帰省報告(2)
いきなり、到着間際の写真。
これが船内の一部が写っている唯一の写真なので (^^;)
まだ言うことをきかない子連れの船旅はかなりハードだった。
花火大会の途中で船に乗り込むと、そこは人・人・人。
8月最初の週末の船は満員。どこもかしこも人でいっぱいで、カメラで写真を撮ろうにも、そこには人がアップで写ってしまうし、こっそり撮る余裕も無し。
そこで、船内の様子、乗船リポートについてはとても詳しいサイトがあったので、まだ乗ったことの無い方はぜひこちらを参考にされると良いと思います。
フェリーあかつき 乗船リポート
このサイトの中で、「恐怖の臨時席」と書いてあるところも、もちろんいっぱい。レストランの営業はなく、その代わりにレストランの場所にもお客を泊めている。2等船室は、ほとんど団体に占有されていて、「XX高校○○部」などと張り紙がしてあった。
私達が乗ったのは、2等洋室(2等寝台、ではなく)。 (上記サイトに2等洋室の写真は無い)
奄美と鹿児島を結ぶ航路は、この日乗ったマルエーラインとマリックスラインの2社が一日交代で運行しており、2等洋室という料金設定があるのはマルエーだけなのでこちらを選んだ。
2等洋室は、うなぎの寝床のような細長~い部屋に、2段ベッド4つある定員8名の相部屋。
ここは最低である2等料金にひとり1,000円(子供は500円)を追加すれば泊まれるので、この日のように船が込んで雑魚寝も場所を探すような場合は、安価でちゃんとベッドに寝られるのはありがたい。私はまだ授乳もしているため、カーテンを引いてプライバシーが守れるのもGood。
船は小学生未満は無料の代わり(大人同伴の場合)、当然支払った分のベッドしか使えないので、ベッド3つに家族5人。このベッドの幅は80cmくらい。ひとりでいても寝返りするのがやっとのところ、ここに子供と一緒に入ると本当に狭い!
ま、いいや一晩なんだし。ベッドは上ひとつに下ふたつ。上に夫+次女(4歳)、下のひとつめは私+1歳、もうひとつに小2ひとり。
人間の大きさ的には、小2と4歳が一緒に寝てくれればいいのだが、この狭いところに2人入れてもキャッキャ言って寝やしないし、柵といえるほどのものは無いので、チビ達は大人が防波堤になった方が良いという判断。
やっとベッド割りも決まって、時刻は9時半過ぎ。すでにカーテンを引いて寝る(もしくは読書?)していらっしゃる方もいるので、うるさくするわけにはいかない。
娘たちは、なんとかベッドに入り静かになったものの、今度は、長女が寒い寒いと言う。クーラーがきついので、毛布があっても寒いようだ。長袖の上着を着せて、息子用に持ってきたおくるみもあったので、それを着せてやっと収まる。
問題は1歳の息子。初めて打ち上げ花火を見て興奮した上に、知らない場所に来てこれまた興奮してしまったのか、全く寝る気配なし。いつもなら、とっくに寝ている時刻なのだが。
あー、やっぱりケチらないで、部屋を占有すればよかった...。しかし、ここは差額を苦労する労働の賃金と思って乗り切るしかない。なるべく迷惑をかけずにこの部屋で休まなくては。
10時になり、ホールなど一部を除くと消灯になる。
無理やり寝かしつけようとしたが、ギャーギャー泣くので、ホール(またまた上記サイトのエントランスホールの写真をご参照)に出ると、すごい勢いで歩き出した息子。右の階段を降りて、ぐるっと回って左の階段を昇る。ぐるぐる回ること、1時間以上...うっぐぅ。さすがにへとへと。
そして、このホール、空気が非常に悪い。
ただでさえ人が多い上に、禁煙になっていないので、煙がそこかしこからゆらゆら...
寝る船室の方は禁煙なのだが、この日のように、このホールのすぐ横の「恐怖の臨時席」(上記サイトより)でも寝る場合は、横でもくもくされては気の毒だと思った。
デッキにも出てみた。気持ち良いかと期待したが、この時期、風は夜でも生暖かくてべとべと。真っ暗な海がこわい。この日は夕立もあったので濡れているところもあり、子供にはすべりやすい。その上、船の中はあんなに人だらけでも、やはりこちらは人が全然いなくて、子供と2人だけでは怖い気がしたので、すぐに退散。
やっぱりうろつけるのは、ここしかないとホールをぐるぐる...
11時過ぎ、もう一度デッキにちょっと出て、風に当てると、一瞬で寝た。
ふぅ。バンザーイ。ちかれたー。
やっと部屋に戻り、ベッドに入ってほっと一息。さあ、私も寝るぞー!!
