俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

ファンシーレオン様

2008年11月18日 20時38分31秒 | アナザーストーリー
 レオン・ポワルスキー
 その出自は不明、他の恒星系から流浪してきたという噂もある。
 スターウルフの一員ではあるが、時折チームの拠点から姿を消すことがあり、その際どこで何をしているのかはチームメイト達も知らない。

「……私はしばらく消えさせてもらう。仕事が入れば連絡しろ」
「フン、またか」
「おいおいレオン。一体毎度どこに消えているんだ? 仮にもチームなんだ、居所くらいはっきりさせておく義務があると思うがね」
「よせ、パンサー。詮索するんじゃねえ」
「知りたいのか? 殺し屋の手の内を知ろうとするとはいい度胸だ。教えてやらないこともないぞ、対価として貴様の命を頂くがな……」
「何だと?」
「やめろ、二人とも! レオン、消えるならさっさと消えろ。こいつの跡をつけたりするんじゃねえぞ、パンサー」
「フン。では失敬する」

 ドアロックを開き、レオンは乱雑な部屋を後にした・・

「あいにく男のあとを尾けまわす趣味はない。チームメイトに命を狙われるのも御免だね。だがウルフ、あんたはやつの勝手を何とも思わないのか?」
「好きにさせておけ。心配せずとも仕事に支障は出ねぇさ」
「フーン。まったく大したリーダーだよ。だがどうも、気になるね……


 チームの拠点を離れ、単独で宇宙を飛ぶレオンの機体。やがて、小惑星に偽装した彼の基地に辿り着き、機体は内部へと滑り込んだ。
 あとを尾けるものがいないこと、基地とその周囲に異常のないことを注意深く確認すると、レオンは安心したように自分の部屋に腰を下ろした。部屋の中は、ぬいぐるみやリボンのかかったカラフルな箱、ありとあらゆるファンシーなもので溢れかえっている。
 満足そうな笑みを浮かべながら、レオンは思った……

『クククク……知られてなるものか……この冷酷無比、残虐非道な暗殺者の私が、実はファンシーグッズに埋もれて至福の時を過ごしているなど、もしも知られてしまったら、もうこの宇宙の知性体すべてを暗殺しなければならないではないか。しかしそれにしてもファンシーなものというのはなぜこれほどまでに私の心を融かしてしまうのだ、あぁ、あぁあ、た、堪らん……ククク……クックックク……!!』


 ってな感じの真相だったら面白いと思わないか、ウルフ? いやぁ想像するだけで笑えるな。ハッハッ。あのレオンが! 血をすすって生きてるようなあいつが、ホントは可愛いものだーいスキ、とか! やべえツボにはまった。うへへ! アーハハハハ!!」
「フッ」

 突如ドアが開き、出て行ったはずのレオンが猛烈な勢いで飛び込んできた!

「キサマッ!! 何を笑っている!? 勝手な想像はよせ!! ウルフ! 貴様もいま、笑ったな??」
「フッ、フッフッ、なんだレオン。消えるならとっとと消えろと言ったじゃねーか」
「盗み聞きとはスマートじゃないねぇ、ファンシーレオン様。うぅはは、もう駄目だ耐えられん。ハーッハッハッハッハ!!」

「誰がファンシーだ!? 笑うなと言っているのがわからんのかっ!!」

仲間割れ

2008年11月14日 14時37分20秒 | アナザーストーリー
「だいたいキサマのそのキザっぷりが気に食わないのだ」
「そうだ! てめえの側にいるとこっちまで恥ずかしくなるぜ」

