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<写真追加しました>
立ちて思ひ 居てもぞ思ふ 紅(くれない)の
赤裳裾引き 去(い)にし姿を
=巻11-2550 作者未詳=
立っては思い、坐っても思う、紅の赤い裳の裾を引いて去ってしまった姿を、という意味。
訪れた9月に明日香彼岸花祭りが開催されていた。
劇団員が古代衣装をつけて板蓋宮伝承地から石舞台まで時代行列。
赤い裳の裾を引いて歩く姿は、まさに歌そのままだった。
明日香の高松塚古墳で発見された壁画も、この赤い裳の女性が描かれている。
古代の明日香で、赤い裳の女性が行き来していたと想像するだけでも、楽しくなる。
この万葉歌碑は飛鳥歴史公園・高松塚前小丘に建っている。