ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

アリオ橋本 国生さゆり→PopLip→小池美由

2014年04月27日 | アイドル
*ツイートを再編集しています。

アリオ橋本イトーヨーカドーで開催中の、九州・沖縄フェアのゲストが国生さゆり。
彼女は親の仕事の関係であちこち引っ越しており、自分の世代は鹿児島よりも
広島ギミックの印象が強い。
会場に着いた時点ですでにトークは始まっており、ご当地キャラぐりぶー
錦灘酒造の人による酒
鹿屋漁協の人によるカンパチのプロモーションがあった。
優先エリアの椅子は埋まり、立ち見も何重か いる状態。
子供連れを除けば、おそらくボクの年齢でも若手~中堅くらいの客層。
国生さんといえば本人も認めるように若い頃はちょっとアレであり、歳を重ねて
今やずいぶん丸くなった。
国生さゆりのソロイベントは、'86年2月の「バレンタイン・キッス」よみうりランドイースト以来。
現在過去未来が混然一体となった感じ(笑)。

特に印象に残った話。
錦灘(にしきなだ)酒造の男性社員は、会長の趣味でみな示現流(剣術。
大声を発して打ち込むことで知られる。 表記が違って音が同じ流派が複数ある)を
やらねばならない。
でもこの流派は、段や級がない(モチベーションが続きにくい)・木を打つ稽古をひたすら
繰り返すだけでスパーリング的なこともない、つまり地味ゆえやる人が少ない、らしい。

これはまるで、
「接触イベントどころかイベントじたいがない、ファンコミュニティがない、
だからヲタどうしの刺激(TOガーとか強ヲタガーとかなどの政治的なもの)や
オフ会もないアイドルの在宅ヲタ」みたいだと思った。
その対象そのものに純度の高い面白さを見出さないと続かないなー。



TOWER RECORDS アリオ橋本店 PresentsアイドルイベントシリーズVol.2
GW アイドルイベントデー(13~)。
百花繚蘭→LOVE SNAKE→PopLip→小池美由→Candy Kiss→WHY@DOLLが出演。

ボクが着いた時点でLOVE SNAKEは終わっていた。全体的にゆるくまったり。
ボクが見たのは
PopLip(15~ 全6曲)、小池美由(16~ 全3曲)の2組。

PopLipの番では、ヲタに混じってフツーにミラクルマーチのあやさんが見ていた。
今日からライブに加入した新メンバーかおりんは、顔写真だけのイメージとは違って
小柄(3人中いちばん小さい)で、革新政党の女性議員顔(笑)。
カフェ店員ふう衣装が最も似合っていた。お披露目だとは言われなきゃわからない感じで、
パフォーマンスは安定。

ステージにいた時間は短かった小池だが、テキパキとした進行、
内輪ウケ狙いっぽく見えつつ閉じてはいない雰囲気など、
まったく予備知識なしでたまたま居合わせた一般客にも、
彼女のステージはそれなりに面白かったと思われる。
ダウナー系気分のときに見るとシャキッと効きそうだ。
小池「最後の曲です!」ヲタ「やったー」を「えー」にやり直させる流れ、良かったです。
全曲終わったあと、「美・サイレント」ふうに「小池の何を言ってるかクイズ」というのが
あった。

PopLip曲順

wanna be
恋する乙女応援歌
Fly High!HAYABUSAⅡ
言えなかった「ありがとう。」
そっとぎゅっとやさしく
regret


小池美由曲順

キミをみつめてる
宇宙かくれんぼ
Shooting Star


生で見た小池美由さんですが、アイドルヲタではない一見客(要するに通りすがりの人々)からも、
非・失笑系の・普通の笑いが起きていました。
まだマイナーな存在だとはいえ、あの感じはとても力強かった。

その人がメジャーかマイナーかを問わず、オープンスペースでのイベントで内向きに閉じておらず、
堂々とテキパキとしているアイドルは素晴らしいと思うのでありました。







Rev. from DVLラクーアガーデンステージ2部(14:30~)

