日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)。双方の思惑が合致しての話し合いは、細目は後で詰めるとして、とにもかくにも大筋合意に漕ぎ着け、ハンブルクのG20首脳会合前に発表したいという双方の意向どおりとなった。言うまでもなくEU側は、保護主義に傾いた米トランプ政権への牽制材料ということ。日本側(安倍政権)としては、都議選の結果もあって、なおさら、国際舞台で自らがイニシアティブをとって自由貿易 . . . 本文を読む
FOMCというイベントを通過、しかもFRBのバランスシート縮小の具体的方法も示され、着手は意外と速いとまで示唆された市場。加えて月初まで騒いできた政治リスクも目先は一巡感がある時間帯となると、市場は手掛かり難ということに。話題性は目先(2月)の高値から20%超下げ弱気相場(Bear market)入りした原油くらい。ただし、この原油相場が、ザラバで一応の下値メドと市場が思っていた昨年11月14日 . . . 本文を読む
さてコミー前FBI長官の議会証言を行うことで議会上院情報特別委員会と本人の間で合意済みとなっており、先週末にここに24日の予定とした。その後、トランプ大統領が外遊から戻ってからということで、修正が行われたようで週末に「メモリアルデー(退役軍人の日)」以降に変更がされた。メモリアルデーは5月最終週の月曜日。今年は5月29日となり、ちょうど1週間後。
その後の報道では、新たにFBIはホワイトハウス高 . . . 本文を読む
またまたホワイトハウスがらみのネガティブ・ニュース。すでに報道に詳しいので重複は避けるとして、日本時間の早朝にワシントン・ポスト電子版が伝えた内容でなるほどなぁと思ったのが、本文をそのまま抜き書きすると、次のような箇所。
“I get great intel. I have people brief me on great intel every day,” the president sai . . . 本文を読む
米朝間は互いを牽制する動きの中で膠着状態、にらみ合いが続いている。米軍にしても戦略に係わることは、(言うまでもないが)一切公表しないわけで、日本国内の都市部で売られている夕刊紙の見出しには、センセーショナルな見出しが並ぶが、大半が憶測記事の類だろう。米軍の現場は相当緊張感をもって攻撃対象等のチエックを行っているのだろうが、今回派遣された戦力だけでは、いざ開戦となった場合には、こちらサイドも一定の被 . . . 本文を読む
欧米市場は今週からイースター休暇のシーズン入りで、米国議会も休み。市場参加者も減少しており、それもあって貴金属全般にポジション調整的な売りが勝った。
シリア攻撃については米側としては現状では拡大を考えておらず、北朝鮮に対応の矛先を向けている。報じられているように週明け早々に、寄港先のシンガポールからオーストラリアに向かっていた原子力空母カールビンソンが急遽北上を命じられ朝鮮半島近海に向け航行中 . . . 本文を読む
週明けはNY市場が連休につき、話題はヨーロッパ関連。フランスの大統領選挙の候補者支持率をめぐる世論調査の結果が話題になった。以前は、第3の候補と目されていた中道左派のマクロン前経済相が、フィヨン元首相の敵失を機会に本命に浮上、いまや話題の中心のルペン国民党党首と一次選挙のトップを競うという構図。ただし、本選はマクロン、フィヨン両候補の支持者がまとまることで、ルペンの勝ち目は薄いというのが大勢的な . . . 本文を読む
米国関連の経済指標の少ない今週だが、本日21日は日本時間の22日0時に11月の中古住宅販売件数が発表される。11月は指標となる長期金利が急騰し住宅ローン金利も押し上げられただけに、今後の住宅市場への影響が懸念される。ただし、影響が現れるのは年明け以降になると思われるが、どの程度の結果になるか。先週は16日に11月の住宅着工件数の発表があり、年率換算前月比で18.7%の減少となっていた。10月の数値 . . . 本文を読む
先週末ににわかに起きたトルコのクーデターの失敗というか未遂なのか、いずれにしても政権転覆を狙って蜂起した一派は粛清されることになったようだ。この問題はすでに次の段階に移行しており、事件を自らの足元を固めるきっかけにしようとエルドアン大統領側が反対派の一掃に乗り出す行動に出ているようだ。相当数の司法関係者が含まれており、クーデターの企てを口実に一網打尽の勢いとされる。強権的な力で抑え込もうという政 . . . 本文を読む
楽観的見方もあったが、やはりドーハでの産油国会合は何も決められなかった。10時間も話し合いをしたとされるが、争点はひとつ、サウジはイラン抜きでは合意に加わらないということ。やはり、この溝は深い。しかし、この方針はサウジの副皇太子の属人性の強い決定ということなのかも知れない。いずれにしても結果はNOで次回の予定も決めることは出来なかった。またまた「ドーハの悲劇」ということに。
結果が明らかになっ . . . 本文を読む