先週8月10日のFOMCで決めたFRBが保有する住宅ローン担保証券の償還資金を使った国債の買取りが予定通り17日から始まった。言うまでもなくFRBは12の連銀を取りまとめる役員会議ゆえに、現場の実行役はNY連銀となる。まずは25億5100万ドルの中長期債を購入したと伝えられている。この政策、メディアによっては追加策と伝えられているが、新たに始まったという面では確かに「追加策」だが、「追加の資金供給は行っていない」。あくまで昨年から今年3月までに放出した資金の維持策という位置付けになる。さらなる通貨のジャブジャブ策に出たわけではない。ポイントは、繰り返しになるが、国債の買取りをメインに据えたこと。
この辺りは8月14日に書いたので重複を避けるために、別の角度からスポットを当てると、FRBが保有する住宅ローン担保証券とはファニーメイやフレディ・マックが保証する債券(MBS)あるいはその2機関の発行する債券(GSE債)が中心と見られるが、そもそもそれらは償還期限が二十数年というものが多いと見られる。主流が30年固定というのがこれまでの米国の住宅ローンだった。したがって、それらのローンを組み合わせて作った債券の償還期限も長くなる。今週はガイトナー財務長官が音頭を取って実質破綻している住宅公社2社についての話し合いが持たれた。来年1月までに改革案をまとめることで合意したとのことだが実質はまったく闇の中。少なくとも、FRBは償還金という消極的な方法ではあるが、このリスク資産を国債に振り向け始めたということでもある。
ところで先日、コメント欄に当方の記憶では以前読んだもので戦前の金事情を知る参考になると思われる書籍(・・・絶版かも)としたのは以下のもの。
「金(ゴールド)が語る20世紀」(金本位制が揺らいでも)
鯖田豊之著 中公新書 1999年3月発刊
この辺りは8月14日に書いたので重複を避けるために、別の角度からスポットを当てると、FRBが保有する住宅ローン担保証券とはファニーメイやフレディ・マックが保証する債券(MBS)あるいはその2機関の発行する債券(GSE債)が中心と見られるが、そもそもそれらは償還期限が二十数年というものが多いと見られる。主流が30年固定というのがこれまでの米国の住宅ローンだった。したがって、それらのローンを組み合わせて作った債券の償還期限も長くなる。今週はガイトナー財務長官が音頭を取って実質破綻している住宅公社2社についての話し合いが持たれた。来年1月までに改革案をまとめることで合意したとのことだが実質はまったく闇の中。少なくとも、FRBは償還金という消極的な方法ではあるが、このリスク資産を国債に振り向け始めたということでもある。
ところで先日、コメント欄に当方の記憶では以前読んだもので戦前の金事情を知る参考になると思われる書籍(・・・絶版かも)としたのは以下のもの。
「金(ゴールド)が語る20世紀」(金本位制が揺らいでも)
鯖田豊之著 中公新書 1999年3月発刊
「金(ゴールド)が語る20世紀」(金本位制が揺らいでも)
を調べましたが、驚きました。
12,298円、12,422円 !
中古でコレクター商品との事ですが、絶句してしまいました…
図書館巡りをして丹念に探してみます…
(誰かが禁書にしようとしているのではないですよね?)
それともMBS,GSE債の償還期限にかかわらず市場で売却して(買う人がいないからFRBが買ったのでは?)当該資金でFRBが米国債を買っているのでしようか?
現実のオカネの流れはどうなっているのでしょうか?
2 NY金は最近インドなどのアジアの実需が支えているとの報道。今日は1231ドルで終了。
先日ポールソン&Coのポートフォリオに銀行株が入ってました。銀行株って危ないんじゃないかと、日本のバブル崩壊後の経過を見ていた私には思えるのですが、向こうの金融市場を知ってる人に聞くと彼らは証券化して売りますからね、って返事が返ってきました。
正直アメリカの事より日本の事の方が心配な今日この頃です。
ただ元気な高校球児を見てると嬉しくてどっちもガンバレ!って毎日応援してます。
吉見が巨人を相手に6安打完封。
野球の華はやはり投手の完封、完投だね。
これで巨人は3位転落だが、今の巨人では案外ヤクルトにも抜かれるかも?
阪神は今日も乱打戦?
解説者も「いくら阪神に勢いがあっても今の安藤にこのまま抑えられてはいけない!」
ロッテから頂いた久保しかまともな日本人投手がいない阪神では・・・?
早速、図書館から借りて来ました。もう絶版ですか。「悪書は良書を駆逐する」ですね。
ささやか様、良きアドバイスをありがとうございます。
金鉱株は、あの世界大恐慌当時では逆に高騰したそうですね。