2014年04月20日 | アイドル
11:30からの1部を見るつもりで家を出たのに、
小田急線の人身事故による不通に直撃され、
現地に着いたら最後の曲(「逢いにきんしゃい」)について
メンバーが前振りしているところだった。
1曲でもフルで見られて良かった。

冬のような気候の中、Rev.メジャーデビューイベント最終日。
さらにそれのラスト。
火曜・水曜と東京でのイベント、そしてそのあと福岡に戻ってイベント、
再び東京に来てのラストイベント。
メンバーにとって期すところがあったに違いない。

ラクーアのステージ至近の優先エリアは着席が義務(後ろが見えにくくなるため)なので、
それを避けたのか、エリアは満席にはならず。
立って見ることができる柵外の前のほうが人気だった感じ。
火曜・水曜の東京イベントでの感想・ハイタッチチケットはランダムで選べないあたりの
話題が飛び交ったからか、いや単に休日だからか、今日は一般客・目当て客合わせて
1000人クラスの動員があったように思う。1部終了後にCDを購入。
封入されていたチケットは西岡優菜さん(旧ニックネームぼぶ)。

全5曲
LOVE -arigatou-
らりるれろLOVE
wanna be
Angel Voice ~天使の約束~
逢いにきんしゃい

↑水曜日に池袋サンシャインで見たときと構成がまったく同じだったので、
全イベントこのラインナップだったのではないかな。
こういう場合、MCも一言一句同じだったりするが、基本は同じながら微調整はされていた。
途中で、「(橋本環奈ちゃん目当てだろうに)私のようなはずれが出てしまってすいません」
という意味のことを言ったメンバーがいたが、「あらあら言っちゃうか」という気持ちと、
「こういうことが言えるだけ健全なのでは」という気持ちがよぎった。
野外のラクーアはサンシャインのように音がこもらず抜けるため、
聞いて楽しむぶんにはたいへんよろしい。
4曲目の最中、ボクのいた位置から、盗撮?(置き引き説も。ただ、ボクが見た印象では
盗撮だと感じた)をしたと見えた人が追いかけられて捕まり
(本当に「首根っこをふんづかまえられる」感じ)、どこかへ連行。
その後、被害者と思しき女性がそちらへついていく、というのを目の当たりにした。
ファンが増えるとどうしてもこういうリスクは上がってしまうな。

2部の衣装は、上半身がピンク、下半身がブルーの、白雪姫チックな衣装。
サガン鳥栖カラーの白雪姫。曇って寒い中、目に鮮やかだった。
今日も今日とてピシッと締まったステージング。
口パク曲とかぶせ曲が混在している気はするが、常時「ちゃんとしている」。

Rev.は本人たちやパフォーマンスについてはまったく問題がなく、
要するにメジャー化以降のお膳立てにアレな面が集中しているわけだ。
上京中の12人を4つに分け、CD封入チケットに記載されているメンバーを含んだ
3人とのみハイタッチができるというシステムがなんと言ってもそうだし、
ハイタッチ会に並ぶヲタに対しては、ハロプロチックな「指輪など
手へのアクセサリーは外してね指令」もあった。
さすがに手指消毒まではなかった。
ただしハイタッチ(実質的に握手会と同じ)は橋本環奈さん含めみな
比較的ゆったりしており、そこらへんはまだ猶予があるのだろう。

今日のレーン分け(他の日はハイタッチに参加していないのでチェックしていない)は、
みほ・ほなみ・なっち  
ゆっきー・みき・ちかなな
かんな・ゆうな・さき
なぎさ・ひとみ・れいな
という4つ。

例えばボクは西岡優菜(ゆうな)さんが記されたチケットが出たので、
彼女を含むレーン、つまり「かんな・ゆうな・さき」の3名とハイタッチが
できる。
みんな自分の名前を書いた名札着用。これは安い割には効果があると思うし、
それ以上に、「名前を知ってもらおう」という気持ちがありがたい。

