ニンドリのスタフォ推しがうれしい

　ニンテンドードリーム、略してニンドリの編集者さん達はスタフォシリーズに特別な思いを抱いているようだ。

　今号（2014年8月号）のWii U版スターフォックスの速報もそうだし、Wiiのバーチャルコンソールで『スターフォックス64』が配信開始になったときも、半ページではあったがスタフォの世界を凝縮したような告知記事があったし、『64 3D』の攻略本にはスタフォの歴史が掲載されているし。
　実に嬉しい。

　スターフォックスの魅力とは何だろう？
　キャラクターが魅力的なのはもちろんだが、進化を続けるハードの性能と、新たな挑戦とが融合して、スターフォックスでしか味わえない世界が現れ出でる瞬間……その瞬間の感動を、皆忘れられなくなるんじゃないかな。

想像が広がる

　発売中のニンドリ（2014年8月号）に、新作スターフォックスについてE3で宮本さんが話した内容が掲載されてるよ。

　ミッションを自由に選ぶ？　ストーリーの大きな流れはある？

　……なんとなく、これまでの作品の時系列に当てはまらないものになるのか？と思った。
　スターフォックスというシリーズは、常に新たな挑戦とともにあった。新作でも新たな地平を切り開いてくれそうで、楽しみです。

浄化されたベノムで

　新作のストーリー関連の妄想。

・『コマンド』でベノムの酸の海は浄化され、資源豊かな惑星に生まれ変わったはず。
　アンドルフの孫、アッシュ・ボウマンが惑星開発の第一人者に着任したというエンディングもあった。
　生まれ変わったベノムを新たな舞台にするのはどうか？
　……しかしここを舞台にすると高確率でアンドルフ関連の話になりそうだ。
　もうアンドルフは飽きたな……。

ストーリーは重要だよね

　Wii U新作『スターフォックス』は、どんなストーリーになるのだろう。

　ゲームパッドを使った操作性や、新しいマシンも気になるが、それ以上に気になるのがストーリーだ。

　ストーリーに入り込めるかどうか、ゲーム部分がストーリーとマッチしているかどうかで、ゲーム全体の評価もずいぶん変わると思うのだよ。

　『64』以降のシリーズの時系列としては、
『64』・『64 3D』（N64)
さらば愛しのファルコ（漫画）
『アドベンチャー』（GC)
『アサルト』（GC）
『コマンド』（DS）

　……という流れになっている。

　これまでは、リメイクである『64 3D』を除いて、発売された順がストーリーの時系列と一致していた。
　新作は果たして『コマンド』のあとに位置する物語になるのか、それともこれまでの作品の間に挿入される物語になるのか？

　これはキャラクター的に重要な問題で、例えば『64』と『アドベンチャー』の間の物語にすると、パンサーは登場できない。
　アサルトで「あんたらとはお初だな」って言っているもんねぇ。もしもこの前にフォックス達と出会っていたら、みんなパンサーのことだけ忘れる奇病に罹ったのか？ということになってしまう（笑）
　それから、クリスタルも出演できないね。

　『アサルト』以降になるとペッピーはアーウィンに乗れないし、グレートフォックスも大破してなくなっているはず。

　……『64』と『アドベンチャー』の間は、設定上なぜか８年も空いているんだよな。私としてはここを埋めてほしいな。
　スターウルフがウルフとレオンしかいなくて寂しい、クリスタルがいなくて女の子がゼロ、という欠点があるので、新キャラを出して欲しいです。
　お蔵入りになった『スターフォックス２』に登場予定だった山猫の女の子（ミユ）、たれ耳の白い犬の女の子（フェイ）を復活させるとか。全くの新キャラもいいよね。

　おぉ……考え始めると夢がひろがりんぐだね。

　……ところで今回は何と戦うんだろうね？　クッパは何回マリオに倒されても、次回作で元気に蘇っていて、誰も文句は言わない。けどスタフォはそうはいかない。新たな敵がいないと物語が始まらない。
　『64』ではアンドルフ軍だったわけだが、よく考えるとフォックスが撃ち落とした敵戦闘機には敵軍の兵士が乗っているんだよね……。全部が無人機であるわけはないし。ゲームとは言え、殺しをしている後味の悪さがある。

