ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

ぱすぽ☆/吉川友/SDN48 10/30(日)東日本復興祭2011SHIBUYA AX(17:30~)

2011年10月31日 | Weblog
こういうイベント

あまり告知がなされず、なんとなく敷居が高かったイベント。
ふたを開ければ、当日券が出ない(=前売り客で埋まった)くらいに
場内は人でいっぱい。

イベントの趣旨が趣旨なので終始よそ行きムードがあったけれど、
目当て以外のアイドルへの入門編としてじゅうぶん機能したライブ。
7月にぱすぽ☆がここでワンマンをやったときはオールスタンディング。
今回は座席指定。
ある程度以上のクラスのアイドルは、もれなく座席指定でやってほしい。

出演順は、ぱすぽ☆(9曲)→吉川(7曲)→SDN(7曲)。

なんでぱすぽ☆だけ多いんだ、ずるい、と言い出す陰謀論者がいるので
フォローすると、3組とも持ち時間は40分くらい。
ぱすぽ☆だけはMCを極力削り、ノンストップスタイルで詰め込んだのである。

ぱすぽ☆曲順:
ウハエ(←のあとに恒例のクルー紹介、以後は8曲連続で)
ViVi夏
じゃあね
Let It Go!!
Break Out!!
キス=スキ
Pretty Lie
Hello
LA LA LOVEトレイン

衣装はデニムのひらひらノースリーブ+パニエ。
1曲目の途中でゆっきぃのパニエが故障、「脱皮」して
復帰というアクシデントがあった。
もりしが最初から飛ばし、煽りのかけ声出しまくり。
短いMCでふれていたが、イベントのあたため役ということを
意識していたようだ。
「気合が入っている」的なことをあまり表明しない いわむらさんが
やる気満々な発言をしていたほどだから、クルー全体の
覚悟完了度は相当だったのだろう。
ライティングもよく、メジャー感あふれるショーという雰囲気で満ちていた。

7月のAXでのワンマンは人が多かった&俺はチビ&前に人が多数
という条件が重なり、クルーの姿は上半身しか見えなかったが、
今回は後方の一段高くなった座席ブロック最前列。
全身くまなく見ることができ、他の2組もフルに楽しめた。ありがたい。

出演者にまったく罪はないが唯一気になったのは、
東京サミット警備のようにやたらバタバタするスタッフ。
特に変なことをしている客はいない(明らかにアレな人は少なかった)
のに、1曲のあいだに複数回、通路を往復していたと思う。
各ポイントに人員を固定して見張らせれば済む話じゃん。

きっかは途中でハロプロエッグの4人をバックダンサーに召還して
一緒にパフォーマンス(きっかも含め皆さすがに練度が高い)。
俺個人の感想だが、きっかはトークが面白いし歌もうまいし、
あとは「楽曲」だと思う。悪くはないが決定力がない、というか。
彼女はぱすぽ☆メンの4人と映画「チアフリー」で共演ずみなので、
フツーにぱすぽ☆の楽屋に入ってなじんでいたそうだ(笑)。

初めて目にすることもあり、今回もっとも印象に残ったのはSDNの12人。
来年3月の「全員卒業」のせいか、やたらと哀愁を漂わせていた。
目当て客が一番多いのはおそらく彼女たちで、登場したとたんに
場内の熱が一気に上がった。空気というものも豹変するのだ。
怒涛のように客は よっしゃ行っていた。

SDNの曲は「タイトルだけわかるがメロディーを知らない」のがほとんどなのに、

ガガガ→愛チュセヨ→佐渡へ渡る→孤独のランナー→エブリデイカチューシャ→
誰かのために→ミンミンミン

と覚えられる程度には、自分の中に知識がたまっていた。
TPDを見ていた頃と、心の中の同じ部分が反応するのを感じた。
48系には興味があまりわかないのだが(「勉強」はしなきゃと思うけど)、
SDNには「もったいないなぁ」「気の毒」という気持ちを持っている。
同情するなら居場所をくれと言われるだろうな。


ぱすぽ☆10/29(土)トレッサ横浜第2部(14時~)

2011年10月30日 | アイドル
先週のららぽーと豊洲から始まった、シングルDVD「キス=スキ」&
ニューアルバム「CHECK-IN」の予約イベント第2弾はトレッサ横浜にて。

イベントスペースはコンパクトにまとまって視線が集中しやすく、
いい会場だと思うが、いかんせん交通の便が悪い。
でも、ぱすぽ☆がぱすぽ☆たる持ち味をじゅうぶんに出した楽しいイベントだった!