ボクは人前に出ることの少ない仕事をしており、別にスポーツの大会に出るでも、
舞台に出るでもないため、「あ~緊張する~」という感覚を味わえるのは
アイドルちゃんとの接触のときくらいしかない(笑)。
手前側から、さきさん、ゆうなさんとやり取りをし(「福岡にも来てくださいね」、
「手、冷たいですね。寒かったですもんね~」)、しんがりが橋本環奈さん。
おそらくカラコンだと思うが、茶色の目がとても印象に残った。
「かんなです!」という声が力強かった。
他のふたりからも、来た人にいい気分で帰ってもらおうという気持ちは伝わってきた。

たぶん、彼女たちは東京でイベントやライブをやる機会が多くなるし、
その都度「橋本環奈さんとそれ以外のメンバー」問題が取りざたされることだろう。
ボク個人は、Rev.の、「アイドル然とした方法論に固執しない集団パフォーマンス」に
惹かれているため、「誰々寄りの箱推し」的な楽しみ方がベストだと感じている。
楽しゅうございました。

*11月にアキバで彼女たちを見たとき、グループ名の意味は、
Rev(olution) Dance Vocal Lesson の略だと聞いたのだが、
今日のMCでは
LessonがLoveになっており、Rev.のHPでもそのように記述されていた
やはりLessonだと取ってつけた感が強かったからか。











PopLip、C-Style、Candy Kiss町田タワレコ

2014年04月19日 | アイドル
自分が見たのはこの3組だが、このあとPLCも出演。

タワーレコードの近いエリアの2店舗、町田とアリオ橋本店が提携し、
現在アイドルイベントのスタンプラリーを行っている。
このところ両店舗では平日でもアイドル系イベントが増えていて、
アイドルヲタとしては嬉しい限り。
アリオ橋本本体のイベントスペースを使えるタワレコアリオ橋本店と比べ、
町田店は店内の導線を極力遮らない位置にイベントスペースを確保して頑張っている。
今日は初めて生で見たC-Styleにガツンと一発やられた。これがすべて。



14:00~ PopLip(と言いつつ山内志織さんソロ)
全8曲
BELIEVE IN LOVE(LINDBERGカバー)
今すぐKiss Me(LINDBERGカバー)
wanna be
言えなかった「ありがとう。」
Fly High! HAYABUSA2
タイヨウのうた(沢尻エリカ演じるキャラのカバー)
そっとぎゅっとやさしく
regret

しーちゃんこと山内さんは、非アイドル時にこのお店で稼働中。
いわばホーム中のホーム。
PopLipはフルメンバー(現在は2人、4/27のアリオ橋本イベントから
新メンバーが加入して再度3人になる)で活動するのが毎回ではなく、
しーちゃんがグループ名義でソロをやるパターンが時々ある。
そのせいか他のメンバーに頼ってしまうところがなく、一人で場の空気を
作っていこうという姿勢が強く見受けられた。
ソロアイドルが持っていることの多い、特有の肝の据わった感じ。
今回も人なつっこいキャラを前面に出し、ヲタフロアへの突入や、
通りすがりの女児をイベントスペースに入れたりするなど。
前よりボーカルも進歩していた。4/27のイベントが楽しみ!



15:30~ C-Style
全5曲
Two Night Carnival
天上天下唯我独尊
(*「てんか」とか「てんが」と言われがちなのに、「てんげ」と言っていて感心)
Cybernetic She Style
眛爽にねむれ
Romantic Punk Weaver
(*「Cybaneytic~」しかちゃんと知らなかったので、他の曲名はけっこうあやふや。
購入したCDを見て推測)

C-Style、素晴らしかった。熱かった。高まった。
COMPLEXの「BE MY BABY」に乗って登場する時点でできあがってしまった。
彼女たちの衣装はスケバン丈のロングスカートに足元は上履き。
靴はいいとしてこのスカートだと動きにくいのではないかと思うが、
6人とも終始激しく動き回っていた。真っ赤なルージュが高インパクト。

