくってもTwitterは見られるからさぁ、実を言うと見てるよ。

　誰とも交信できない代わりに、誰に不快に思われることも、誰を傷つけることもない。

　こちらから話しかけたくても話しかけられない、受け取るだけの「じゅしんでんわ」、
たった一人で世界を眺めている、絶対安全カプセルの中のポーキー。

　皆が自在にテレパシーを使いこなしているが、私は使えない。
「テレパシーでもなんでもつかえるもんなら　たすけをよんでみるがいいさ」。

　ううううう？？
　なぜ、私の行動は、いつもいつもポーキーになってしまうんだろう。

　私は別に、ポーキーをリスペクトしてるわけでも、ポーキーになりたいと望んでいるわけでもないぜ。
　でもなぜだか、ポーキーになってしまう！！

　Twitterをやめる直前の数日間。あまりにも自分の思考がポーキーのセリフとシンクロしてしまうので、自分でもゾッとしたくらいだ。

　たぶん私は生まれたときからポーキー。その性質は変えられない。


　トリックスターについて考えていて気付いたけど、ポーキーにしろ仮面ライダーディケイドにしろ、他人の人生に不遠慮に介入していくやつらなんだよな。
　「自分はここまで。他人はここまで」と線引きをして、それ以上立ち入らなければ、無難な人生が送れるのに。
　しかし、UFOが落ちてもネスを起こさずに一人でUFOを見に行ってしまうポーキーなんてもはやポーキーじゃないし、平行世界を旅しないディケイドなんてもうディケイドじゃない。

　何なんだこいつら。構ってちゃんなのか、お節介焼きなのか、空気が読めてないだけなのか。どうして他人の領域を侵そうとするわけ？　なんで？

　……考えたけど、現時点ではわからない。
　まぁ、もう少し考えてみる。なんせ私はポーキー。自分のことだから、きっといずれ分かるでしょ。

クレヨンで描いたアンパンマン

　２歳の娘と一緒にクレヨンで描いた絵を、pixivにUPしてみたわ。


　ふへへ！　「どういうつもりでこれをUPしたんだよ？？」って困惑する人の顔が見えるようだ。
　「画材：水で消えるクレヨン」。水で消えるクレヨンは便利だよ。床や机に２歳児が落書きしても、ウェットティッシュで拭けば消えるからな。

　この絵の現物は、トイレのドアの内側に貼り付けてある。
　娘にトイレを好きになって欲しくて。
　まだトイレでオシッコできたことないんだよ。

　一時期、トイレが嫌いになってしまって「トイレ、いやーーーっ！」と叫んでいた。
　これでもう「いやーーーっ！」と言われないといいけど。