すると間もなく、反対側の小2の娘がベッドから落ちた。低いベッドなので、落ちても大したことないのだが、今度は寝ぼけてそのまま落ちた場所で寝ようとする。
んもーーー!!揺さぶって、起こしても、「ここでいい!」っていってるけど、アナタ!皆様が土足で歩き回るところで直にそんな...母は許しません。それに、通路を完全にふさいでしまっている。ほらほら、ベッドに戻りなさい。格闘すること数分。
そんなこんなで、かなり大変だったが、幸いその後は大した問題も無く、子供達全員朝まで寝てくれたのが幸い。
夫も次女と一緒では、狭くて狭くてかなり寝苦しかったようだが仕方ない。
そうそう、船酔い。
全然しなかった。多分あまり揺れていなかったのだろうと思う。なにしろ、ぐるぐる回っていたので、気づかなかった。1歳が自力で歩き回れる(手はつないでいたが)くらいだから、大して揺れていなかったのだろう。
ベッドに入ったら、ちょうどいい感じのゆりかご状態だった気がするが、こちらも疲れてすぐ寝てしまった。我が家はもともと家族みんなあまり乗り物酔いしないし、揺れも少なかった(多分)ので、全然大丈夫だった。
でも、到着した日、台所など1箇所でじっと立っていると、体がゆらゆらしている気がした。陸酔い??
午前8時過ぎ。いよいよ到着だ。
桜島、まぶしー!
反対側は、鹿児島市内の街並み。
一緒の部屋になった皆様、騒がしくて申し訳ありません <(_ _)>
【まとめ-我が家用備忘録】
混雑時の船旅は、やんちゃな子がいる場合は、かなりの覚悟が必要。
2等洋室は格安だが、ベッドを子供と共有するにはかなり狭い。
子供はベッドから落ちやすいので、予約の際に「下の段」と指定すればよかった。
夏でも、狭い部屋ではクーラーがきついので、長袖持参が良い。
料金 大人(2等) 8,800円+1,000円(2等洋室分)
小学生 4,400円+500円
幼児 大人一人につき幼児ひとりは無料
1歳未満 無料
我が家の場合、計 24,500円なり。
帰りは飛行機だったが、大人は離島割引、小児料金で家族5人、チケットレス2%引きで計計 55,700円
苦労したけれど、やっぱり船は安い!飛行機の場合は、4歳の次女もしっかりお金を取られるのも響く。
逆航路の鹿児島から奄美は、船の場合、出航時刻・到着時刻が今回より早いので、うちはまだきつそうだ。そんなわけで、帰りは飛行機を予約した。
あーあ、早くみんな聞き分けの良い子になってほしいっ....
いきなり、到着間際の写真。
これが船内の一部が写っている唯一の写真なので (^^;)
まだ言うことをきかない子連れの船旅はかなりハードだった。
花火大会の途中で船に乗り込むと、そこは人・人・人。
8月最初の週末の船は満員。どこもかしこも人でいっぱいで、カメラで写真を撮ろうにも、そこには人がアップで写ってしまうし、こっそり撮る余裕も無し。
そこで、船内の様子、乗船リポートについてはとても詳しいサイトがあったので、まだ乗ったことの無い方はぜひこちらを参考にされると良いと思います。
フェリーあかつき 乗船リポート
このサイトの中で、「恐怖の臨時席」と書いてあるところも、もちろんいっぱい。レストランの営業はなく、その代わりにレストランの場所にもお客を泊めている。2等船室は、ほとんど団体に占有されていて、「XX高校○○部」などと張り紙がしてあった。
私達が乗ったのは、2等洋室(2等寝台、ではなく)。 (上記サイトに2等洋室の写真は無い)
奄美と鹿児島を結ぶ航路は、この日乗ったマルエーラインとマリックスラインの2社が一日交代で運行しており、2等洋室という料金設定があるのはマルエーだけなのでこちらを選んだ。
2等洋室は、うなぎの寝床のような細長~い部屋に、2段ベッド4つある定員8名の相部屋。
ここは最低である2等料金にひとり1,000円(子供は500円)を追加すれば泊まれるので、この日のように船が込んで雑魚寝も場所を探すような場合は、安価でちゃんとベッドに寝られるのはありがたい。私はまだ授乳もしているため、カーテンを引いてプライバシーが守れるのもGood。
船は小学生未満は無料の代わり(大人同伴の場合)、当然支払った分のベッドしか使えないので、ベッド3つに家族5人。このベッドの幅は80cmくらい。ひとりでいても寝返りするのがやっとのところ、ここに子供と一緒に入ると本当に狭い!