ギミック系は、客やイベントの司会に当たる人物などが、
設定の齟齬や、ふと素に戻ってしまった瞬間をあげつらって面白がるパターンになることが多く、
ボクはそれをまったく面白いとは思わないのだが、
C-Styleの木更津ヤンキーギミックはあくまでコンセプト、リングコスチューム的な程度に
とどめられていた。こりん星のジレンマに陥りにくい感じ。そこらへんはうまいなと。
ヤンキーギミックではありながら、全体的な曲調はメタル系というかなんというか、
典型的HR/HMではないもののザクザクしていてダンサブル。
ここらへんの呼称は細分化しすぎてもうボクはよくわからないが、とにかく金属系。
最初は見るだけにするつもりだったが、気づいたらCD販売列に並んでいた。
エンディングテーマ曲の清水宏次朗もオサーンマインドを刺激する。

1620円(税込)のミニアルバムを1枚買ったら、希望する3人のメンバーとの
2ショットチェキ+さらにその中から1名のサインをCDの盤面にもらえるという手厚い特典。
無料観覧客に対しても、メンバーがステッカーを配って宣伝に努めていた。
ギミックはアレながら、メンバーみな低姿勢で好感が持てた。今日チェキを撮った相手を
第一印象だけで語るなら、千葉舞凛さんは釣り師、海蛍さんはたぶん天然、
八釼さんはしっかり者(*個人の感想です)。
PopLip山内さんも1ヲタとして特典会に参加していた。


17:00~ Candy Kiss
全5曲
全編ほぼノンストップ。曲名はちゃんと把握していないので今回は避ける。
PopLipと一緒のイベントに出ることが多い彼女たち。
意識的にちゃんと見たのは久しぶりで、なんというかこう、以前に見たときより
洗練されたなー、と感じた。
マイクの音がやたら小さいメンバーが気の毒だったが、
スタダ所属のアイドル的なものと、東京女子流的な雰囲気(*いずれも個人の感想です)を
今に至って併せ持っているように見えた。
もうちょいアグレッシブな面を前に出してくれると、ボクとしてはありがたいのだが。







Rev. from DVL池袋サンシャイン噴水広場(15:30~)

2014年04月18日 | アイドル
昨年11月に初めてRev.を見たときの感想

「メジャーデビューCDに封入されているハイタッチ券がメンバー指定である」
ことで、悪い意味で話題になってしまったこのグループ。
橋本環奈さんだけが突出して取り上げられ、さらにバックに
吉本がついたことによる弊害だと考える。
現場での仕切りだの特典会参加要件には、アクティブハカタ(所属事務所)は
関与していないとも聞いた。

4/16のお台場ガンダム広場でのイベントはあまり人が集まらなかったらしいが、
翌日である今日は平日の早い時間の開催にもかかわらず人がいっぱい。
優先エリアにはマスコミ専用のスペースを作っておらず、普通なら
カメラや記者のために使う部分にも、すべてヲタを入れていた。
これはちょっと予想外であった。

開始前のリハ。
通常のアイドルは、「カラオケに乗せて歌とダンス、PAや立ち位置の確認」をする。
皆が皆こういうものだと思い込んでいたがRev.は、
「カラオケ(伴奏)を使わずアカペラで歌いながら、ステージ前にいるマネの
指示やアドバイスに従って各種確認を行い、それが一通り終わったら
カラオケによる一般的なリハをする」というスタイル。
もしかすると舞台文化的なものなのかも知れない。アカペラのリハの時間帯は、
ヲタも静かに見守っていた。
その曲に参加しないメンバーが手拍子でリズムをとったり、ステージ一帯が
熱気に加え静寂にも包まれていた。

