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一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

台湾土産

2007年06月04日 | 台湾
いつもお世話になっている華道の先生が、たくさん台湾のお土産をお持ちくださいました。

K先生は日本統治時代に台湾の小中学校に通っており、今回はその同窓会で台北、高雄など、8日間も滞在したとのこと。

子供時代を台湾で過ごした先生にとって、台湾は第二の故郷なのでしょう。

お土産は、左から、プーアール茶、蓮の実、パイナップルケーキ、肉のデンブのようなもの(ピンク袋)、ポークジャーキー?、梅甘漬け、干しキノコ?、メンマ、パイナップルケーキです。

あと写真には出てませんが高雄名産のカラスミもいただきました。

とりあえず、前から気になっていたパインケーキを「パクッ」。

美味しいです♪

程よい甘さで、皮は香ばしく、パインの餡がモチモチした食感。

違和感が全然ない・・・。

日本人の口にも合いますね♪


なんだか、最近妙に台湾づいています・・・

あっ~~行きたいっ~~~


<追記>

ちょっといい話を聞きました。

旅行中のアクシデント。

K先生が連れて行った年配の友達が、道中、猛暑のせいで日射病にかかり、気を失って倒れてしまった時のことです。

一同、とっさの事に気が動転していたところ、近くのお米屋さんがお店の中に横にならせてくれ、水や氷を用意してくれたり、献身的に介抱して助けてくださったそうです。

結局、救急車で台湾大学付属病院国際医療センター(だと思う)に運ばれ、病院で手当てを受け、程なくして回復したとのこと。

そして、驚くことには、なんと、病院の診察代が無料だったとのこと。。。

しかも、病院の人が帰りのタクシーまで用意してくださったそうです。

K先生は、台湾の人たちのあまりの優しさに感極まって、思わずタクシーの中でポロポロと大泣きしてしまったそうです。

以上、先生の話を聞いた母から伝え聞きました。

診察代無料は、何か事情があるのかもしれませんが、

それにしても、いい話を聞きました。

台湾万歳!!!

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台湾に行きたい!!

2007年05月01日 | 台湾
台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい

小学館

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休み谷間の幼稚園。

子どもの一人が、「園長先生、ぼく、台湾に行って来た!」と報告してくれた。

「オォーーーッ台湾かぁーーーー先生も行きたかったよぉ~~~」と思わずその子の顔を両手で挟んで吠えてしまう私。

不思議そうに私を見つめる子ども。。。

私を衝動に駆り立てさせたもの。

それは、長らく途中まで読んでそのままになっていた『台湾人と日本精神(リップンチェンシン)著者 蔡 焜燦(小学館)』という一冊の本。

昨夜遅く2時半までかかって読み終わったところだった。

ちなみに読了するのに長い時間がかかったのは、本書の内容が退屈だからではない。
むしろその逆だ。
本書を読み進めるうちに、日本の台湾統治時代を理解するには、まず周辺の中国近代史から総合的に理解する必要性を感じ、これまで関連する本などを読み漁っていたからである。

いや、これは意識的に行ったことではなく、結果としてそうなってしまったのかもしれない・・・。

それだけ本書の内容が鮮烈であったため、ゆっくりと外堀から埋めていかなければ、つい感情論に走ってしまいそうで理性的に納得できなかったからだ。

しかし、時間をかけたおかげで日本の歴史認識に対する私の眼の覆いは取り払われた。

今や、私を構成するアイデンティティーのひとつ、「私が日本人である」という内的事実が、活き活きと輝いているではないか・・・

なんという清々しさ・・・。

とにかく読んでいて胸が一杯になる。

温かい思いが胸を満たすのだ。

知らず、熱いものが頬を濡らす。

なんということだろう・・・

「日本人は台湾人に、人に対して“正直”であること、“誠実”であること、また“公”のために尽くすことの大切さという、精神的遺産を遺してくれた」。

「あの時代、あなたたちのご先祖たちは間違いも犯したけど、それ以上の立派なことをしてくれた、日本人よ誇りを持て!胸を張りなさい!」。

そんな著者の熱い思いに貫かれている。

戦後、蒋介石一族政権下における40年間にわたる徹底した反日教育にも関わらず、きわめて多くの台湾人が親日な理由が、この本に明らかにされている。

すべての日本人に読んで欲しい本だ。

台湾人から、むしろ現代の日本人が忘れかけている、日本人の美徳を教えられた気がしてならない・・・。

日本人はいつしか美徳も、誇りも失ってしまったのだ。

人生の質を変えてしまうほどの本と久しぶりに出会った。

著者 蔡 焜燦氏に心からの敬意と感謝の意を捧げたい。

信じられないことに、著者は日本の将来を心から危惧しているのだ・・・。

もうひとつの祖国、日本の将来を・・・。

ああ・・・私は台湾に行きたい・・・。

<追記>
本書の詳しい紹介については、別の機会に譲りたいと思う。


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