俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

『逆転裁判5』発表に寄せて

2012年02月26日 22時13分15秒 | スタフォ以外のゲームソフト
 逆転裁判シリーズ公式サイトにも載ってるけど、『逆転裁判5』の制作が決定したそうだ。

 2012年1月29日、東京で開催されたイベント『逆転裁判10周年記念法廷』で発表されたみたい。
 このイベントの模様は、ニンドリ4月号(Vol.216)に載っています。いいなぁ、行きたかったなぁ。

 『逆転裁判4』が発売されたあと、スピンオフ『逆転検事』や『ゴーストトリック』のほうに流れが移ってしまって、もう本家の『逆転裁判』には出会えないのかな、と寂しく思っていた。
 主人公はナルホドくん、助手はマヨイちゃんなんだよね? ね? そこは期待を裏切ってはいけないとこだと思うな。な!

 『レイトン教授 VS. 逆転裁判』ともども、楽しみです。

 『5』発売前にクリアしておかないと、と思い、机の引き出しから『逆転裁判4』を引っ張り出しました。
 ……第3話の途中で止まってたよ。
 『4』では、ナルホドくんが弁護士を引退しちゃってるというのがどうにもびっくりしたのだが。最終話では、過去にさかのぼってそこのところの真相が明かされるっぽい……(まだそこまで進んでいないからわからない……)

 布団のなかにDSを持ち込んでちびちび遊ぶんだ。
 よく考えないままに証拠品をつきつけ、サイバンチョにペナルティをくらうと、なぜか笑ってしまう。


 『蘇る逆転』『2』『3』も遊びたいけど……廉価版のパッケージがださくて気に入らないんだよね.

新規ファン獲得に向けて

2012年02月25日 20時59分15秒 | スタフォファンクラブ
 『スターフォックス64 3D』発売からしばらく経ったけど、スターフォックスシリーズの新作が遊べるまでには、またしばらくかかりそう。
 この「しばらく」というのが曲者で、スタフォの場合、3年待っても5年待っても新作の情報がかけらも聞こえてこないことがよくある。

 『64 3D』でスターフォックスのファンになった人たちもいるだろうに……。何年も待たされるうちに、スタフォのこと忘れちゃうじゃないか。

 「スターフォックス初心者ガイド」みたいな記事を作ろうかな?

 よし、考えてみよう……

3DSソフトが豊作

2012年02月25日 13時27分28秒 | 日々のつぶやき
『バイオハザード・リベレーションズ』
『新・光神話 パルテナの鏡』
『初音ミク アンド フューチャー スターズ プロジェクト ミライ』
『METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D』
『ファイアーエムブレム 覚醒』
『マリオテニスオープン』

 3DSに気になるソフトが沢山有りすぎて、嬉しいやら困るやら。
 あまりゲームにお金をつぎ込むと、他のことができなくなってしまうんだよねぇ。読書したり映画見たりといったことが。

 取捨選択しなければいけないけど、どれも魅力的だ……。

 『新・光神話 パルテナの鏡』。これだけは絶対に遊びたいな。

『Z.O.E.』HD版はいつだろう

2012年02月25日 11時56分43秒 | スタフォ以外のゲームソフト
 『ZONE OF THE ENDERS』(ゾーンオブエンダーズ)、その続編の『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』(アヌビス ゾーンオブエンダーズ)というPS2のゲームがあった。

 大ヒットも見込める良作でありながら、発売のタイミングを失敗したために健闘するにとどまった。てなことが、小島プロダクション公式ブログの記事に書いてあるね。

 『メタルギアソリッド』シリーズの小島秀夫監督プロデュースの作品でもあり、知る人ぞ知る名作という位置づけになっているようだ。
 この2作が、PS3に向けた『HD EDITION』として2012年中に発売になる、と発表されている。いつごろ発売になるのかな?


 私がこのゲームのことを知ったのは、スターフォックスの映像にZ.O.Eの音楽を合わせたMADを見たのがきっかけだった。
 SF的な世界観と、爆発的ヒットの可能性を秘めながらもその機会を得られずにいるところは、スターフォックスシリーズに似ているんじゃないか? 一緒にしてはいけないかもしれないけどさ。

 実はウチにはPS3が置いてあるので……HD版Z.O.Eが発売されたらぜひ遊んでみたいと思っている。
 新作を制作する用意もあるようだし、Z.O.Eの存在が広く知られるようになって、新作への足がかりになればよいですね。

