午前中に流れた米中協議再開の話。劉鶴副首相とライトハイザーUSTR代表、ムニューシン財務長官の電話会談が行われたとのことで、10月初旬にワシントンで開かれるとされる。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、その前に実務者協議も9月中旬に持たれるとしている。米国側は次の追加関税の発動を10月1日に切っているので、この9月1日同様にそのまま発動するのか、それとも見送りにするのか、今後の交渉次第という . . . 本文を読む
欧州議会選の結果は、大方の予想通り2党で過半数を握っていた中道右派と左派は議席を減らすことに。しかし、親EUの色彩のある「緑の党」の議席を伸ばしたことで一応これまでの大枠は維持されることに。しかし、フランス、イタリアでは極右政党が議席を伸ばし、ドイツでは支持が分裂気味で、既存の政治に対する不満が高まっていることが名実ともに明らかになった。国別でも必ずしも極右やポピュリズム政党が躍進というわけでもな . . . 本文を読む
8日は、主要な経済指標の発表のないなかで地政学的リスクに目が向けられた。東西に分裂し内戦状態にあるリビアで軍事衝突が激化し、供給減少懸念から原油価格がこのところの高値を更新(WTI原油終値64.40ドル)。原油高を材料にメキシコペソ、ノルウェークローネなど原油関連通貨に加え、ユーロや豪ドルも上昇し、ドルが全方位で弱含みとなり金が買われることに。
この日トランプ政権が、イランの革命防衛隊をテロ組織 . . . 本文を読む
4月12日のBrexitの期限までカウントダウンが始まる中で、日本時間の本日早朝にメイ英首相は離脱期限のさらなる延長をEU側に求める意向を表明した。先行してEUは4月10日にEU首脳臨時会合を開く予定を示していたので、このスケジュールに沿った動きだろう。メイ首相の意向は、秩序立った離脱を確実にすることが目的の延長ゆえに、短期の延長としている。いずれにしても既にEUと英国間では、離脱合意案が出来てい . . . 本文を読む
さてBREXITは、いつものようにいろいろ修正案や新たな提案がなされ、否決されたり可決されたりと・・・・で、可決されたものも「法的拘束力はない」となると、何ゆえ取り上げたのかと思ったりする。主張を形として残すということか。・・・・で結論は?というと、11月の合意案の前に時間を戻して再交渉ということに。以前から「これが最終案として合意済み」としているEU側はすぐに再交渉はしないと宣告。一方、英国側は . . . 本文を読む
「市場の関心は、本日日本時間の午前10時から開催されている米朝首脳会談に移っている。ただし、この会談も国際政治の上では重大イベントではあるものの、会談が決裂し両国関係が以前のように非難合戦から米国による北朝鮮空爆を危惧させるよう事態に進まないかぎり、当面の国際金融市場への影響は限定的なものとなりそうだ」
・・・・・というのは、今朝書いた市況分析の抜粋だが、結局、米朝会談は、見かけ倒しの“拙速” . . . 本文を読む
一昨日(3月12日)ここに、「今回の件がうまくいかなかったら、ティラーソン国務長官は辞任するのではなかろうか、と思ったりする」と書いた。にわかに新展開に入っている北朝鮮情勢だが、ここまでかなりストレスが溜まる展開と思われ、トランプ大統領による目先志向の衝動的判断の調整の矢面に立つ身としては、ゲーリー・コーンに次ぐような形で辞任ということになるのではと思ったことによる。起きたことは辞任ではなく、解任 . . . 本文を読む
先週末の2つの欧州の政治イベント。まずイタリアの総選挙。日本時間の本日午前7時に投票が締め切られ即日開票。といっても日本のようには結果はチャッチャと判明はしない。事前に各種メディアが伝えていたように、どこも過半数を超えるところはなさそう。最終的には連立政権ということになるが、それぞれが考え方(政策)に違いがあり難航しそうだ・・・というのも事前の予想通り。新興勢力の「五つ星運動」が、勢いに乗って第1 . . . 本文を読む
国連総会の場を使った米朝首脳の威嚇合戦が、率直に言って“子供のケンカ”のような言葉の応酬になっている。しかし、怖いのはその裏には強力な武力が存在する現実。軍事的威嚇行動も、偶発的な交戦が起きそうなレベルまで来ており、まったく予断を許さずというのが現実となっている。というのは、双方が相手の妥協なく折れることが出来ない、引くに引けない状況に至っていることによる。もとよりトランプ大統領は、オバマ政権の . . . 本文を読む
本日は日本時間の午後11時にトランプ大統領が初の国連演説を行うと。昨日は米中首脳電話会談が。大統領にはご機嫌な内容になったようだが、詳細は不明。おそらく中国側が制裁履行に積極姿勢を示したということだろう。それが、マーケットには北朝鮮情勢に関する危機は後退という解釈になるのか。
このところの北朝鮮の動きにはさすがに中国側も警戒感を高めているという話がある。特に月初の水爆実験が中国にはサプライズだ . . . 本文を読む