
戦い終わって日が暮れて・・・終わってみれば怒涛の1週間となった。最後に金価格も急落状態に。世界的な金融市場の乱調の中でも最後まで670ドル台というこのところの高値圏を維持していたドル建て金価格に大量の手仕舞い売りが出て、心理的なサポートライン(下値支持線)でもあった650ドルを下回ることなった。同時に起きている低利の円を借りてドルに換え、それで米国株や米国債また金など商品を買うという「円キャリー・トレード」の巻き戻し、すなわち“株売り債券売り、金売り、こうして手にしたドルを売って円に換え返済”という流れが116円台の為替ととともにドル建て金価格の下げを促進することから、国内円建て価格にはダブルパンチとなっている。
さて、どうして金は最後になって派手に下げたのか?
答えは明白だ。利が載っていたから。
主要国とりわけNY株式市場の急落は新興国にまで広がり、不意打ちをくらったような形で追証(マージン・コール)が発生したり、ポジションの手仕舞いにともなう損金を捻出したりという必要性が出た投資家のなかには、以前にも増して同時に金を買い建てていたものも多かった。ヘッジのためだが、まさにそのヘッジ機能を使ったら集中したために本体の金市場自体がもたなかったということ。益出し、換金売りの嵐が金市場を席巻したということ。年始の安値からみて80ドル方上がっていたわけで、その利益で他を穴埋めということ。週初めだったと思うが、おそらくファンドの買い越し量は440トンと見られるとここに書いたが、日本時間の今朝発表になったCFTCのデータでは、まさに442トンとなっていた。そもそも金市場自体が重くなっており(熟れていた)、少し触られればガタガタと崩れる可能性はあった。それでも、660ドルあるいは650ドルというラインは保つのではと見ていた。そのシナリオが換金売りの嵐に潰されたということ。円キャリーの巻き戻しにしても、実際の発生ベースよりも、“円キャリーが起きるだろう、そうなると大変だ!”という心理的な側面のほうが優っているようにも見える。一昨日の後場に始まった(もっぱら)為替要因に主導された東工取の下げを見ていて、98年の秋の円高による急落を思い出したと当日書いたが、まさにあの時の国内価格の急落が週明けに再現される見込みになった。先月株式新聞に寄稿させてもらったおりに、630~650ドルがドルベースで見た買いゾーンとしたが、一応その値位置にきた。ただドル円相場が落ち着いていないので、単純ではなくなった。それでもドル建てで見て2日間でシルバーの下げは9.7%であるのに対し、金は4.2%。
さて、どうして金は最後になって派手に下げたのか?
答えは明白だ。利が載っていたから。
主要国とりわけNY株式市場の急落は新興国にまで広がり、不意打ちをくらったような形で追証(マージン・コール)が発生したり、ポジションの手仕舞いにともなう損金を捻出したりという必要性が出た投資家のなかには、以前にも増して同時に金を買い建てていたものも多かった。ヘッジのためだが、まさにそのヘッジ機能を使ったら集中したために本体の金市場自体がもたなかったということ。益出し、換金売りの嵐が金市場を席巻したということ。年始の安値からみて80ドル方上がっていたわけで、その利益で他を穴埋めということ。週初めだったと思うが、おそらくファンドの買い越し量は440トンと見られるとここに書いたが、日本時間の今朝発表になったCFTCのデータでは、まさに442トンとなっていた。そもそも金市場自体が重くなっており(熟れていた)、少し触られればガタガタと崩れる可能性はあった。それでも、660ドルあるいは650ドルというラインは保つのではと見ていた。そのシナリオが換金売りの嵐に潰されたということ。円キャリーの巻き戻しにしても、実際の発生ベースよりも、“円キャリーが起きるだろう、そうなると大変だ!”という心理的な側面のほうが優っているようにも見える。一昨日の後場に始まった(もっぱら)為替要因に主導された東工取の下げを見ていて、98年の秋の円高による急落を思い出したと当日書いたが、まさにあの時の国内価格の急落が週明けに再現される見込みになった。先月株式新聞に寄稿させてもらったおりに、630~650ドルがドルベースで見た買いゾーンとしたが、一応その値位置にきた。ただドル円相場が落ち着いていないので、単純ではなくなった。それでもドル建てで見て2日間でシルバーの下げは9.7%であるのに対し、金は4.2%。
でも、恐らくは振り返って良い買い場?になるのかも。でもクロス円が心配だったりします。
コウベヲタレルイナホカナ・・・キエイルヨウナサケビヲキコウ・・・カタリツクシテミルガイイサ
少し風向きが変わった気がしますが…