「ええー? やっぱ粗暴なダンナ方にはオレの美学は理解できねーのかなぁ。……いや、理解できるからこそ、嫉妬に狂う。そういうことかな、お二人さん。
 地上に降り立った神と見まごうばかりの私の姿を前にして自信がぐらついてしまうのはわかるが、だからといって同じスターウルフのメンバーだということは変わりはしない!
 ……そうだな、気持ちはわかるさ。私の放つ光がまぶしすぎて君らがかすんでしまうとしたら本当に申し訳ないと思う。だがダンナ方、人はだれでも、自分に与えられた技量のなかでなんとか生き抜いていかねばならないのじゃないかい? そう、たとえそれが真紅のバラのようにそこに存在するだけで人を酔わせちまう力だろうと、何だろうとね。そして与えられてしまったからには、その力を使わないことは罪だ! 私はこの力を宇宙の誰にも知らしめる義務がある。
 だが何てことだ……、その力がアダになって、こうしてダンナ方を嫉妬に狂わせちまうことになってしまうとは……、やはり大いなる力には大いなる責任が伴う、この言葉は真実だったようだな」

「おいレオン」
「何だ」
「久々に酔いたい気分だ。付き合うか?」
「よかろう。……ここにいると、この神とやらを地獄に送ってやりたくなりそうだ」

「力を使うも罪、使わないも罪。嗚呼! やはりオレがこの地上にいること自体が罪ということか。地上に生れ落ちた神は、天上の星を目指して飛ぶ運命……
 アレ? ダンナ方ぁ、何処へ行くんだよ? つれねえなぁ、オレもお供するぜ」

「うるせー!! てめえは来るんじゃねえ!!」

はてな?

2008年11月14日 03時21分16秒 | 日々のつぶやき
 このブログを更新した日は、しなかった日より明らかに訪問者が多いということがアクセス解析を見ているとわかるのだけれど。
 これはなぜなんだろう?

 更新したほうが、検索に引っかかりやすくなるのかな?
 それとも、「更新された」という情報を知る方法があるのかな?

 たぶん、前者だろうな……。
 できれば、もっと更新して、見てる人に『お気に入り』に入れてもらって訪問者を増やしたい!と思うんだけど、思ってるだけで更新しないから無理だね!!

 低速更新で無理せずにやります……あまり期待しないで。

・・・・帰ってきちまった

2008年11月14日 03時03分55秒 | 日々のつぶやき
 ええっと、そのぉ。
 船長が次元跳躍に必要な燃料を高松空港に置き忘れてて乗せてなかったんだってさ。まいったねこりゃー!

 そういうわけで地球に帰ってきました。
 …………ってお分かりとは思いますが最初からジョークですから。
 ずっと地球の香川県にいますので。

 試験が近づいていることもあり、このブログ最近ちっとも更新できないので、いっそ試験が終わるまでお休みにしようかと思い……ただ『お休み』と書くのも芸がないかと思い下のようなのにしてみました。
 そしたら意外に悲しまれてしまったので少し慌てました……。
 このままこのブログが消えると思われているかもしれませんが消えませんよ……だらだらと存在し続けますよ。

 まぎらわしい書き方をしてごめんなさいね……。

 なんだかすっかり茶番になってしまいました。
 「ムダに心配させやがって! 俺の心配を返せ!!」そんな声が聞こえる気がする! ああっごめんなさい。
 「別に心配してねーよ、バカか」という声も聞こえる気がする。これまたごめんなさい。

 これから先もきっとたま~にしか更新できないのですよ。まあとりあえずコーネリア行きはとりやめて、気が向いたらなにか書きます。
 ……こんな無責任な、やっつけ仕事なブログでいいのだろうか。『ファルコとの出会い』はいつまで経っても完結しないし。自分で自分にあきれる……。
 

コーネリアに向かっています

2008年11月13日 14時47分53秒 | 日々のつぶやき
 いまライラット系へ向かう高速艇の中でこれを書いています。
 船はすでに地球の引力圏を離れ、この星系の端へと近づきつつあります。

 もう数時間で一回目の次元跳躍に入ります。
 次元跳躍を終えたあとは、ブログの記事を送信しても、その電波が地球に到達して記事が更新されるまでに50年かかります。
 なので、地球に帰還するまでは、この記事が最後となるでしょう。
 しばしのお別れになりますが、皆様お元気で。

                       雪月れんげ