ま、いいや一晩なんだし。ベッドは上ひとつに下ふたつ。上に夫+次女(4歳)、下のひとつめは私+1歳、もうひとつに小2ひとり。
人間の大きさ的には、小2と4歳が一緒に寝てくれればいいのだが、この狭いところに2人入れてもキャッキャ言って寝やしないし、柵といえるほどのものは無いので、チビ達は大人が防波堤になった方が良いという判断。
やっとベッド割りも決まって、時刻は9時半過ぎ。すでにカーテンを引いて寝る(もしくは読書?)していらっしゃる方もいるので、うるさくするわけにはいかない。
娘たちは、なんとかベッドに入り静かになったものの、今度は、長女が寒い寒いと言う。クーラーがきついので、毛布があっても寒いようだ。長袖の上着を着せて、息子用に持ってきたおくるみもあったので、それを着せてやっと収まる。
問題は1歳の息子。初めて打ち上げ花火を見て興奮した上に、知らない場所に来てこれまた興奮してしまったのか、全く寝る気配なし。いつもなら、とっくに寝ている時刻なのだが。
あー、やっぱりケチらないで、部屋を占有すればよかった...。しかし、ここは差額を苦労する労働の賃金と思って乗り切るしかない。なるべく迷惑をかけずにこの部屋で休まなくては。
10時になり、ホールなど一部を除くと消灯になる。
無理やり寝かしつけようとしたが、ギャーギャー泣くので、ホール(またまた上記サイトのエントランスホールの写真をご参照)に出ると、すごい勢いで歩き出した息子。右の階段を降りて、ぐるっと回って左の階段を昇る。ぐるぐる回ること、1時間以上...うっぐぅ。さすがにへとへと。
そして、このホール、空気が非常に悪い。
ただでさえ人が多い上に、禁煙になっていないので、煙がそこかしこからゆらゆら...
寝る船室の方は禁煙なのだが、この日のように、このホールのすぐ横の「恐怖の臨時席」(上記サイトより)でも寝る場合は、横でもくもくされては気の毒だと思った。
デッキにも出てみた。気持ち良いかと期待したが、この時期、風は夜でも生暖かくてべとべと。真っ暗な海がこわい。この日は夕立もあったので濡れているところもあり、子供にはすべりやすい。その上、船の中はあんなに人だらけでも、やはりこちらは人が全然いなくて、子供と2人だけでは怖い気がしたので、すぐに退散。
やっぱりうろつけるのは、ここしかないとホールをぐるぐる...
11時過ぎ、もう一度デッキにちょっと出て、風に当てると、一瞬で寝た。
ふぅ。バンザーイ。ちかれたー。
やっと部屋に戻り、ベッドに入ってほっと一息。さあ、私も寝るぞー!!
すると間もなく、反対側の小2の娘がベッドから落ちた。低いベッドなので、落ちても大したことないのだが、今度は寝ぼけてそのまま落ちた場所で寝ようとする。
んもーーー!!揺さぶって、起こしても、「ここでいい!」っていってるけど、アナタ!皆様が土足で歩き回るところで直にそんな...母は許しません。それに、通路を完全にふさいでしまっている。ほらほら、ベッドに戻りなさい。格闘すること数分。
そんなこんなで、かなり大変だったが、幸いその後は大した問題も無く、子供達全員朝まで寝てくれたのが幸い。
夫も次女と一緒では、狭くて狭くてかなり寝苦しかったようだが仕方ない。
そうそう、船酔い。
全然しなかった。多分あまり揺れていなかったのだろうと思う。なにしろ、ぐるぐる回っていたので、気づかなかった。1歳が自力で歩き回れる(手はつないでいたが)くらいだから、大して揺れていなかったのだろう。
ベッドに入ったら、ちょうどいい感じのゆりかご状態だった気がするが、こちらも疲れてすぐ寝てしまった。我が家はもともと家族みんなあまり乗り物酔いしないし、揺れも少なかった(多分)ので、全然大丈夫だった。
でも、到着した日、台所など1箇所でじっと立っていると、体がゆらゆらしている気がした。陸酔い??
午前8時過ぎ。いよいよ到着だ。
桜島、まぶしー!
反対側は、鹿児島市内の街並み。
一緒の部屋になった皆様、騒がしくて申し訳ありません <(_ _)>
【まとめ-我が家用備忘録】
混雑時の船旅は、やんちゃな子がいる場合は、かなりの覚悟が必要。
2等洋室は格安だが、ベッドを子供と共有するにはかなり狭い。
子供はベッドから落ちやすいので、予約の際に「下の段」と指定すればよかった。
夏でも、狭い部屋ではクーラーがきついので、長袖持参が良い。
料金 大人(2等) 8,800円+1,000円(2等洋室分)
小学生 4,400円+500円
幼児 大人一人につき幼児ひとりは無料
1歳未満 無料
我が家の場合、計 24,500円なり。
帰りは飛行機だったが、大人は離島割引、小児料金で家族5人、チケットレス2%引きで計計 55,700円
苦労したけれど、やっぱり船は安い!飛行機の場合は、4歳の次女もしっかりお金を取られるのも響く。
逆航路の鹿児島から奄美は、船の場合、出航時刻・到着時刻が今回より早いので、うちはまだきつそうだ。そんなわけで、帰りは飛行機を予約した。
あーあ、早くみんな聞き分けの良い子になってほしいっ....
