ドルの揺り戻しのような足踏み状態の間隙をつくかたちで、金価格は1105ドル台へ。先高期待が高いので押し目買いの意欲は高く、欧米メディアも「クリスマス・セール」なる言葉を使ったりしていた。もちろん1100ドル割れでテクニカル上の弱気見通しも増えており、多少の買いは戻りを示すものとはこの段階では言えない。当方としては終値で1080ドルを維持している相場に弱気見通しはしていない。
11月4日にここに「価格水準に“お墨付き”」と題してインド中銀の国内向けの影響について以下のように書いた。
「インドの購入価格は、(省略)1045ドル以下とされているが、少なくとも1000ドル超の価格水準をインド中銀は受け入れたということが、(中略)従来の警戒感を薄れさせている。相場の流れというものは、おもしろい。インド国内に対する影響がいまのところ読めないが、価格見通しに対する何らかの方向性を示すとなると、また展開も変わろう。以前から、インドでは宝飾品の需要は戻らなくとも金製品の換金売りは一般が価格見通しを強気に変えることで、減少する可能性があるとしてきた。この捉え方には、今回のインド中銀の買いは大きなプラス要素といえる」
さて話は、あの時触れた「金製品の換金売り」の抑制もさることながら「買い」に根拠を与えていると見られるという話。ここにきて1100ドル割れの水準でいくつかの地域で実需の買い引き合いが伝えられているのだが、その中にインドも入っている。もちろん本格的に復活というわけではないが、それでも時間の経過とともに市場にはサポート要因という受け止め方が醸成さるだろう。ここにきて1100ドル割れの水準での買いについて、「インド中銀の買い水準に近づいたため」という市場分析が出て来た。“ほらね!”と、いうことなのだ。
要は、相場水準の上昇は、11月のようなイケイケドンドンもあるが稀で、一般的にはステップ・バイ・ステップということ。そうこうしているうちに、また速度を増す展開がやってくる。きれいな調整局面なのだ。
鳩山対米外交に皆さんの反応が高いのには、そうだろうなぁ・・と。実は最近出た池澤夏樹さんの小説「カデナ」を時間があれば読もうと思っている。1968年、嘉手納基地をベトナムに向かって飛び立ったB52が離陸に失敗して墜落するという事故があった。近隣の民家が爆風で被害を受けたが、操縦士は機の方向を何とか変えたうえでの墜落だったとされる。変えなければ突っ込んでいた先に、核弾頭が収納されていたという話があった。昨日、元首相の佐藤家に核持ち込みの密約文書が残されているという報道があった。やはり、本当だったのか。
11月4日にここに「価格水準に“お墨付き”」と題してインド中銀の国内向けの影響について以下のように書いた。
「インドの購入価格は、(省略)1045ドル以下とされているが、少なくとも1000ドル超の価格水準をインド中銀は受け入れたということが、(中略)従来の警戒感を薄れさせている。相場の流れというものは、おもしろい。インド国内に対する影響がいまのところ読めないが、価格見通しに対する何らかの方向性を示すとなると、また展開も変わろう。以前から、インドでは宝飾品の需要は戻らなくとも金製品の換金売りは一般が価格見通しを強気に変えることで、減少する可能性があるとしてきた。この捉え方には、今回のインド中銀の買いは大きなプラス要素といえる」
さて話は、あの時触れた「金製品の換金売り」の抑制もさることながら「買い」に根拠を与えていると見られるという話。ここにきて1100ドル割れの水準でいくつかの地域で実需の買い引き合いが伝えられているのだが、その中にインドも入っている。もちろん本格的に復活というわけではないが、それでも時間の経過とともに市場にはサポート要因という受け止め方が醸成さるだろう。ここにきて1100ドル割れの水準での買いについて、「インド中銀の買い水準に近づいたため」という市場分析が出て来た。“ほらね!”と、いうことなのだ。
要は、相場水準の上昇は、11月のようなイケイケドンドンもあるが稀で、一般的にはステップ・バイ・ステップということ。そうこうしているうちに、また速度を増す展開がやってくる。きれいな調整局面なのだ。
鳩山対米外交に皆さんの反応が高いのには、そうだろうなぁ・・と。実は最近出た池澤夏樹さんの小説「カデナ」を時間があれば読もうと思っている。1968年、嘉手納基地をベトナムに向かって飛び立ったB52が離陸に失敗して墜落するという事故があった。近隣の民家が爆風で被害を受けたが、操縦士は機の方向を何とか変えたうえでの墜落だったとされる。変えなければ突っ込んでいた先に、核弾頭が収納されていたという話があった。昨日、元首相の佐藤家に核持ち込みの密約文書が残されているという報道があった。やはり、本当だったのか。
見え透いた芝居はお互いして、日本人はしていると世界は見ている。
内実がないことに何故触れるのか。
すでに戦争が終わって60年である。
我国国内にいまだ戦争直後のような、錯覚を抱かせようとしている、人々がいる。また其れでないと飯が食えない人がいる。
金についても似たような、思考(具体的には金本位制)をしている人々がいる。
どのような世界が来るかは想像できないが、若くて、体力(これが一番必要)がある人々には、いい世界が来る。
年よりは早く引退して、おさらばすることだろう。
どうも金は底を打ったね。
金価格と円ドル相場の予想地を立てて、いろいろ計算をすることだが、ドル価格が上昇するには、インフレだろう。これは金利の上昇だが其れはたぶん実質金利を言う。今これの計算が難しいのではないか?
円の下落は貿易構造の変化だろう。円ドル相場は私は無理に円高にさせられていると思っている。純粋に経済的な相場という考えがあるとするなら、其れは幾らだろうか?
また中東がきな臭くなっているから、この要素を考慮しなければならない。
いろいろ難しい。
政治的混乱と経済政策のしくじりは、円高にすすむのではないか。そのわけは国内資金が枯渇するから、貿易で積み立ててある海外資金の取り崩しが必要になるから、そのとき日銀がどのような判断をするかだろう。
池澤さんは今でもフランス フォンテーヌブロー在住ですよ
北海道は、仕事でいたのではないかと。もともと北海道出身で、アイヌ民族の歴史を書いた小説があったはずですし。
この方の博覧強記はすごいです。紀行記は司馬遼太郎の「街道をゆく」を思わされます
早速ネットのコラムを読んだ。いい気な気分の男だなと私は思った。
まあ商売だからね。
彼が金について書くなら、どのように書くのかなと私は思った。
戦後のある時代をすごした人々の一員だと思った。困った世代である。