今日は道内各主要都市で、このような集会がもたれました。滝川においても10時からたきかわホールで行われました。講演は、日本科学者会議会員 石崎健二氏。『今、福島原発事故を考える』と題して1時間を越えての講演となりました。
1960年代、経済の高度成長期。全国的に公害が激発し、それに反対する住民 運動が高揚しました。1967年『公害対策基本法』が制定されます。しかしながら、「生活環境の保全については、経済の健全な発展との調和が図られるようにするものとする。」という条項が幅を利かせ、公害は歯止めがかかりません。1970年、「公害国会」において、この項は削除されました。「産業の発展のために生活環境の悪化もやむを得ないという立場はとらないことが明確にされた。」のでした。
「また同じ過ちを原子力行政は犯そうとしている。」と指摘します。
自然エネルギーの社会をめざして
大量生産、大量消費、大量廃棄をやめる。但し第一次産業は盛んにする。必要なエネルギーは再生可能な自然エネルギーでまかなう。特に、バイオマス(動植物の不要な部分を発酵させたり、腐敗させたりしてエネルギーを得る)エネルギーは有望である。
これからは第一次産業の時代なのだ!