アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

冷たい雨にうたれて

2008年06月05日 23時21分27秒 | Weblog
今日は冷えて、冷たい雨の降る一日でした。
ユーミンの歌を思い出しました。

実は私、一度だけユーミンのコンサートに行ったことがあります。
――それが、どうした――と、思うでしょう……

そのコンサートは、地元のお祭りの時に、体育館で開かれた、「無料コンサート」だったのです。

――本当です。

――ただし、35年くらい前の、私が中学生の時でしたが……

ステージの幕は開きっぱなし。楽器が並べられていました。
時間になると、ゾロゾロとバンドが出てきて、音合わせを始めました。

そして、演奏開始――誰が歌うんだろう? どういう登場の仕方をするのかな? ――もう、田舎の中学生には興味しんしんです

そして、満を持して歌手登場――とはならず――後ろ向きでアンプをいじっていた、小汚いジーンズの女の子が、くるっと振り向いて、マイクに向かって歌い始めました。

ええ! この人ですか――その当時、私はユーミンを知りませんでした。

でも、生まれて初めての生コンサート、知らない曲ばかりでも、楽しんでいました。
そして、コンサート中盤でしょうか……

聞いたことのある前奏が始まりました――そして舞台のユーミンが歌い始めたのは、その当時、ヒットし始めていた「ルージュの伝言」でした。

あ、この曲、ラジオで聞いたことがある……
もう、夢中です。

でも、非情なるかな……楽しんでいたら、母親が呼びに来ました……で、コンサート途中で退席しました。

その当時は、そんなに気にしませんでしたが、今思えば、ユーミンのコンサートを最後まで楽しまないなんて……考えられません。

まあ、何が書きたいのかというと、あのユーミン(荒井由美、松任谷由実)ですら、ドサ周りをしていた時期があった、ということです。

なかなか認められずに、不満を持っている若い人は多いと思いますが――あのユーミン――時代を超えて、日本の景色に色を添えてきたアーティスト――でさえ、ドサ周りの時期があったということを、憶えておいて下さい。

ヤケを起こさず、自分に出来ることを、地道に頑張って頂きたいと思います。