(本頁は「白神山地・二ッ森の初期紅葉」の続きです。)
10月16日は二ッ森を下山した後に時間が余ったので、
近くにある低山、御所の台にも寄ってみた。
ここはJR五能線・あきた白神駅に隣接して整備された公園で、
標高300m程度の高さまで遊歩道が整備されている。
春はカタクリやシラネアオイ、スミレ類など野草も多く、海岸近くなので開花するのも早い。
春は少しでも早く花を見たいがため、何回か訪れていたが、秋にはまだ来たことがなかった。
公園から御所の台の一部を望む。左の枯れ木はナラ枯れ病だろうか。
格別、花は期待してなかったのだが、
そろそろ見たいと思っていたムラサキシキブの実を見つけた。
その隣で木の花が咲いている。こんな時期に何だろうと思ったら、それはマルバマンサクだった。
早春に咲くものが何故今頃?
他にはヤマツツジの狂い咲きもあったが、これは他の山でも目にしている。
ムラサキシキブの実 マルバマンサクの狂い咲き
マルバマンサクの狂い咲き
ヤマツツジの狂い咲き オクトリカブト
この山に限らず、今年の秋は狂い咲きがやたらと多いなと思う。
長い梅雨(梅雨明けの発表無し)、九月まで続いた猛暑、その後の急激な気温低下、
かと思うと台風が来ないなど、気象の乱調が影響しているのだろうか。
他に見かけた花や木の実。
高山では花はもう無いが、此処は海に近い低山ゆえだろうか、男鹿毛無山同様、
秋になってもけっこうまだ咲き残っていた。
ここのアキノキリンソウは丈が高く、花付きの良いものばかりだった。
帰宅後、図鑑で調べてみたら、北地で見かけるオオアキノキリンソウではないかと思う。
オオアキノキリンソウ?
オオアキノキリンソウ? ツリガネニンジン
ナギナタコウジュ オオノアザミ(アオモリアザミ)
このアザミは名前がわかなかった。
この山にはアザミのお化けのようなオヤマボクチがやたらと多かった。
オヤマボクチ
ノコンギク
ガマズミの実。左はボタンヅルの実。
岩舘漁港の眺め 終点付近の遊歩道
以上。
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