テレ東・時代劇アワーとして先週金曜から放送中。
無印の「からくり人」、「~血風編」は、テレ東やUHF、CSで最近何回か放送されたが、「殺し旅」を見るのは
実に久しぶり。たぶん中学か高校のときの再放送以来。昔はネットもなく、「別冊テレビジョンドラマ」などしか
必殺関係の書籍もなかったため、それらが出てくるまでは情報を得る手段もなかった。ゆえ第一話の最大の楽しみは、
「誰が出てきて、どんな方法で悪人を始末するのか」だったりした。思ったより画質がきれいなのが意外。
志ん朝がしゃべりで相手を催眠状態に陥れ、高いところから飛び降りるようにし向け(口だけが虚空に浮かぶ
描写つき)たり、 ジュディ・オングが投げた独楽が悪者の頭に突き刺さったり、近藤正臣が高野長英なのに
殺し屋だったり、芦屋雁之助がビッグファイヤーを噴いたりと奇をてらった演出があるが、全体のトーンとしては
ひたすら地味。というか暗い。
山田五十鈴は芝居がわかりやすい形でうまいという感じでもないのだが、存在感がある。 さすが重鎮。
今日見た「戸塚」では、「からくり人」でも同じような悪人を演じていた岡田英次が、やっぱりそのとき同様の
やられ方(からくり人がセッティングし、ひどい目に遭わせた相手に復讐される)をしていた。 のちに、人気シリーズで
あることを自覚した必殺が、様式美がダメになるパターン(自己パロディのくり返し)を踏襲してしまい、シリーズとして
燃え尽きていくはるか以前の作品なだけに、実験的というか、試行錯誤状態ゆえの面白さ、みたいなものがたっぷり。
でも子供の頃に見たらトラウマになりそうだし、時代劇だからという理由だけで年寄りにすすめてもたぶんつらい。
無印の「からくり人」、「~血風編」は、テレ東やUHF、CSで最近何回か放送されたが、「殺し旅」を見るのは
実に久しぶり。たぶん中学か高校のときの再放送以来。昔はネットもなく、「別冊テレビジョンドラマ」などしか
必殺関係の書籍もなかったため、それらが出てくるまでは情報を得る手段もなかった。ゆえ第一話の最大の楽しみは、
「誰が出てきて、どんな方法で悪人を始末するのか」だったりした。思ったより画質がきれいなのが意外。
志ん朝がしゃべりで相手を催眠状態に陥れ、高いところから飛び降りるようにし向け(口だけが虚空に浮かぶ
描写つき)たり、 ジュディ・オングが投げた独楽が悪者の頭に突き刺さったり、近藤正臣が高野長英なのに
殺し屋だったり、芦屋雁之助がビッグファイヤーを噴いたりと奇をてらった演出があるが、全体のトーンとしては
ひたすら地味。というか暗い。
山田五十鈴は芝居がわかりやすい形でうまいという感じでもないのだが、存在感がある。 さすが重鎮。
今日見た「戸塚」では、「からくり人」でも同じような悪人を演じていた岡田英次が、やっぱりそのとき同様の
やられ方(からくり人がセッティングし、ひどい目に遭わせた相手に復讐される)をしていた。 のちに、人気シリーズで
あることを自覚した必殺が、様式美がダメになるパターン(自己パロディのくり返し)を踏襲してしまい、シリーズとして
燃え尽きていくはるか以前の作品なだけに、実験的というか、試行錯誤状態ゆえの面白さ、みたいなものがたっぷり。
でも子供の頃に見たらトラウマになりそうだし、時代劇だからという理由だけで年寄りにすすめてもたぶんつらい。
試行錯誤暗中模索しているなってのが見える作品って概して面白いですよね。バトルフィーバーJとか。「新からくり人」の場合は前作の「新仕置人」がシリーズとして一つの頂点を迎えてしまったが故の試行錯誤なんですよね。試行錯誤ながらも一定のクオリティを保っているのは流石・・・。
>思ったより画質がきれいなのが意外。
からくり人全4作、DVD化されているからDVDマスターからなのでしょうか?
思い返してみると、年寄り=時代劇、という概念が一般的になったのは最近なような気がします。
昔から年寄りは時代劇が好き、というのはありましたが、今ほど露骨にターゲットにされていなかったように思うし、
作る側も年寄りにさえ訴求すればいいや、みたいな思い込みや、
若い人に妙に媚びたキャスティングにしたりはしてなかったはず。
「こういうのはどうだ」と提示して、それにハマる人がファンになる、
そして作る側もキャストのバリューにむやみに頼らない、みたいな感じがありました。
今でも稀にそういうのはあるんですが、本数としては少ないし、
あんまりヒットしません(苦笑)。
ドラマや映画(時代劇は特に)は、見る側にある程度能動的に理解する力が必要なので、
新作は、これからますます衰退していくのかも。
必殺も、結果論ですが、内容としては新・仕事人くらいまでがピークでしょうかね。
何の根拠もないですが、今回の再放送はそれなりの画像を使ってるのではないかと思います。赤くないですし(笑)。
>わんこさん
必殺シリーズを録画したテープで確認したところ、
からくり人(無印)の山田五十鈴、血風編の草笛光子、仕業人の藤田まことらは、
「最初小さかった名前がズームアップ」される感じの特別扱い、
新・仕置人での山崎努が、新・からくり人での山田五十鈴同様、「寝かせていた板が起きあがる感じの特別扱い」でした。
持っていないシリーズも多々あるため、まだ色々なバリエーションがあるはずです。
「仕事人風雲龍虎編」の三浦友和も起きあがり系の扱いだったとか。
また、同じ仕置屋稼業のEDでは他のレギュラーが止め画の上にテロップだけなのに対し、中村主水と市松だけは1動作あった後にテロップが浮かぶ形だったので、養父・日景忠男氏がいたく感激されたとか・・・・。
個人的には仕事屋稼業の半兵衛が花札を張った後、ポーズした画面が横にスライド。そして「知らぬ顔の半兵衛 緒形拳」とテロップが浮かぶのが好きだったりします。
>「仕事人風雲龍虎編」の三浦友和も起きあがり系の扱いだったとか。
故にコアな必殺マニアの間では「三浦友和ごときで浮かび上がりとは・・・」の嘆きの声も有ったとか(笑)