2次ワシントン協定2年目の売却内容については10月に入れば明らかになると思われるが、今に至っては既に結果論であって、売り残しは明らかであって、総枠5年で2500トンの消化は繰越が認められていない以上、全体枠の未達も決定することになった。当初は繰越出来るか否かも明らかではなかったので、「協定」自体に対する評価も変化するかもしれない。英紙FT(フィナンシャル・タイムズ)が80~100トン枠を残したと報じているが、先週はフランスあるいはオーストリアが売却したと見られ、結局今月は50トン程度の売却となった模様。市場が恐れた9月だけで100トン以上という売却は、結局“うわさ”で終わったが、それでも地合の悪いときに、これだけの売りものが出たのも事実であって価格を圧迫したことは否めない。売り崩しの動きと相まって570ドル台まで見たということ。いずれにしても霧は晴れてきた。9月20日に「腰の据わらぬショート」と書いたが、600ドルを越えたことで彼らは慌て始めるのではないかな。
しかし、市場センチメントというのも、いつもながら移ろいやすく、ほんの10日前には商品市場から急激に資金が流出して、闇の日々が始まるみたいな雰囲気が充満していたが、片方で同時進行的に資金を導入するような新たな商品が登場しているのだから、やはり大局、大勢を見てないと見誤るということ。27日、ロンドン証券取引所に新しい商品指数連動型投信が上場されたが、個人投資家がいつでも株式と同じように商品市場に手軽に資金を投じることが出来るようになってきた。大口の投資家でなくともポートフォリオに、これまでにない要素を取り入れることができる時代になる。流れは早晩、日本にもやってくる。
腰の据わらぬショート
しかし、市場センチメントというのも、いつもながら移ろいやすく、ほんの10日前には商品市場から急激に資金が流出して、闇の日々が始まるみたいな雰囲気が充満していたが、片方で同時進行的に資金を導入するような新たな商品が登場しているのだから、やはり大局、大勢を見てないと見誤るということ。27日、ロンドン証券取引所に新しい商品指数連動型投信が上場されたが、個人投資家がいつでも株式と同じように商品市場に手軽に資金を投じることが出来るようになってきた。大口の投資家でなくともポートフォリオに、これまでにない要素を取り入れることができる時代になる。流れは早晩、日本にもやってくる。
腰の据わらぬショート
今月末でシューマーグラム法案が提出期限を迎えます。
現状では不可解なドル高で、提出されない見込みとも感じられます。
このままでは、中国元の調整が長引く可能性もあり、東アジア通貨全般に低下圧力が生じるかも?
「金」は2度目の底打ち?で巨大な持ち合いですが、売れないドルの手前売りがたい(ドル保険?)情勢のようですね。
アルセロールの話もあるし、下手な通貨安は外資に食われかねないのですが、そんな心配は多分無いのでしょう。
今は、国内産業育成よりも安くて良ければ何処製でも構わない状況ですからね。
田舎の風景もだいぶ寂れて来ました。関税率600%の米は絶好のターゲットだそうで、田舎の風景もさらに荒廃するのは時間の問題でしょう。
消費者のために海外の安くて良い製品を輸入することは今や世界の常識を超えて掟で逆らうことは南米くらいしかできない所行でしょう。
通貨安万歳と自由貿易推奨を唱えての外需偏重経済のままでは空洞化に拍車がかかることは自明の理、グローバリゼーションと地方新幹線のストロー効果が同じように思えてきます。
なればこそのドル高だとしたら寒気も感じますけど・・・