全5曲(口パク曲もありつつ、随所で生ボーカル)
Love -arigatou-
らりるれろLOVE
wanna be
Angel Voice ~天使の約束~
逢いにきんしゃい

今回何が最もグッときたかというと、Rev.の骨太さ。
メジャーデビュー後の購入特典会以外については、
Rev.にまつわるものからは、あまり「典型的アイドル臭」はせず、
「子役ミュージカル臭」「(アイドルではない、もうちょい土着的な)芸能臭」
を感じるのだが、パフォーマンスにはこれらの良い面が凝縮されていた。

安心・安定、「わかってるヲタに頼らなくても十分場の空気が成り立つ」感じ。
彼女たちを知らない人ばかりの場でも萎縮せず、堂々と「いつも通り」の
ものを披露できる感じ。

パフォーマンス中、1000年に一度の逸材こと橋本環奈ちゃんは
「通りすがりの人が、『はしもとかんなってどこにいるの?』となったときに
わかりやすい位置」にいることが多い(気がする)が、
野球でいうクオリティスタートとか出塁率的な部分で軸になっているのは、
凛々しい顔つきの四宮なぎささんらであることが多い。
名実の完全分業というか、公と武というか。
もちろん、どのメンバーもステージ運びで悪目立ちする感じはない。

とにもかくにも、Rev. from DVLのステージは、予備知識が少なくても
見て楽しめると思う。有名なメンバー「しか」売り物がないように
扱われつつも、歌やダンスの純度でもなかなかイケる雰囲気。
多人数グループ特有のダイナミックさがあふれる群舞力が素晴らしい。
フォーメーション厨にはたまらない(笑)。

終了後は、今話題の特典会。
12人のメンバーを4つのグループに分け、CD封入のチケットに記載された
メンバーを含んだグループの3人とハイタッチができる仕組み。
アイドルヲタの世界では、「ハイタッチ」とある場合、
<ホームランを打ったバッターが、ベンチに戻って祝福される際の
チームメイトそれぞれとのふれあい>くらいのスピードをイメージするが、
今日のハイタッチ会について言えば、「3人とのゆったりめの握手会」
と同じくらいのペース。握手がハイタッチ(という語感からくる威勢はなく、
手のひらを合わせるくらい)に替わった程度。会話の余裕もあった。
会場に来ていたヲタ・目当て客に比べ、ハイタッチ会に参加している人数は
明らかに少なく思えたが(どのイベントもそんなものだが、先入観のせいか
減り方が多いと感じた)、これならばフツーに、「12人とのハイタッチ会」
で良いのでは。

悪名は無名に勝る理論で変なことをして話題に→バズったぜ、俺ら策士!
という意図が、イベントを仕切る大人の中にもしあるのだとしたら、
そんなのバカらしいですよ、少なくとも最初はフツーにやりませんかと
言いたい。

ステージはひたすらにおすすめできる領域にあるので、これはと思ったら
今回のリリースツアー最終日4/20ラクーア
ぜひ遊びに行ってほしい。







愛乙女★DOLL池袋サンシャイン噴水広場1・2部(14~/17~)

2014年04月09日 | アイドル

3年間、ライブ活動で地力を養ってきた愛乙女★DOLL。
幾度かのメンバーチェンジを重ね、4/9、日本クラウンからの
メジャーデビューシングル「High Jump!!」発売当日イベント。
ど平日の昼間・早い夕方という時間帯にしては人多め。
メモリアルイベントだからか。一度しかないメジャーデビュー記念日。
大切なその日のイベントは、これまでの彼女たちと同じように、
奇をてらわない、ストレートでど真ん中で純度の高いストロングスタイルだった。

コンサバ感が強いがガチガチにそっちでもない。
ギミックやアングルありきの中にも好きなグループはあるが、
らぶどるに関しては、この愚直な(ほめている)ところがいいのだな。