でもお子さんが3人いらっしゃるとご苦労も多いでしょうが楽しいことも多いでしょうね。うちの家内は2歳半のガキ相手に真剣にキレてるときがあり、男親としてはハラハラすることが良くありますよ。
錦こう湾の静けさで目覚めると、目の前に櫻島。「着いたー!!」叫んだもんですよ。
うちは夫婦ふたりだけなので、気楽なもんです。
たしかにあの船は、子連れでゆっくりできる場所が全くないですね。
ホールは煙たくて臭いし。デッキに出れば暑いし。。。
もう少し、綺麗にしてくれないかなあ?
あさって内地へフェリーで帰るのですが、ふんぱつして、一等個室をとりました。
これは、かなり快適と思われます。
>うちの家内は2歳半のガキ相手に真剣にキレてるときがあり、
ああ、奥様の気持ちわかります(笑)
どうぞ上手になだめてあげて下さいね~
うちもあと1年ぐらいで一番下がその年になります。これまたやんちゃがさらに激しくなりそうで戦々恐々...
一番上と一番下が喧嘩しないことくらいですね、今のところ3人でいいことは(^^;)
いつも誰かがどこかで(泣き)叫んでます。
★きさん★
デッキは滑りやすいので、ずっと抱っこしていました。一度手すり近くに行ってみたら、平気で身を乗り出し、こちらが青くなりました。あの真っ暗な海が怖くないんですかねぇ...
>本人はけらけら笑ってましたが、
そうなんです、うちは娘達は結構臆病ものだったので、同じ年齢でももう少しまともな行動だったと思うのですが、息子は...
今、我が家では「男はダメだ」とすっかり女尊男卑思想がはびこってます(笑)
★takaさん★
まだネット繋がっていたんですね^^
一等個室ですか~!!すごーい。乗ってみたーい。
奄美から離れるときは、やはり絶対に船がいいですよね。私も今から、出発は船、と勝手に決めています。それまでに子供達にはもう少しマシになってもらいたいと思います。
一等で島を離れるなんて、本当にステキ!
よい旅を。そして私達には縁のなさそうな1等の様子をまたブログで教えて下さいね。
船は,飛行機とはちがってとても風情があるのですが,やっぱり「大人」の世界ですよね(^_-)
「2等洋室」の存在初めて知りました。
リーズナブルな設定でなかなか良さそうですね。
禁煙というのも気に入りました。
今度使ってみたいと思います。
雑魚寝だとカップラーメンの汁を頭にこぼされそうな瞬間が何回かありますからね...
それはそれで嫌いではない風情なのですが(^^ゞ
お久しぶりです。
お疲れ様でした。せっかくの沖縄バカンスが...。
来年になれば1歳のわが息子も少しはマシになるかと期待していたのですが、拝見したら2歳の男の子のふるまいは、さらに脅威だ~(ブルブル~)
あーあ、うちの子もせめてお父さんっ子になってくれないかしら。あちらにバトンタッチしたいです。
★vagabond67さん★
「乗船格闘記」ああ、まさにその通りです。
2等洋室、たった1000円の違い(数年前までは2等と同価格だったのですが、それではおかしいとちょっと上がったらしいです)でちゃんとベッドに入れるのはいいと思います。よく使われるなら、絶対お薦めですよ~
カーテンもついていて、各ベッドに照明もあるので、消灯後の読書も可能と思われます。
どんなに寝相が悪かろうが、見られないですし(←私の問題??)
★てふてふさん★
それはそれは...悪気が無いだけに、本人に文句を言うのもはばかられますしねぇ。
うまく寝られたら、出発も到着もとてもいい時刻だと思うのですが、名瀬→鹿児島って。
飛行機もサービス悪くなりましたよね?
昔は短い距離でも、ちょっとした御菓子とお茶が出たのに、今じゃ子供に飴玉くれるくらいです。
長距離の国内線なら軽食が出た時代もあったような気がするんですが、東京→鹿児島も今じゃ飲み物だけですしね。
このままみんな小学生になったら地獄絵図でしょうねww
最近は乗りませんが、以前は名古屋~苫小牧を40時間かけて乗っていました。
・・・今はそんな気力がありませんけど。