goo blog サービス終了のお知らせ 

亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

最後は独りでシミジミと・・

2006年06月24日 17時24分47秒 | 金市場
昨夜のNY市場の金価格は、ユーロが対ドルで売られるにつれ先物で574ドル台、スポット価格で571ドル台まで売られた後に、引けにかけて(最近はどの時点が実質的な“引け”かよくワカランが)薄商いのなか急速に値を戻し、チャートの形は下ヒゲの長い形に。いずれにしても来週のFOMCの声明文待ち。昨日は13時から夕刻17時までGA(ゴールド・アドバイザー)研修会。2次ワシントン協定2年目の期間も残り3ヵ月ほどになったが、ここまで判明している売却量は291トンほど。単年度500トンなので209トンまだ枠が残っていることになる。昨年のこの時期にはほぼ売り切っていたので、今年は売却ペースは遅い。ドイツの売り枠120トンを他の国が使うのか否かに関心が集まるが、ここまでECB(欧州中銀)が57トン売っているので、これがドイツ枠を使ったとみなしたとしても、何処が残りを売って来るのか不明。出るとすればベルギー、ポルトガル辺りだろうが、枠を残すということも。ただ市場内では、地合が悪化したところでこの先200トンの売却があるとすれば悪材料になるとの悲観的な見方もある。ただ近年の中銀サイドのスタンスからすると、自らの売却で市場が崩れることを避けようとしているのは明らかであって、当方は楽観視している。昨年秋に市場が囃(はや)したロシアや中国の買いはその後どうなったのか?ということにも関連するが、中国よりもむしろロシアの動きの方が外貨準備とのからみでは早いのかも知れぬ。

今日の東京は梅雨の中休み。うす雲が広がるなかで久々の日差し・・・といっても、このところ東京を離れることが多かったので「感覚的に久々」といったところ。外に出たらすっかり夏模様だった。九州は大雨らしいので、そろそろ南九州辺りは梅雨明けが近いのだろうか?昨夜は仕事を再開した京都のSさんが上京の用あり、2人で飲むことに。予想通り少し過ごしてしまった。最後は東京駅新幹線ホームのベンチで発車間際まで缶ビールまで飲んでしまった。発車合図の音楽がなる中、見送ったのだが、「シンデレラ・エクスプレス、Hug、Hug(ちと古いかな?)」のマネをしながら笑っていたので少し安心した。まぁオジサン2人が新幹線ホームで肩抱き合うのもねぇ。もちろん酔ってもやるわけないけど・・・。おそらくSさんは、車内で爆睡状態だっただろう。乗り越して新大阪まで行かなきゃいいが、と思いながら当方は小1時間ほど馴染みのお店で、ひとりシミジミと。本日は外の予定がなかったのです。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ファンドの「総投げ」ではな... | トップ | 早いもので6月最終週 »
最新の画像もっと見る

3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
中国は来年動くようです (いつも拝見しております)
2006-06-24 20:53:39
お疲れさまです。



SCOでは表だっては中ロの不協和音が流れているようですが。

それは規制勢力に対するリップサービスと見てもいいのではないかと感じます。



経済時評「貿易均衡をいかに促進するか」

http://j.peopledaily.com.cn/2006/06/21/jp20060621_60774.html



中央銀行委員「人民元、来年の上昇幅拡大に備えよ」

http://j.peopledaily.com.cn/2006/06/24/jp20060624_60839.html



中国初の国家石油戦略備蓄基地、寧波に8月完成

http://j.peopledaily.com.cn/2006/06/17/jp20060617_60667.html



これらの動きが本当なら、今年の年後半に向けて例えば「金」の値動きにもそれなりに反映するのではと思っています。

特に中国のSPRについては今週、中東で初めての買い付けが材料視されました。それを裏付ける記事でもあります。



そのほかの金融商品はやはり不透明さを増すように感じます。
返信する
来るか!過剰流動二番煎じ! (いつも拝見しております)
2006-06-27 09:16:05
相場はわかりません。
返信する
それはそうだ (fairlane)
2006-06-27 12:49:31
自分もよく思う。「相場はわからん!」
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

金市場」カテゴリの最新記事