1部では実際の体格より常にさらに大きく見えるのが魅力の佐野さん、
2部では身体の使い方がうまい都築さんのスパルタンなダンス、
全体を通しては芦崎さんのボーカルの進歩が特に印象に残った。
岩崎さんと愛迫さんの夫婦感(お父ちゃんとママな感じ)は
見ていて安心できるし、その娘っぽいハルナちゃんは未完の大器感。

らぶどるの現ラインナップは個性がバラバラで、6人ゆえセンターを作れないのだが、
3かける2だったり2かける3だったり、2足す4だったり、
例えばPASSPO☆ともまた違ったタイプのフォーメーション美が魅力なのだと感じた。
らぶどるは足をハの字型に開いてのジャンプが特徴だが、
普通の人がアレをやると「どたっ」としてしまう。
「ふわっ」というか「はらっ」というか一瞬止まった感じにならない。
そういうのを見るとさすがだ。
ボーカルはかぶせと完全生が併用されているように思えたが、以前見たときは
ボーカルが不安だったメンバーの生声も進歩していた。
グループ全体の、声の線が太くなっている。

会場近くの道路を、彼女たちの巨大な写真とデビュー曲のサビを流しながら、
アドトラックが回遊していた。

都内でアドトラックというと、EXILEクラスのアーティスト、
あるいは風俗求人情報のバニラくらいしか見ない(笑)ので、
アイドルちゃんのが走っていると新鮮である。

噴水広場では、自分たちヲタ以外にも、通りすがりの人々がちょくちょく
足を止めていたが、少なくとも2回、グループ名を見た人たちが
「なんて読むんだろう」と言うのを耳にした。
当て字グループ名の宿命。
これはたぶん、大物芸人出演の番組で、
「これどう読むの?読めんわwwwwww」
式にいじってもらうまで続くと思われる。逆に言えばまずこれをめざそうとも言える。

1部・2部ともに全5曲、その後に全員握手→チェキ会という流れ。
2部では、下手のステージ横(出入口のそば)に、アイドル然とした集団がいた。
どうやら らぶけん(愛乙女★DOLL研究生)のメンバーだった模様。

1部 
Wake Up Girls!
High Jump!!
誰よりキミがNo.1
キセキ
GO!! MY WISH!!

2部
High Jump!!
キセキ
ビターチョコ・バレンタイン
(日本クラウンのレーベルメイト&愛迫さん佐野さんのAKBでの先輩河西智美さん登場)
流れ星
High Jump!!

ボクはAKBにはとても疎いのでアレだが、
「リッキー・フジやポイズン澤田が新日の憧れの先輩と再会」したような
感覚なのだろうと勝手にイメージして補いました。
都築さんの、「どうしたらかわいくいられるか」という問いに、
「女の子に生まれて良かったと思いながら生き、女の武器をすべて使う」(要約)
と答えた河西智美おそるべし(笑)。

2013年の頭、たまたま人のツイートで知った「ビターチョコ・バレンタイン」の
youtube動画をチェックしなかったら、ボクはここに来ていなかったかも知れない。
そう思うと、4/9の2部で歌われて目頭がヒートしたこの曲との出会いには感謝しかない。




円谷英二 特撮の軌跡展~記念トークショー(新宿高島屋2F 18:30~)

