6日はインドで2009年度の予算案が提出されたが、課税免除所得額の引き上げなどが盛り込まれていた。さきの選挙に勝ち2期に入ったマンモハン・シン政権だが、元々貧困層を支持基盤として1期目の政権を運営してきただけに低所得層に気配りをしたということか。予算案では双方ともにBRIC’sの雄として比較対象となる中国にくらべ見劣りが目立つ高速道路網や発電所など社会インフラの整備に重点を置いた編成となっている。一方ムカジー財務相は同じ6日に金と銀の輸入税の引き上げを発表した。金の輸入税はキロ当たり10300ルピーから20600ルピーへと倍増が伝えられている。インドにおける取引単位10グラムあたり103ルピーから206ルピーとなる。一気に倍増ということで、6日のアジアの時間帯にはスポット価格も10ドルほど急落状態となった。比較的高値圏での推移からインドでの需要低迷が続いている折でもあり、嫌気された形。
ちなみに現在のインドでの金価格は10グラムあたり1万4400ルピー前後となっている。今年2月の高値記録時は1万6000ルピーを突破していた。輸入税が重量当たりの固定額となっているため単純に10グラムあたり100ルピーの上乗せとなる。確かに資金が金に向かうより伸び盛りの国ゆえに、預金や他の金融商品に向かうほうが経済運営上の効率は良くなる。金に向かった資金は、そこで信用創造は行止りとなるからだ。
ちなみに現在のインドでの金価格は10グラムあたり1万4400ルピー前後となっている。今年2月の高値記録時は1万6000ルピーを突破していた。輸入税が重量当たりの固定額となっているため単純に10グラムあたり100ルピーの上乗せとなる。確かに資金が金に向かうより伸び盛りの国ゆえに、預金や他の金融商品に向かうほうが経済運営上の効率は良くなる。金に向かった資金は、そこで信用創造は行止りとなるからだ。
ドルが基軸通貨として問題なかった時にはなんらこのような発言はなかった。しかも”現時点で”と断っているところも奇妙だ。
つまりドルの主要準備通貨としての役割は今後問題が起きる可能性が高いと読むべきだろう。
いまさら税率上げたところでまた密輸がはじまるだけではないですかね?
元の混沌である。
金需要衰退により、光りモノ大好き民族の国民感情も無くなってしまうのか、それとも…?
K 先生のダウリー制の話を聞いてワタシも一度インドを覗いてみたかったんです(;^_^A
では……。