「ファルコとの出会い」その68

2012年02月12日 22時18分34秒 | 小説『ファルコとの出会い』

「もう、お分かりだろう。若き日の私は抽出した成分からガスを作り出し、『誰も傷つけない兵器』として軍にモニタリングを申請し、権利と引き換えに多額の研究費を手に入れた。研究ははかどった。自分の発明品が実際にならず者共を捕らえるため役立っていることも、ハールの出身としてははじめて軍の科学技術研究所員に迎えられたことも、私の心を躍らせた。
 あの日の訪れまでは。
 私が作り、私が売り込んだガスが、命を奪ったのだ。私が殺したも同じだ。
 誰も傷つけない兵器という謳い文句が、私の誇りだった。お笑いだ。なまくらのナイフ、湿気ったマッチ、と言って喜んでいたようなものだ。
 お分かりいただけるだろうか。5年前の事件のずっと以前、三十余年前のあの日からすでに、私は殺戮者であったのだ!
 ……。…………。

 私は、私が殺戮者であることの意味を探そうとした。なぜ、まるで適さない条件のもとで、あのガスが使用されたのか。それを許可し、命じたのは誰か。だがすべては、軍事機密という名のむこうに隠されていた。それでも私は知らねばならなかった。知った上でその人物を問い詰めなければ。それ以外に、あの日に背負い込んだ同胞の命の重みを、この身から下ろすことができないような気がしたのだ。
 軍の関係者、メディアの関係者に聞き込みを続けるうち、私の周囲には怪しげな影がうろつくようになった。
 特高、公安、保安局……私には名前も知るすべがなかったが、おそらくはそんなところだろう。監視の目はいたるところに光り、私は電話の一本をかけるにも恐ろしく感じる有様だった。
 監視の網にからめとられ、探偵のまねごとは進まなかった。ただ肩書きだけが変わっていった。
 孤立しながらも研究費を勝ち取るためには、成果を出すしかなかった。私の頭脳が生み出したものが、軍をより強力に育てていった。
 超次元空間の短絡機構のプロジェクトを一任されるころには、私の精神から外向きのベクトルはすっかり失われていた。
 機密と監視がそうさせたのだ。私は内部へと没頭した。研究だけで頭脳をいっぱいにし、あの日のことを忘れようとした。心を閉ざし、目を伏せ、耳をふさいで生き始めた。死に始めた、と言ってもいい。妻と子供が私のもとを離れたのも、このころだ。
 

「ファルコとの出会い」その67

2012年02月12日 22時11分04秒 | 小説『ファルコとの出会い』

「……だから破壊と殺戮に手を染めたのか、と皆さんは思うことだろう。正確には違う。
 もう三十年以上前のことだが、『トネリコの日』のことは、もちろん知っておられるだろう。貧困に押し込められたハールの労働者たちの不満が爆発し、起こした暴動はコーネリア各地に飛び火した。
 私はそのとき、一介の技術者に過ぎなかった。暴動に参加することはなかった。ロキオンの支配から抜け出したい気持ちは同じだったが、私は私で、暴動とは別の力で彼らと対等になろうと息巻いていた。
 つまり私も若かったということだ。
 暴動には静観を決め込むつもりだったが、間接的に、思わぬ形で関わることになった。
 コーネリア軍は、押し寄せる群衆の真ん中にガス弾を数発、撃ち込んだ。
 ガスの主成分は、ある生物から抽出した神経伝達物質をもとに生合成したもので……無色透明だが、ほのかに柑橘類のような香りがある。この成分が気道粘膜を経て血中に入り中枢神経にまでたどり着くと、種族を問わず、交感神経の働きを鈍麻させ、多幸感、嗜眠がもたらされる。
 ちょうど、風呂で一日の疲れを洗い流し、ガウンに着かえたあと暖かい布団にもぐり込んだ時のような、やすらかなまどろみの中に落ちてゆくのだよ。
 同じガスが、軍が勢力圏を拡大する際、軌道上をうろつくごろつき共や、軍事施設を占拠したテロリストに向けて使われたことがある。
 楽なものだ。ごろつき共が得意になって乗り回している快速艇や、テロリストが篭城する施設の大気調節器からガスを注入してやれば、相手はあっさりと眠りに落ちる。しあわせな夢を見ながら、みなお縄だ。
 だが、この暴動の場合は、少々事情が違っていた。というより、最悪だった。
 このガスは、狭く遮蔽された空間に短時間で行き渡らせられる場合に、最も大きな威力を発揮する。
 では、その逆、広く、遮蔽もされていない空間で、ひしめきあう群衆に向けガスを散布したら、いったいどうなっただろうか?
 まずガスを吸い込んだ数名が、幸福感と共に眠りについた。その周囲の者も、ガスの広がりに従って、次々に。
 残りのものは、異変に気づくと、はげしい恐怖に襲われた。この時点で、このガスは一般に知られていない。昏倒する仲間を見て、すやすや寝入っているだけだとは、誰も気づけないのだ。
 たちまちのうちに、悲鳴と怒号が飛び交い、群衆は恐慌状態に陥った。われ先に逃げようとする人々が折り重なり、拡散するガスに追いつかれて眠りに落ちる。その上を、まだガスが効かない者が乗り越えていった。
 逃げ惑う群衆に踏み潰され圧死したもの、眠ったまま側溝に転落し溺死したもの、夢うつつのまま、手にした銃器を暴発させたもの。
 『死者263名、負傷者580名』……その日の夕方のニュースのテロップを、私は忘れることができない。
 いいや。忘れてはいけないのだ…………。」