2014年04月05日 | 特撮

相模大野駅でのDoll☆Elementsイベント終了後、新宿へ。
さっきまでのイベント会場は駅の中なので移動は楽。
14日まで開催中の円谷英二 特撮の軌跡展へ。

平日なのに盛況。土日ともなればもっとすごいことは容易に想像がつく。
「ウルトラ」そのものというより「円谷英二」のイベントなので、
基本的に入場者の年齢層は高い。

順路にしたがい、
東宝戦争映画→怪獣映画→ウルトラQ→ウルトラマン→ウルトラセブンの展示物が並んでいる。
カメラは「キャメラ」表記で統一。
映画ポスター、直筆シナリオや日記、設定資料、台本、ミニチュア、操縦席、基地の通信機、
隊員服、銃器、ヘルメット、着ぐるみ、おもちゃ、書籍、特撮セット再現、怪獣着ぐるみ倉庫再現、
円谷英二ドキュメント上映などがおおよその内容。
メインの部屋に展示されたウルトラマン対アボラスの国立競技場のセットは圧巻
(そのそばにバニラの着ぐるみもある)で、つい先日おこなわれたももクロのコンサートに当てはめたら
これはどの辺になるのか、日本青年館のミニチュアもあったらなおよかったなと。
テレスドン登場回の夜間のセットも再現されていた。
科学特捜隊の隊員服の現物(オリジナル)のオレンジは、テレビで見る以上にきれいだった。
設定資料は、ベムラー、レッドマン(いずれも「ウルトラマン」の初期段階の企画)など、
かつて朝日ソノラマの「宇宙船」「ファンコレ」、小学館の「別冊てれびくん」で紹介された、
現物を見られた。
特撮好きの中年にとって特に目新しい内容はなかったが、そんなのは二の次であり、
高山氏の手によるものではなく、その後改めてつくられたものとはいえ怪獣の着ぐるみを
至近距離で見たり、ミニチュアセットを見てそこに自分を当てはめたり、
どういう技術で撮影されるかを追体験するのが大事。
今日初めて気づいたのだが、自分は怪獣に壊されたりするミニチュア以上に、
「ホリゾント」や「直接怪獣やウルトラマンとかかわらない遠景」が好きだったのか。

そしてこれまでこういう展示ではあまり注目されなかった、
「特撮シーンの撮影現場には、どういうスタッフがどれくらいいて、どうやるのか」が
解説されていたのは画期的だった。
去年8月におこなわれた日本橋三越(東京方面では)のウルトラセブン展を見ているとなお楽しいはず。
怪獣の着ぐるみのボリューム感は、よく言われる、
「プロレスラーや力士はさほど背が高くなくても厚みがすごい」という、
おなじみの印象に近いものを今回も感じた。ギエロン星獣の迫力は特にすごかった。
着ぐるみに近づくと漂うラテックスのにおいも、「やっぱり特撮は着ぐるみじゃなきゃ」という
思いを強めさせてくれた。放送当時、元の怪獣を改造したため同時に存在できない、
セミ人間とバルタン星人、ベムラーとギャンゴ、ラゴンとザラブ星人、ぺギラとチャンドラー、
レッドキングとアボラスの着ぐるみが同時に見られるのは、今ならばこそである。
バルタン星人は初代と二代目の二体があった。

展示場を出るとグッズ売り場。なぜか新日本プロレスのあのシャツがあったが、
あれはウルトラコラボ商品なのだろうか。

11階の展示場から、2階へ。
本日ここに来た目的である、毒蝮三太夫&ひし美ゆり子&サプライズゲスト満田かずほによる
トークショー。

「まあ、直前に行っても見られるだろう」とたかをくくっていたところ、
場内はすでに満杯。観客の平均年齢が高くて落ち着く(笑)。
三人が入ってくるときは、往年の全日本プロレスのマスカラスやファンクスのような盛況。
近所のマーケットで、TBSラジオ「ミュージックプレゼント」の生中継を見たことがあるが、
そのときのバージョンの毒蝮はあくまで「毒蝮三太夫」。
今回は「ウルトラセブンのフルハシ」なので、ありがたみが違った(笑)。

トークは、主に毒蝮が引っ張り、ひし美・満田両名が付け加えていく流れ。
「当時の東宝では、黒沢と円谷は同格であった」「円谷英二はカレー好き」
「東京五輪で円谷幸吉が活躍し、円谷姓がポピュラーになった」
「アンヌはキリヤマ隊長夫妻にかわいがられていた」
「当時は視聴率などで人気を知ったが、(現在のように)ファンがいる実感がなかった」
「当時、(ひし美さんが)着物を左前のまま出かけて、道中ジロジロ見られた。
 なんでだろうと思った」
「円谷英二はクリスチャンで、『地球は地球人が守らなければならない』とよく言っていた」
などなど、
軽い話から「おお」という話まで楽しめた。
ひし美さんの当時の暮らしは、現代アイドルだったらアウトだろうな(笑)。
ここはひとえに蝮の話術、他の二人とツーカーだったのが大きい。