　その点、アパロイドは破壊してもあまり良心の呵責を感じないよね～……。
　宇宙の彼方からやってきたよくわからない生命体だし、生命というより機械って感じだし……。

　もうアンドルフもアパロイドも倒してしまったわけで。次の『巨大なる敵』はいったい何者なのだろうか。

　こうしてみると、ゲームのストーリーを考えるのも、ものすごく大変なことなんですね。。

ゴジラの正体

　『ゴジラ』の前売り券買った。
　情報が聞こえてしまう前に、早めに観たいな……。

　『ゴジラの論理』（小林豊昌、1992年　中経出版）という本を読んだ。
　古めの本だけど興味深かった。
「復興した日本を破壊しようとする巨大な怪物に、日本人が日本人だけで対決しなければならない、という一つの命題がゴジラを貫いている」（P.23）
「ゴジラの上陸そのものが、昭和二十年三月十日の「東京大空襲」の再来というべきだろうか。」（P.30)

　太平洋戦争後の焦土から、復興し経済成長するさなかにゴジラは現れ、それを破壊する。
　経済成長によって豊かな国になれる、という鮮烈な希望を、人々は抱いていた。その希望が打ち砕かれるやもしれないという強烈な不安。それがゴジラの正体かもしれない。
　空襲の記憶、焦土の記憶、戦争で命を落とした者たちの記憶。当時を生きる人の記憶が、ゴジラが出現することのリアリティを生み出した。

　この現代に――ずるずるとした起伏のない日常が続く世界に、ゴジラは出現できるんだろうか？
　「かつて、絶望をかかえた巨大な怪獣が、人の心に棲んでいた時代があった」……ということだけしか描けない、ぬけがらのゴジラしか現出させられないんじゃないだろうか……。

　名前が同じゴジラだからといって、背負っている情念まで同じでなければならない、という決まりも無いんだけどさ。

　いったい、現代のゴジラは、いかなる必然性をもって人間の前に姿を現すのだろう。
　それが気になるのだ。

ファルコの台詞とヘリコプター

　E3で宮本さんが操作している画面のファルコの台詞、『Hold still and let me shoot you!』はどういう意味だろう。
　ウェブ翻訳に放り込んでみると。
「じっとしていてください、そして、あなたを撃たせてください！」

　……ファルコはこんなこと言わない。
　けどまあ大体言いたいことはわかった。

「動くなよ、撃ち落としてやる！」
「ウロチョロしやがって、落ちろ！」
　ファルコっぽく翻訳するとこんな感じかな。

　任天堂のE3のページには、『ヘリコプター型の新しいメカが登場する』とある。
　なぜヘリコプターなのか？　アーウィンと操作性はどう違うのか。
　Wii Uゲームパッドでの操作はどうなるのかな。
　ヘリコプターだから、空中で静止（ホバリング）したり、後退したりもできるのかな。

　コクピットからの視界がゲームパッドに表示されるみたいだけど、ゲームパッドを常に持ち上げて遊ぶと……腕が疲れないか？？
　あと、コクピットからの視点と、TVのアーウィンを後ろから見る視点で、得られる情報はそんなに違うのだろうか……。

　私が心配する事ではないのだが、いろいろ心配だ……。スターフォックスシリーズが復活できるかどうかの分岐点になりそうで。

Hold still and let me shoot you!

　……ありがとう、宮本さん。

　任天堂のサイト、E3 2014のページで、『Wii U GamePadを活かした開発中のソフトを宮本茂が紹介します。』を見た。

　ありがとう、宮本さん……！！

　まだ遊べる段階にはなっていないけれども、「スターフォックスを作っています」、その言葉を伝えてくれたんですよね！
　全宇宙、４００億のスターフォックスファンのために！

　ペッピーもいるしファルコもいるよ……！！　え？　ペッピーもいるの？
　引退する前の話なのかな……それとも、まだ試作段階だからいるだけなのかな……。

　いろいろ想像してしまって、気になるなぁ……！！

　すごい楽しみです。