トルコによるロシア軍機の撃墜。今回の撃墜が何かの意図を持った事件なのか偶発的な事故なにかは不明。しかしロシアがシリア領内のIS攻撃を前面に掲げにわかに参戦した時から、各国軍間では作戦について詳細なすり合わせができておらず、偶発的な事故の発生は十分あり得るとされていた。撃墜されたのが昨年のウクライナ上空の事件のような民間旅客機ではなく爆撃機であったことは、軍事的緊張は高まるものの悲惨な展開に至らずと . . . 本文を読む
先週の金曜日22日にここで取り上げた米軍による南シナ海での艦船の展開が、本日報じられたように既に着手済みとなった。横須賀からイージス艦が向かっていた。米系メディアは対潜哨戒機を伴っているとしていた。中国が作り上げた同海域の人工島に接近し、留まるという作戦で、もともと満潮時に水没していたものを埋め立てて島にして領海を主張しても、それは本来「公海」であって認めないというもの。
中国のやり方は、既成事 . . . 本文を読む
ギリシャの支援要請を協議するユーロ圏財務相会合が紛糾し、11日の会合は約9時間に及んだあげく結論に至らず、日本時間の12日の午後6時半から改めて話し合いが行われているようだ。NHKが19時に報じたところでは、財務相会合の後に予定されていたEU首脳会合は中止され、ユーロ圏首脳会合が開かれるとのこと。
難航している背景には、ギリシャに対する改革案履行に対する疑いがある。単なる約束は目標に過ぎず、信 . . . 本文を読む
具体的に動き出す機運が見えてきたギリシャ情勢。
ギリシャ政府が提出した改革案は未公表だが、6月25日の債権団側の提示したものに近い内容に債務減免の要求が加わったもののよう。
減免に関しては、ドイツ世論はこれを認めずということだが、償還期限のさらなる先送りとか返済条件の緩いものへの借り換えなどの譲歩案で話を詰めていく方向のようだ、合意の成立は五分五分というのが本日昼間の日本時間の感触。
今朝 . . . 本文を読む
今年の1月26日(更新時間の関係で27日0時)にギリシャの選挙結果を見て「荒れること必至?ギリシャの政権交代」と題してここに
「新政権が効率重視のMarket-oriented(市場主義的)な運営や民営化、規制撤廃には反対の政治思想を貫こうとすると、妥協点が見いだせず、ペンディング状態が長引けばギリシャの混乱が深まり、預金流出の加速や資本逃避など金融上の問題が一気に噴き出す可能性が、最悪のシナ . . . 本文を読む
日本時間の15時はアテネの午前9時。月曜朝の活動が始まっているが、銀行は開かなかった。それにしてもブリュッセルでギリシャ交渉団がEU債権団と詰めの交渉をしているところに、急転直下の方針変更が伝わり、ギリシャ側交渉団も「寝耳に水」状態だったというから、驚くとともに、さも、ありなん!ということだろう。
6月19日(金)のここに、来週月曜日はギリシャの銀行は開いていないのではと書いたが、1週間遅れで . . . 本文を読む
ギリシャが急転直下7月5日に国民投票をやるという話。債権団側から支援策の11月までの延長提案を受け、当然ながら付帯する条件の受け入れ判断を決めあぐねた結果、「国民の意志を尊重する」というと聞こえはいいが、決断を丸投げという印象。そもそも、この短期間に国民投票など準備して実施できるのだろうか??物理的に無理ではないのか?直近のニュースでは、国民投票実施の可否を巡りギリシャ議会が招集されたとのこと。 . . . 本文を読む
本日は日本時間の夕刻5時半からECB理事会、午後7時半から緊急ユーロ圏財務相会合。こちらは23日午前2時から予定されているユーロ圏首脳会合での話し合いの前に、新たなギリシャからの提案を現場レベルで審査する必要があろう・・・ということで、設けられた話し合いというよりもチェックの場ということか。
早ければ先週末、あるいは23日にもという感じのギリシャ国内での預金の引き出しや送金制限という資本規制は . . . 本文を読む
ウクライナを巡る米欧の対ロシア追加制裁が検討されている。
当初、欧州の対ロ制裁は“ペーパー・ドライバーに免停を課すようなもの”との表現が使われる程だった。
エネルギーのロシア依存度の高い欧州は制裁も及び腰になりがちだった。
ただし、ストックホルム発のマレーシア機墜落“事件”でそのスタンスは大きく変わったとされる。
28日、米国防総省は、「ウクライナ国境になお1万2000人のロシア軍が展開」 . . . 本文を読む
イラク情勢は一般的に重火器にまさる政府軍が優勢かと思いがちだが、スンニ派武装勢力の方も物量には劣るものの相応の装備とされる。政府軍の中でもスンニ派の兵士は、戦わずして逃げ出したり寝返ったりという事例もあるらしく、それがここまでのISIS(スンニ派武装勢力)の快進撃の背景にあるとされる。驚いたのはロシアが戦闘機をイラク政府に供与というニュースがあり、理由はフセイン政権が倒れた後で、イラク国内、特に . . . 本文を読む