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広島からすべての国の政府への手紙

2023年08月13日 | 社会・経済

原水爆禁止2023年世界大会で採択

  「しんぶん赤旗」2023年8月8日

 

 原水爆禁止2023年世界大会・ヒロシマデー集会(6日、広島市)で採択された「広島からすべての国の政府への手紙」は、次の通りです。

 

 原爆投下から78年目の8月6日に広島に集った私たちは、すべての国の指導者に、核兵器廃絶にむけた緊急の行動を訴えます。

 ロシアのウクライナ侵略がつづき、核兵器が使用されかねない重大な情勢に直面しています。開発されたばかりの一発の原子爆弾は、数万の市民を無差別に殺戮(さつりく)し、ここ広島を一瞬にして「地獄」と化しました。かろうじて生き延びた被爆者も、後遺症や差別に苦しめられました。今日の近代化された大量の核兵器の一部でも使用されるなら、それは人類の破滅につながります。核兵器を使用することは、いかなる状況でも断じて許されません。私たちは、国際社会がその脅威を根絶するために、ただちに力を尽くすことを訴えます。

 5月に広島で開かれた主要7カ国首脳会議(G7)は、核兵器は「侵略を抑止し、戦争と威圧を防止する」と、「核抑止力」論を公然と宣言しました(「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」)。「核抑止」とは、ヒロシマ・ナガサキの惨劇をもたらすことを前提にした威嚇に他なりません。私たちは、被爆地と被爆者を愚弄(ぐろう)するこの宣言を断固として拒否します。被爆地・広島から発信すべき真のメッセージは、核兵器の使用とその威嚇を許さず、核兵器のない世界を一刻も早く実現することに他なりません。

 現実に戦争が進行し、軍事的緊張が高まっているからこそ、軍縮、とりわけ核軍縮の前進が強く求められています。私たちは現在、オーストリアのウィーンでひらかれている第11回核不拡散条約(NPT)再検討会議の第1回準備委員会が、「核軍備撤廃の有効な措置に関する交渉」を行うことを定めた第6条とともに、「核軍備の完全廃絶」の誓約(2000年)、「核兵器のない世界の平和と安全の達成」とそのための「枠組」づくり(2010年)など、これまでの再検討会議の合意を実行する実質的な成果をあげることを求めます。

 史上初めて核兵器を違法化した核兵器禁止条約(TPNW)が発効し、支持と参加が広がっていることは、私たちにとって大きな希望です。第1回締約国会議が、政治宣言と行動計画を採択し、条約の運用がはじまっていることを心から歓迎します。TPNWは「核兵器のない世界」という目標達成にむけてNPTを補完するものであり、矛盾するものではありません。NPTに参加するすべての国が、TPNWを支持し、参加することを訴えます。

 私たちは市民社会の一員として、諸政府、国連機関と共同して、「核兵器のない世界」の実現にむけて尽力する決意を表明します。原水爆禁止2023年世界大会に参加した私たちは、日本の政府が「核の傘」への依存をあらため、核兵器禁止条約に参加するよう力を尽くします。

 あなた方が、この広島からの訴えに応えて、行動されることを心から希望します。

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米NY原爆犠牲者追悼集会

米平和団体「ピース・アクション」ニューヨーク州支部事務局長 エミリー・ルビノさん(28)の発言

2023年8月12日【国際】

 米ニューヨーク市内で8日に開かれた原爆犠牲者追悼集会での平和団体「ピース・アクション」ニューヨーク州支部事務局長エミリー・ルビノさん(28)の発言を紹介します。(ニューヨーク=島田峰隆)

 

被爆者の声受け継ぐ

 私たちはきょう、米国による広島と長崎への原爆投下から78年の日にあたって、20万人を超える原爆犠牲者を追悼し、地球と人類のために核兵器のない世界を実現する決意を新たにしようとここに集まりました。

 特に今年は、原爆の父といわれる科学者オッペンハイマーの映画が上映されているなかでこの日を迎えています。私たちは原爆で直接的に被害を受けた人々、ウラン採掘や核実験など核兵器の開発から使用までのあらゆる段階で被害を受けた人々の声にもっと光を当てる必要があります。

世代を超え

 日本の被爆者の平均年齢は80歳台です。被爆者の経験や知見を次世代が受け継ぐ運動、世代を超えた核廃絶運動を強めることがますます重要になっています。それは核兵器のない持続可能で公正な未来のために必要です。

 私たちは放射性廃棄物がもたらす被害を知っています。福島第1原発の放射能汚染水を太平洋に放出する計画やニューヨーク近郊のインディアンポイント原発からの汚染水流出に反対し続けなければなりません。

 核兵器禁止条約には92カ国が署名し、批准国は68カ国です。私たちは核兵器廃絶に向けて重要な前進をつくり出しています。しかしさらに前進を続けなければなりません。

全面廃絶へ

 米国をはじめ核保有国の責任を問い、既存の軍備管理条約の義務を守らせることだけでなく、全面廃絶に向かって努力し、世界を核戦争の瀬戸際から引き戻すことを求めなければなりません。

 私たちピース・アクションの仲間がいま、日本で開催中の原水爆禁止世界大会に海外代表として出席しています。ニューヨークでの集会を含めて核廃絶へ世界各地で催しが行われていることを考えると勇気づけられます。

 みなさんと一緒にこの集会に参加し、世界の核廃絶運動の一部を担えていることを誇りに思います。


 アメリカでこのような集会がもたれ、日本に代表を送り核廃絶運動の一翼を担っていること、世界の大きな変化と希望になっています。戦争に突き進む岸田自公政権を一日も早く倒しましょう。8月の総意です。


【海外の反応】「アメリカ史上最大の汚点だ!」米国シンクタンクが公表した広島長崎の原爆投下の真実に世界中が驚愕…!

「天皇制」を守るために国民を犠牲にしたともいえるわけですね。

 なでしこジャパン世界ランク5位決定だそうです。ベスト8で最高です。



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