蝮は本当にこう言っていた(笑)。聞けて得した(笑)。

特撮映画・番組という文化がすっかり定着し、こういう形で何十年も経ってから楽しめるなんて、
放送当時に誰が予想しただろうか。こういう未来は素敵だ。
今から40何年かして、現在の文化がこういう形で「未来における現在」に溶け込んでいるだろうか?
誰にもわからないが、そうなっていてほしい。

詳細にトークショーを記録されていた方がいるので、参考まで

Doll☆Elements相模大野ステーションスクエア(15~)

2014年04月04日 | アイドル

学校の春休み期間ではあるが世間の多くでは「平日」の昼間。
しかも都内ではなく、ベッドタウン相模大野。それでもどこからかヲタはやってくる。
明らかに目当てだと思われる客が50人くらいはいた。
駅舎内のスペースを利用(以前からたびたびアイドルのイベントが
開催されている)していて、店や一般客も多いので、Mix禁止令が出ていた。
注意事項として具体的に「Mix」がアナウンスされると、なんか笑ってしまう。
かつてももクロやPASSPO☆(当時ぱすぽ☆)のプロモートを担当してきた
渡り鳥スタッフFKDの姿をここで見かけ、なんだか懐かしさをおぼえる。

どるえれを見たのはこれ以来。
積極的に情報を追っていたわけではないので、「君のハートに解き放つ!」しか
知らずにイベントを見たのだが、↑のブログでも書いたように安定・安心。
かつての東映魔法少女アニメっぽいコンセプトがきっちり築かれていて、
ステージを見ながら、架空・ファンタジー・おもちゃ売り場・童話などに
通じる世界に、しだいに引き込まれていくのを感じた。
5人のメンバーはみんな華奢で、人形チックなイメージを強めていた。

14:50過ぎくらいにメンバーが登場、2曲のリハののちステージ開始。

全5曲
君のハートに解き放つ!
BABY BABY
恋してマカロン
大好きだから…。
君のトナリで踊りたい!

前のほうで見ていた小さい女の子が歌に合わせて踊っていたり、
ヲタではなさげな人たちから「キャーかわいい」という声が聞こえたり、
まだまだ知名度は低い彼女たちではあるが、見た目や曲のわかりやすさは
ちゃんと通じていると感じた。

等身大系でも正統派王道系でもロック系でも暴動系でも素朴系でもサブカルオサレ系でもない、
かといってキャラ・世界観に縛られすぎているわけでもない独特の雰囲気が
なかなかよろしかった。

最近加入した元YGA小泉さんは、他のメンバーと違いワイルドな外見だから、
センターに据えることで構図が安定するのだな。
最初にその状態の写真を見たとき、ジャッカー電撃隊がビッグワンに
全部持ってかれたのと同じものを感じたが、どちらにも意味はあるわけだ。


当初は参加するつもりがなかったが、特典会で再登場したメンバー5人から
とてもいい匂いがしたので(5人揃っていたので、芳香がそのまま移動する感じ)、
思わず高まってメンバー全員との握手会に参加(笑)。
どちらかというとカジュアルで友達系なアイドルが好きな自分には、
とても新鮮な対応でありました。こっち系も悪くないな。

告知ポスターにもあったが、
4/11(執筆時点では次の金曜日)の日テレ系「ミュージックドラゴン」出演、
小泉さんがフジ「めざましテレビ」レギュラー決定など、「テレビに出ている人たちが
イベントやってるんだよアピール」は、彼女たちを知らない人が大半の場では
それなりに有効だと思う。