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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

雇用統計待ち

2009年09月04日 19時12分57秒 | 金市場
3日はロンドンの取引時間帯から目立った動きとなり、NYに入って利食い先行、その後昼前にまとまった買いが入ったところで990ドルを突破、さらに引け前に買い上げられ戻り高値更新。NYコメックスの出来高と取組と呼ばれる買い建てと売り建て玉総数は急増していた。実需の動向とは離れた金融相場といえる。金ETFの最大銘柄SPDRゴールドシェアも14.65トンの増加となった。まとまった増加としては6月1日以来のこと。ETFについては継続して増えるか否かは動向次第。株式市場に一巡感、そこに金融機関の経営問題に対する懸念の戻り(?)という環境をうまく捉えたヘッジファンドの買い攻勢がストップ・ロスのショート・カバーを巻き込み上昇気流を発生させることに成功したということ。

アジアの時間帯、そしてロンドンと益出しの売りが続いている。NYの連休前であるし一般的には手仕舞いが先行するのは常識的な線といえるが、結局、雇用統計待ちということか。980ドル台後半でホバリング中。

その8月の米雇用統計が日本時間の21時30分に発表される。7月は失業率が改善するなどポジティブ・サプライズとなったが、もともと夏場は政府部門の数字の“振れ”が大きくなる傾向があるとされるので、結果を見るまでは予断を許さずということ。3日に発表された週間ベースの失業保険受給申請件数は、前週より悪化となっていた。さして大きな意味はないと思うが、雇用統計待ち。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (まっち=E)
2009-09-05 12:20:17
 $1000/ozブレイクは難しいのではないでしょうか。
ただ、ドル円で若干の円安が見込めるので、来週前半だけ、高値。後半、安くなるのではないかと思います。

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アンサー (こがねむし)
2009-09-05 18:02:10
600,700ドルの頃は800ドルはどのアナリストも懐疑的でした。池水氏も一時的と述べていましたが今や900ドル台が当たり前。プロとて外します。

来週中に1000ドル超えるかと聞かれると私にはわかりませんが、中長期では間違いないのでは?と思っていますが
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