アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

460日目の憂鬱

2014年03月10日 23時22分27秒 | うつなんだってさ
断酒を続けるのに必要なのは――強い決意とたゆまぬ努力……?
おととしの2月5日から計算して460日経っているそうです。
ずっと断酒を続けていて、どうしてこんなに続くのか自分なりに考えてみました。
断酒すると強く決意したワケではありません。それどころか何も決意なんかしておりません。
毎日、たゆまぬ努力を続けた? いいえ、なにも努力なんかしていません。
ただ漫然と日々を過ごしているだけです。

私は……そう、あえて言うなら、怖かった。
連続飲酒に陥って、止めようと努力したけど、出来なかった。あの苦しさを再現するのが怖かったのです。
だから、退院した時はまだ飲む気でいたんだけれど、すぐに自分が連続飲酒に戻ることが怖かった。
おそらく、それほど飲む前に、連続飲酒に戻るだろう、という予感も有ったし。
酒が――アルコールが覚醒剤より、身体依存が強い――というのもなんとなく分かります。覚醒剤は使ったこと無いけれど……

だから友達と居酒屋に行っても平気。人が飲んでるのを、面白おかしく楽しんで眺めております。あーあ、みんなあの怖さを知らないんだなぁ。なんてね――こういうのは友達とは言わない?

断酒に強い意志の力は必要ありません。人より臆病なら大丈夫……おそらく。
断酒を続けるのにも努力はいらない。漫然と過ごしているだけで、もう身体は快調だし、変な悪夢にうなされることも無いし。飲みたいという気にならないだけ。
ただ、何かの弾みで飲んじゃったら、どうなるか分かりません。自分の努力だけで酒を切る自信は無い!――キッパリ
何度も再飲酒を繰り返す人っていうのは、心に何か棲んでるんでしょうか。きっとうわばみとか何とか言う、妖怪みたいなヤツが、居るんじゃありませんか?

真面目な話、アルコールは脳に対して抑制的に働きます。これがどういう意味かと言うと、アルコールを飲みすぎると、呼吸が止まってもおかしくない、ということ。
身体はそれに抵抗して、脳を過活動にして対抗します。酔っ払って記憶も理性も飛んじゃったけれど、家にはちゃんと帰ってくる、っていうのは、そのせいです。でもそうなると、もうアル中。どこに出しても恥ずかしくない立派なアル中です。

もうすぐ春ですね。職場や学校の歓迎会、桜の花見。飲む機会はいくらでも有る訳だ。
アル中予備軍の皆様、頑張って酒税を納めてください。どんどん収めてくれないと、我々の医療費が……

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