この会場がこのイベントツアーにおけるどんな位置づけで…みたいなストーリーはおいといて、
シンプルに楽しんだのでいいのだ。
ステージはここを利用(写真は第1部)。
古代ギリシャの神殿に、神官の御託宣を聞きに来た民衆、がパッセン。
俺はバルコニーから見ていて、じゅうぶん満喫できたのでそう感じたのだろうが、
クルーもパッセンも、一般客が引いてしまうような逸脱をしない程度に
はじけて楽しんでいた。

第1部では横浜名物(中華街で売ってるようなやつ?)の栗をクルーが投げていたそうだ。
衣装は両部ともおそらく共通で、ハロウィン=仮装を意識し、「魔女の宅急便」の
キキをモチーフにしたもの。仮装姿のパッセンもちらほら。
↑の写真でもわかるとおり、優先スペースの最前列でもステージを見上げる形になって遠かったため、
目の高さが近いバルコニーから見たほうが臨場感があったかも知れない。
おそらく学校関係の都合で第1部はさこちゃんが欠席。2部もスタート直後は欠けていた。
まこっちゃんの衣装に不具合があったようで、直すためにMCを引き延ばしたりも。
玉井さんの、くだけつつも辛口のトークはなかなか鋭いな。
むっしゅのトークは和ませる方向性で、それもなかなか面白い。

ぱすぽ☆10/29第2部曲順:
Hello
ROCK DA WEEK(←から、かぼちゃの衣装をまとったさこちゃん登場!)
ハレルヤ
ウハエ
夏空ダッシュ

<客も言うがクルー自らが促すセルフ式アンコール・笑>
Pretty Lie
キス=スキ

MCの自己紹介のとき、「旅をイメージした10人組のガールズロックユニット」のあとに、
「今日は1人足りなくて、でも途中で加わると思うのでお楽しみに」(超訳)と
いうフレーズを入れたり、全曲歌い終わったあとにはみおみおがステージ中央で
「このあとは握手会があります。私と握手したい人はぜひ」(超訳)
と言ったり、以前と比べて会場付近の告知ポスターがわかりやすかったりした。
これまでのオープンスペースでのイベントで歯がゆいことが多々あった、

「今、ステージでイベントをやっているのがいったい誰なのか」
「イベントを見た、気に入った、ぜひ本人に感想を言いたい」

の部分に対するインフォメーションは、少しずつ改善されてきていた。
交通の便が悪いってことは、CDを引き取りにくるのも難儀なわけだが、
実費による配送サービスも用意されていた。交通費よりそのほうが安い人が多いはず。
今日初めて見て良いと思った、とりあえず今聞ける音源があれば、それを買って握手もしてみたい、
という人のために、そんなに量はいらないので、メジャーデビュー以降限定でもいいから
旧作をちょっと用意しておくといいかも。持ってくるの重くてたいへんだろうけど。

俺はアルバム(DVD付バージョン)を予約。それでもらったチケット3枚を使い、
はっちゃけ水着隊の3人とそれぞれ個別握手。握手三強(まこみおあいぽん)とそれ以外、
という握手列のおおまかなくくりは、おそらく一般客に「グループアイドル残酷物語」を
鮮やかに伝えたことだろう。

髪の色を暗くする・リクルートスーツっぽいスーツを購入など、
「ぱすぽ☆に見切りをつけて就職活動疑惑」(笑)が俺の中で芽生えつつあった
むっしゅに話を聞くと(彼女のブログにもあるとおり)、
向学心によるものだと判明。これは素直に信じる。





ぱすぽ☆10/23ららぽーと豊洲 14時~→全日本プロレス両国(16時~) *長文

2011年10月24日 | アイドル
予報では雨と出ており、会場には屋根がないため開催があやぶまれたりもした、
ぱすぽ☆のららぽーと豊洲でのフライト。
シングルDVD「キス=スキ」&メジャーデビュー後初のアルバム(合計すれば2枚目)の
予約イベント。その2部に参加。少し汗ばむくらいに晴れた。

ららぽーと豊洲は、海のそばのぜいたくなロケーション。
そこらにいる人も押しなべて年収が高そう(笑)。
イベントスペースはイルカショーをやりそうな、あるいはシロクマや
ペンギンが展示されていそうな構造。
今回のぱすぽ☆くらいの集客であれば、見たいと思う人ほぼすべてが、
ステージを楽しむことができる。
今日は奥仲麻琴(まこっちゃん)がお休みで、披露できる曲に制限が出るなぁ、と思いつつ観覧。
見る側は集中しやすいし、きっとやる側もそうなのだろう、
「自由で楽しいぱすぽ☆」の魅力がよく出ていた。
近くにいた親子連れやカップルが、平和な休日午後感たっぷりに、
ほほえましくフライトを見ていた。
それ以外にも、割と「通りすがりなのにちゃんと見ていた」人は多かったと思う。
曲順:
Hello/キス=スキ/夏空ダッシュ/LALA LOVEトレイン/Go On A Highway/See you again
<アンコール>
Pretty Lie

*PLのまこっちゃんの見せ場では、エアケチャで虚空の彼女を盛り立てたり、
はっちゃけ水着隊が代わりに入ったりというイレギュラー演出(笑)。

個別握手後、両国国技館での全日本プロレスの試合へ。
ももクロが「Chai Maxx」の決めポーズや、早見あかり脱退コンサートでの
ゲスト出演で世話になった武藤敬司のいるプロレス団体に「恩返し」でゲスト出演するのがテーマ。
都営両国駅からJR両国駅への途上に、のりPで一躍有名になった創造学園大学東京校があった。
同じヲタでもアイドルヲタとプロレスヲタ(プヲタ)ではややオーラが違う。
プヲタはグレー強めのモノトーンっぽいが、推しメンカラーをまとった
ももクロヲタの影響で、会場周辺は若干カラフルに見えた。
中に入り、「リングサイドや花道付近に有安ヲタが多いな」と思ったら、
彼らの多くはNOAHのヲタであった(笑)。もちろんももクロがああなので兼業ヲタも多い。

