俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

スーパーメトロイド

2010年05月24日 01時30分56秒 | 日々のつぶやき
 「みんなのニンテンドーチャンネル」で、有野課長が『スーパーメトロイド』をクリアしたのを見て、自分もやりたくなってきた。

 バーチャルコンソールを起動してみる。どこだろうここは。
 ずっと前に買ったけど、先に進めなくなって放っておいたんだった。。
 すげえ難しいよね、このゲーム……。アイテムは見えているのに取れないし。行き止まりで先に進めないし。サムスはうまく操れないし。
 それらの要素が一丸となって、こっちの心をへし折りにくる。

 今は「マリーディア」?という場所にいる。「スペースジャンプ」というアイテムを手に入れて、ジャンプした後、空中でまたジャンプできるようになったらしいんだが、ちっともうまく二段ジャンプできない。
 ジャンプに失敗して落下してトゲ床に刺さる。一度はできても、二度目はできない。ちくしょー!
 何が悪いのかな。タイミングかな。何か間違っているのかな?

 ……疲れてきたので今日はもうやめよう。
 そうだ。このゲームはだいたい一時間やれば、どうしても進めない場面が出てきて心が折れる。けれど時間を置いて再チャレンジすると、不思議と先へ進めるんだ。
 今までもそうやって、ブリンスタやノルフェアを越えてきたはず。

 また今度。挑戦してみよう……。

母の物語 余談

2010年05月23日 22時06分39秒 | 日々のつぶやき
 『メトロイド』が母の物語になったのは、映画『エイリアン2』の影響もあるのかなあ?と思う。

 主人公のリプリーが、エイリアンに占拠されたコロニーでたった一人生き残っていた少女・ニュートに出会う。
 終盤で、エイリアンに連れ去られたニュートを取り返しに行って、エイリアンの女王と戦うことになって……。その場面でニュートがリプリーのことを「ママ!」って呼ぶんだ。
 その一言に集約されていないかな? 『エイリアン2』が母の物語である、ということが。

 監督のジェームズ・キャメロンはこの数年後に『ターミネーター2』を作るわけだが、こっちは「父の物語」だよね。
 「『子供には母親が必要だ』と考えてエイリアン2を作ったジェームズ・キャメロンが、『だがそれ以上に、子供には強い父親が必要だ』と考えて作ったのがターミネーター2だ」と、昔読んだ映画の本に書いてあった。本当か嘘か知らないけれど。

 『メトロイド』に限らず、任天堂のゲームを遊んでいると「これはどう見ても、あの映画のあれをパクッただろう……」と思うことがあるよね……。
 まあ、作品の核になる部分をパクッているわけじゃないし、ゲームの核はオリジナリティに溢れているからまあいいか。と思っていますが。
 ハリウッドの映画だって、日本のアニメに影響されているし。面白い作品同士、影響を与えずにはいられないんだよね、きっと。そういうことにしておこう。

母の物語

2010年05月23日 15時17分42秒 | 日々のつぶやき
 どんな物語にも、何かしら役割というか、性格というか、位置づけ、テーマのようなものがあると思うんだ。それは最初から意図されていることもあれば、ストーリーの成り行きでテーマが浮かんでくることもある、と思う。
 たとえば『仮面ライダー』は「男の物語」で、『ウルトラマン』は「家族の物語」だ。
 仮面ライダーは幸か不幸か力を手に入れてしまった一人の男が苦悩を背負いながら闘う。仮面ライダーに変身するのは、多くは普通の人間。
 それに対して、ウルトラマンはもともと地球の人間ではなくて、遠い宇宙の果てからやってきた異星人。地球を守らなくてはいけない理由は特にないはずなのに、なぜか命がけで地球人を守ってくれる。
 これはウルトラマンが、地球人のことを以前の自分たちと重ね合わせているからだね。地球人がもっと進歩を遂げて、銀河連邦の一員となる日まで守ろうとしているわけだ。
 こういう物語の構図が、「子を守る親」を想起させるからこそ、ウルトラマンには「兄弟」や「親子」がやたらと出てくるようになったんじゃないか?と勝手な推測をしています。

 さて。そこで「母の物語」。
 母の物語、というと任天堂フリークなら『MOTHER』を思い出すかもしれないが、今回はそれではなくて『メトロイド』の話。
 『スーパーメトロイド』は支配しようとする女と開放しようとする女の戦いかもしれないって宮部みゆきサンも言っていた。
 Wiiの「みんなのニンテンドーチャンネル」で、メトロイドのストーリーをまとめた映像を見てそれを思い出しました。

 『メトロイド2』のラストで、サムスは自分を母親と思ってなつくベビーメトロイドを殺すことができず、銀河連邦に持ち帰る。
 『スーパーメトロイド』では、そのベビーが宇宙海賊に攫われる。
 マザーブレインとの闘いで、ベビーはサムスを庇ってはじけ飛ぶ……。

 そこから次作『メトロイド Other M』につながるみたいですね。
 もう、タイトルからして「母の物語」全開じゃないか。

 銀河連邦から依頼を受けて宇宙を飛び回るバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)、サムス・アラン。その彼女がまさかいきなり「母」になるとは誰も思わなかったろう。なによりサムス自身が驚き、困惑しただろう。自分を母親と思い込んだベビーメトロイドに。しかし母親というものは、必ずしも妊娠、出産という手続きを経てなるものではないのだ。愛情を求めて慕ってくる幼子のために、自分の中の「母」の部分が起動する……そういうこともあるのだ。
 だがサムスは、母親としての使命を果たせなかった。守るべき子供に逆に守られ、そして失ってしまった。
 そして。ベビーを失ったサムスの耳に、ベイビーズ・クライが鳴り響く。赤子の泣き声と名づけられた救難信号、それに引き寄せられるように、彼女はスターシップの進路を変えた――。

 一本ごとのゲームでも十分完成された物語になっているのに、さらにストーリーがつながってゆくと、ひとつの歴史・『メトロイド・サーガ』という観を呈してきますね。

 …………いいなぁ。メトロイドは新作がどんどん出て……。
 スタフォもストーリーの壮大さでは負けてないと思うんですけどね……。