JR羽越線の事故は、予想を超えた風というよりも竜巻に近い猛烈な気流の変化がもたらしたもののようだが、以前新聞で読んで記憶に残った言葉に「ダウンバースト」がある。航空機の安全運行に関連して登場する言葉で、飛行機の離発着時にもっとも恐れられる激しい下降気流を指す。前に読んだのは(時期は忘れたが)確か房総半島で発生することが多く、成田では監視体制を強化しているというような内容だったと思う。今日の日経のコラム「春秋」でこの単語を見かけて思い出した。離陸時より着陸時の方が怖いと記憶しているが、同じようなもんなんだろうか?どうしてこの「ダウンバースト」を取り上げるのかというと、12月13日から16日にかけての東京工業品取引所での金価格の値動きは、まさにこのダウンバーストと言えるのではないかと思ったからだ。取引の熟練者ならまだしも、14日以降の動きは、アッという間の強力な下降気流にまさに翻弄され、降りるに降りられず、取引所側が投資家保護を理由に“降りるならどうぞ”とお膳立てした措置(売りは一般の手仕舞い優先)に乗ってみたところが、(結果論ではあるが)そこが(目先の)“底”という、しゃれにもならないようなオチとなった。
商いの薄い中、そこからの怒涛の戻り相場がここ数日演じられているが、これを取れるのは限られた人だろう(そうでもないか?)。やはり戻りは早かったね。米国金利の逆イールド(長短金利の逆転現象)が話題になり、金の買い材料と囃(はやす)す向きもいるようだが、そうかな?それより実質金利の低さの方だと思うけどね。
そういえば本日の夕刻、日経CNBCの生番組で話をさせてもらった。この番組としては年内最後の放送だった。ディレクターの加藤さん、キャスターの加藤さん、1年間お疲れ様でした。市況のほうは株式はじめ何もかもが「掉尾の一振」という感じだね。
商いの薄い中、そこからの怒涛の戻り相場がここ数日演じられているが、これを取れるのは限られた人だろう(そうでもないか?)。やはり戻りは早かったね。米国金利の逆イールド(長短金利の逆転現象)が話題になり、金の買い材料と囃(はやす)す向きもいるようだが、そうかな?それより実質金利の低さの方だと思うけどね。
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