MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

ピアノとネイル

2011年07月10日 | 音楽教室


ピアノを弾く人は、大抵 爪を伸ばしません。
マニキュアも塗らない。(絶対ではないです、塗る人もいます)

私個人について言えば
爪については、絶えず短くしているため
伸ばすと「指先が気持ち悪い」という感覚になり
伸ばしたいとは思わなくなるのですが
マニキュアについては
「かわいいな、塗ってみたいな」という憧れがあります。

現在のピアノ鍵盤の表面は、プラスティック樹脂ですから
溶剤を含むマニキュアを付けた爪が当たると
鍵盤の樹脂が微妙に溶けていき、傷んでいきます。
(と、調律師さんから教えられました)

女の子の生徒さんの中には
マニキュアをしてきてしまう子もいますが
1回や2回で、そんなに急激に傷むわけではないし
私自身も 爪のおしゃれへの憧れはわかるので
小さなおしゃれ心に水をさすのもねーと
あまり注意はしないようになりました。

でも、本当はしない方が良い。
鍵盤のためというより、薄くて柔らかい子供の爪に
マニキュアは あまり良くないだろうなーと思うのです。

そんな中、これはいいなあと思った新製品。
京都の老舗の絵の具屋さんが開発した
「胡粉ネイル」という 溶剤を使わないマニキュアです。

溶剤を使っていないなら、鍵盤も爪も傷まない。
というか、胡粉の成分のためか
爪が健康になっていくのだそうです。

実際に買って塗ってみましたが
確かに、爪がしっかりしてきたような。

というわけで、今度から
『塗るならこれを』と お勧めしようと思っています。

もっとも
私はやっぱり手の爪には塗りませんけれども。
(嬉しくて気が散るから)