リンクとフォックス、声が同じ人

2012年02月08日 23時18分15秒 | 『スターフォックス64 3D』(3DS)
 Wikipediaを読んでいて気づいたけど、『スターフォックス64 3D』のフォックスと、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』のリンクとは、声を演じているのがどちらも同じ大原崇(おおはら たかし)さんだそうだ。

 任天堂の二大タイトルで主役を演じるとはね。まあリンクはセリフらしいセリフはしゃべらないけどさ。

 『64 3D』ではフォックスだけじゃなくてレオン、カイマンの声も演じているみたいだ。
 フォックス=レオンと聞くと、オリジナルの『64』での里内信夫さんを思い出すなー。

 『スカイウォードソード』に比べて、『64 3D』はなんか影が薄くなっている気がするんだよな……。

 せっかく声優さんが一新されたんだから、せめてもう一作くらい、大原さんのフォックスが聞きたいっす。
 といっても、『スマブラ』の新作だけってのは、勘弁してほしいぜ。
 スタフォの新作!で、ぜひお願いしたいです。

「ファルコとの出会い」その66

2012年02月01日 18時51分18秒 | 小説『ファルコとの出会い』

 ピピピピ、という電子音が、機内に響く。フォックスは通信を受けた。
 グレートフォックス内のナウスの映像が、モニタに浮かび上がる。
「どうした? ナウス」
「公共ノ電波帯全域ニ、アンドルフカラノ映像ガ送信サレテイマス」
「アンドルフだって?」
 アーウィンを駆る三人の叫びが重なった。
 その名前を口に出すより先に、フォックスは総毛立っていた。ざざざざざ、草原を風が走るように、怖気が体表を波立たせていく。
 フォックスたちは周波数のダイアルを捻ると、一般のTV放送の周波数帯に合わせた。モニタからナウスの顔が消え、銀色の粒子のざらつきのあと――彼が、姿を現した。

「……すこし、話をさせていただこうか。皆さんが満喫している快適な暮らしを、支えているものについての話だ。
 母なる星、コーネリアは、生命が満ちあふれ、資源豊かな惑星ではあるが……しかしコーネリア由来の資源のみでは、現在のような宇宙航行時代が訪れることはありえなかっただろう。
 超高温のプラズマをエンジン内部に封じ込めるための高密度隔壁、惑星間ワープ飛行にかかる莫大な電力、時空をゆがめ空間と空間をつなぐのに不可欠のグラビティウェル。
 これらを手に入れ、維持するためには、ライラット系の各惑星の資源のかずかずが、そして実際に宇宙に出て作業にあたる人員が不可欠だ。
 そうだ、宇宙だ。ゆりかごのように我々を育んでくれた、緑の大地と清浄なる海とは違う。気密をへだてて広がっているのは、本物の死の世界だ。冷凍の干物に加工されるには最も適している。
 そんな環境での作業だ。自分からすすんでやりたがる者はいない。その日の食い扶持にも困るような、貧しい者でなければな。
 私の故郷でも、宇宙建設会社の営業たちがやってくるのを何度も見たよ。若さを持て余し、金をためて今の生活から抜け出してやると息巻きながら、そのための具体的な方策は持てずにいる――そういう若者たちを薪の束のように車に詰め込み、走り去っていった。衛星軌道上、あるいは惑星間の作業場へとな。私の4つ上のいとこも、その若者のなかの一人だった。
 彼らは金持ちになっただろうか。いや、ならなかった。
 宇宙空間の職場環境は、劣悪を極めたのだ。点呼のさいに返答がなかったにもかかわらず宇宙空間に置き去りにされたもの、宇宙線の降り注ぐなか長時間の作業にあたり、放射線障害を負ったもの、デブリの衝突で身体を損なったもの、酸素欠乏から高度の脳障害に陥ったもの……。満身創痍の状態で、解雇を告げられるか、暗黒の海の藻屑となり二度と帰らないか。彼らの多くが辿ったのは、そんな運命だ。
 そしてだ。私が怒りを覚えているのは、かれら宇宙空間作業者の実に7割以上が、われらハールの若者たちであるということだ……。」