亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

“超”目先の原稿、それが問題だ

2005年08月30日 17時47分10秒 | 徒然(つれづれ)
(17:45)さてハリケーンにしろ何にしろ、イベント含みで上値にトライし、突破したWTI原油。いまでは一般紙も大見出しで取り上げるほどの「事件」になってきた。チャートの形としては日足が上ヒゲの長い形になったことで、70ドル超の価格をどれだけの時間を掛けて、地相場(通常のペースでも70ドル台維持)として織り込めるのか、また織り込めないのかが目先の焦点になった。こうした形で当面の天井打ちということは、一般的な相場ではよくあるパターンではある。ところが今回は一般的な相場ではないので、そうはならないのではないか(つまりクリアしてしまう)。実際、ここまでの大台超えに際し、そうした読みからショート(空売り)を持ち、泣きをみた投資家は多かったと見られる。今回70ドルを突破したことで、新高値だ新高値だと大騒ぎしていた60ドル台後半の水準が、まず受け入れら、妥当化されるところから次のトライが始まる。そして勢いがついている時は、滞留時間も短くなる。終わってみれば単なる通過点ということも・・・・。

それにしても仕組債など“証券化技術??”の発達で何でも有価証券化されるので、それだけ新規資金も入りやすくなってきている。原油とかエネルギー分野でも投資家の裾野は広がっており、知らないうちに自分が保有している投信までもが有価証券の形で原油に投資していた、したがって自分も間接的に原油に投資していた、などということが珍しくない時代になってきたということ。

国内株式も今日は高いね。本日は午後、東京駅にあるステーションホテルにてJGMA(社団法人 日本金地金流通協会)の機関誌用の座談会があり参加させていただいた。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)豊島代表、プラチナギルド・インターナショナル(PGI)内藤代表という顔ぶれで、同協会発足25周年につき、この間の国内投資家の変遷や内外市場の変化、そして今後について、がテーマ。結果はゴールド(Au)とプラチナ(Pt)を一緒に考えることで、改めてゴールドの独自性が浮き彫りになった。投機の世界では値動きの地味なAuより荒いPtに注目が集まり、一方「一般投資家は値動きの荒さゆえPtから離れてしまい、安定的(stable)に推移するAuが好まれている。Auに対する投資上の関心が高まっているのを感じる(PGI内藤代表)」との言葉が印象的だった。

実はいま、入稿日がとっくに過ぎ、掲載日が3日後に迫った原稿を抱え焦っているのだ。なのにブログなど書いていては、知られたら顰蹙(ヒンシュク)を買うは必定。・・・で、中日戦どころではないのが実情。
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2 コメント

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公私とも頑張ろう (猫マンマ)
2005-08-30 20:09:34
先生も顰蹙を買う位お忙しいようですが、子供の宿題もお尻に火が着いて大変  きっと日本中のオトーサン達もオカーサンと子供の熱い期待を背負って、頭を絞ってるんのだろうなァ  

 

......月末 帰れるのかなァ  

オカーサン!  助けて!  





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そうですね ()
2005-08-30 21:54:18
そういえば、8月末は宿題の追い込みシーズンですね。自由研究が1日で出来上がったり。担任の先生のパターンを読んでこれは9月2日で大丈夫だ!・・とかなんとか・・・。全国のオトーサン、オカーサンが睡眠不足に陥る時期ですね。



思い出すのは自分が小学生の頃。



父親が手先が器用なほうで、本人も模型など作るのが好きだったのですが、この時期に宿題の工作を手伝ってくれるわけです。ところが熱が入るものだから、バリバリのものが出来上がるのです。トーチャンもっと手を抜いてくれよ!・・という感じ。



どう見ても小学生の自分が作ったものに見えないわけ。まいったな~と思いながら、どうすることもできず、もちろん時間もなく、そのまま出してましたね~。ははは。別に咎められることはなかったのですが、友達からはズルイぞ~とか。



明治のマーブルチョコの先をくりぬいて豆球をつけ灯台にしたりしました・・・覚えているもんですね。机はアトムのシールでべたべたでした。丸美屋のふりかけばかり食べたりもしましたね。中のシール欲しさに。
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