俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

『ドラゴンボールZ 神と神』

2014年01月25日 22時14分13秒 | 映画
 『ドラゴンボールZ 神と神』をDVDで見た。

 昔はヤンチャばかりしていた面々が、いい歳の大人になって、家庭をもって子供までいて……なんだかまるで、同窓会だな。

 悟空がフリーザと闘っていた頃、私は小学生だった。
 私のように、子供の頃にドラゴンボールを見て育ち、いまはそれなりの歳になった人が見て、皆しみじみとしているに違いない。

 青年期までは、ひたすらに強さを求める。しかしそれ以降になると、安らぎと安定を求めるようになる。
 そこらへんの感覚が妙にリアルだ。

 子供はこの映画を見て、どう思ってるのかな……。

『悪の教典』を見てしまった

2014年01月23日 02時59分23秒 | 日々のつぶやき
 映画『悪の教典』を見てしまった。

 見なきゃよかった、と思う経験を何度もしながら、それでも懲りずにこういうジャンルのDVDを借りてしまうのはなぜだ。

 人間の悪の側面を切り取って見せるタイプの映画だから、見て思い切り胸糞悪くなるのは当然の反応だし、この映画がよくできている証拠だ。
 だがわかってはいても、吐き気は消えない!!

 そして、人間とは弱いものだなあ。ガムテープで手足を巻かれただけで動けなくなり、太めの血管を切り裂かれただけで命が尽きるんだから。
 ・・ああ、気分が悪い。これ以上この作品のことを考えたくないので、寝る。
 

WiiにあってWii Uにないもの

2014年01月13日 17時04分13秒 | 日々のつぶやき
 Wii Uは、あらゆる面でWiiを上回る……と言いたいところだが、そうでないところもあるね。

 「お天気チャンネル」。ゲームを遊ぶついで、Wii Fitで体重を量るついでに、明日のお天気や気温がわかって便利だったのにな。

 「みんなの任天堂チャンネル」。新作ゲームのCMや紹介映像がまとめて見られた。『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』が見られたこともあった。
 ・・・ショッピングチャンネルで見られるから、まぁいいと言えばいいけどさ。

 あと、ゲームキューブのゲームは遊べないよね。ゲームキューブ持っているから困らないけどね。

 変わるのはしょうがないけど、なくなって寂しいものもあるな……という話です。

年末年始の映画

2014年01月05日 13時02分57秒 | 日々のつぶやき
 あけましておめでとうございます。
 このブログは思い出したように更新を続けてまいります。

 3月末までイオンシネマで映画が見放題になるチケットを、一万円で買いました。
 ・・・3月が近づくと個人的な理由で色々と忙しくなるので、今のうちに元を取らないといけません。
 という訳で、年末年始は映画を沢山観ました。
 以下に感想を。

●『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&鎧武 天下分け目の戦国MOVIE大戦』
 ウィザード編は、ウィザードの完結編としてはこれしかないな、という形だった。
 コヨミの遺したリングも収まるべきところに収まった。
 鎧武編から、MOVIE大戦にかけては……なんか、眠くなってしまった。
 平成ライダーいっぱい出てくるし、画面は豪華なのだが、なぜか退屈だった。
 ……武神鎧武や、御神木の設定がよくわからないし、御神木が雨を奪っているという描写もないから、登場人物に感情移入できない。
 盛り込まれる要素が多すぎて、ストーリーがおざなりになっている感じだなぁ。
 前年の『フォーゼ&ウィザード』のほうが、満足度は高かった。アクマイザーのキャラクターも、武神鎧武より立っていた。

●『永遠の0』
 素直に感動しておけば楽しめるものを、色々と考えてしまってそうできない作品。
 全体主義の日本で、宮部久蔵のような生き方が貫けたのかどうかがまず疑問。
 さらに、右とか左とか、自分の思想的な立場をどうとるか?と試されている気がして疲れてくる。
 できることならこの国の歴史を肯定したい。戦争をしたのは歴史上の必然であったと思う。
 ……だがこのことについて書くには、自分の勉強が足らなすぎるので、いまは書けない。

●『劇場版 HUNTER×HUNTER ラストミッション』
 少年漫画がオリジナルのアニメになったとき、オリジナルの設定が何か気に入らないんだよなー。
 この映画で言うと、念〈ネン〉能力に対して怨〈オン〉能力を作ってきたことがまず気に入らないんだよなー。
 ……しかし、そこを受け入れられないと、この映画が全く楽しめないことになる。
 ゴンとキルアが怨能力者の餓鬼と戦う場面は素晴らしかった。
 テーマソングの『表裏一体』は、TVシリーズでの人間とキメラアントとの関係を表現すると同時に、この映画でのハンター協会の光と影、ネテロとジェド、さらにはゴンとキルアの関係をも暗示しているんだな。

●『ゼロ・グラビティ』
 「極限の状態から、いかにして生還するか」という作品は、ひとつのジャンルになっているよね。このジャンルに名前はないのだろうか?
 これを見ている間、地上から遠く離れた無重力空間でただ一人浮遊している感覚になった。あまりの心細さに泣いた。そして試された。
 もしも自分が同じ状況に置かれたら、冷静さを保てるだろうか? 論理的に考えられるか? 体力は持つだろうか? 果たして生還できるだろうか。
 思ったのだが、ギリギリの状態でそれでも前に進めるものと、そうでない者の差はなんだろうか。
 自分の一部のように思える存在を失い、深い傷を負っても、顔を上げて進むことができる者……。
 それは一人の人間の生きる理由を越えた、なにかもっと大いなるものに繋がる感覚ではないだろうか。それが何なのか、言葉にしようとすると壊れてしまうから言えないのだが。

●『ルパン三世VS.名探偵コナン』
 登場人物が多くて込み入ったストーリーを、よくぞここまで楽しめる作品に作り上げたな!と感心する。
 「あーおもしろかった!」と言って帰れる映画。
 どちらの作品も長く続いていて、観る方も「どうせこういう展開になるんでしょ?」となんとなく予想している。その予想を裏切ってやろう!とする意識が感じられた。おかげで最後まで飽きずに楽しめた。
 お分かりかもしれないが、スタッフロールが終わるまで席を立ってはいけない。

●『清洲会議』
 これが一番面白かったな。
 秀吉が大泉洋、柴田勝家が役所広司。
 清洲会議には今まで注目していなかったが、この映画を見るとこれが歴史の重要な転換点だったのではと思えてくる。
 笑いがある一方で、あたりまえのように柴田勝家や織田家を滅ぼすつもりでいる秀吉に、恐ろしさも覚える。
 やろうとしていることは恐ろしいのに、それでも悪人に見えない秀吉は不思議な存在だ。あっけらかんとして悪びれない、それが原因だろうか。他人を騙そうとすれば、普通なら抱くはずのうしろめたさが、秀吉からは感じられない。後ろめたさを感じる機能が欠落しているかのようだ。
 天才とは、ある種の才能を「持っている」ことばかりではなくて、ある種の才能が「欠落している」ことも重要な要素なのかもな。
 ……あ、こんなことを考えなくとも楽しめる映画なので、ぜひ観てください。