三代目虎真之助blog 『森から出たまこと』

「森はいのちの源」 奥三河の森から学んだこと、感じたこと、得たものを書き記しています。

奥三河の食

2014-10-07 22:52:37 | 森づくり

先日のブログでもご紹介した、獣害対策で獲れた猪肉のソーセージ。

見た目は、ちょっと脂分が多そうで色も黒いので、美味しさが伝わりにくいかもしれませんが、

このぐらいしっかり焼いて、マスタードをつけて食べると、結構、いや、かなりイケます。

ついついビールも2本目を開けてしまいます。

 

 

そして、こちらは奥三河産のマコモダケを使ったキンピラ。

知り合いの同業者から、休耕田を使って栽培したものをいただきました。

 

マコモダケ。

ご存知でしょうか。

「タケ」と名がつくものの、属性はイネ科。

水田の機能を保ちながら栽培できるのがウリ。

耕作放棄地の新たな利活用策として、数年前から全国で取り組みが始まっています。

 

話しには聞いたことがありましたが、食べるのは初めて。

感想は・・・・・・、難しい。

 

決してマズくはないです。

というよりも、ほとんど味や食感に癖がないので、むしろ食べやすい。

いろんな料理にも合わせやすそうです。

が、お金を払ってまでどうしても食べたいか、というと・・・。

 

このあたりが今後の課題かと。

付加価値に対しお金を払ってくれる人へ、どうアプローチできるかが。

 

昔、授産施設でパンをつくっている知人が、某大手スーパーの店長に、こう評されていました。

「お前のとこのパンは普通だ。格別にウマいわけではないので、俺の店では売れん。

けど、このパンを航空会社に営業に行ったのが正解だ。機内サービスで使ってもらえば、

実際に口にするお客さんは、このパンに直接お金を払ってるわけではないので、文句はでない。

一方で、航空会社は、機内サービスに授産施設のパンを使うことによってイメージアップが図れる。

つまり、パンのもつ付加価値と買い主のニーズがマッチしているから売れる」

 

果たして、マコモダケは。