国技館のロビーのももクロブースは大盛況。
それ以外にも多数ブースがある中、場内の隅のほうにいたSMASH所属の女子プロレスラー兼
メイドカフェぴなふぉあのメイドである真琴が店の宣伝をしており、俺は彼女にガッツいて
ぴなふぉあのチラシをもらい、豊洲にはいなかった「まこと」成分を補給したのであった。

全日本プロレス10.23両国国技館大会の詳細

試合開始後しばらくは空席がやたら目に付き、自分の席の近くで関係者らしき?人が
「入ってないねえ」などと話したりもしていた。時間が経つにつれ埋まり始め、
有料入場者がどれくらいなのかは知らないが、第6試合頃までには
「思い立っていきなり来ても入れるが、ガラガラではない」程度に埋まっていた。

どういう演出で ももクロが登場するか楽しみだったが、予想をはるかに上回ることをしてくれた。
ムタにちなみ、和風イントロがついたOverture(ももクロライブ開始前に必ず流れるアレ)が
かかると、館内に分散して潜伏していたヲタが「一斉蜂起」。K-1ゲスト時と比べて
客の分母が小さいのはあるが、こんなにいたのかというくらいのヲタ。
それが曲に合わせてよっしゃいき、メンバーの名入りのmix。
ムタふう頭巾とコスチュームに身を固めたももクロは放送席を襲撃、
リングインするや否やキックや側転、ロープワーク、毒霧を見せつける。

4つのコーナーとリング中央に分かれてアピール後、これしかないであろう「Chai Maxx」をパフォーマンス。
'80年代全日本のファンクスの試合のような大量の紙テープが一斉に投げ込まれた瞬間、感動をおぼえた。
余熱が残るリングにグレート・ムタを召喚、ムタ&KENSO対ダーク・オズ&ダーク・クエルボのタッグマッチ開始。
ライブ部詳細試合部詳細

プロレスのムーブそのものはしなかったとはいえ試合に介入、相手セコンドの
MAZADAとバトルしたのにはびっくりした。
でも、単なる「歌のお客さま」という形で終わるわけにもいかない以上、この絡み方は
最大限の「参加」の仕方だったと思う。
「魔」の要素が憑依したときの高城さんのすばらしさにもただただ感服。
ここに居合わせることができて良かった。
自分の場合、他のスポーツ+ももクロだったらここまで揺さぶられなかったので、
この組み合わせにひたすら感謝したい。

自分が見ていた位置からリングまでの直線距離は予想以上に近く、リングにいる人の
大まかな表情は読み取れた。
渕の芸風の不変。倒立しろと叫ぶ客、倒立する西村。
船木が「全日本プロレス」の「第3試合」に出ている事実。
曙&浜の、一見さんにもすごいとわかる巨体。
一時よく見に行った大日本プロレスの関本&当時はまだいなかった岡林のタッグの、
威風堂々かつゴツゴツとしたたたたずまい。大森の間の悪さ。
ケニー・オメガの身体能力。どう評価したらいいのか困るKENSO。
入場テーマとメイク、コスチュームはゴスでカッコいいオズ&クエルボ。
MAZADAの鉄柵への激突の素晴らしさ。
ロード・ブレアース→スタン・ハンセンの次のPWF会長としての馳浩。
グレート・レニを人質にとられ、どうしたらいいのかとまどうムタ。
諏訪魔と秋山のタイツの股上の深さの違い。
昔は、テレビ中継、スポーツ紙や専門誌でポイントをチェックしないと
フルには満喫できなかったシリーズ自体の流れや、レスラー同士のサイドストーリーが、
場内のモニターでわかりやすく解説されていた。これはいいことだ。
プロレスには見るべきポイントが多いと改めて感じた。

プロレスにおける点と線の「線」を重視すると、メインの三冠戦がベストだけれども、
一番心を惹かれたのは第5試合でアジアタッグを奪取した大日本プロレスの関本&岡林組。
ゴツゴツした体躯を誇る二人が、律儀にタッチして入れ替わりながら、相手チームに
ひたすらボディスラムをくりかえす場面があった。愚直かつ強く。
プロレスの基本中の基本で、ああはいはいボディスラムですねという印象しかない技でも、
使い方しだいで強烈なインパクトを与えられるし、試合のグレードと技の難易度には何の関係もないのだという見直しができた。
この二人はまだ若いし、注目していきたい。

この日の試合は10/31にGAORAで中継されるとのこと。楽しみ。






ぱすぽ☆羽田空港国際化一周年記念イベント2日目(10/22・第2部19:00~)

2011年10月23日 | アイドル
10/21(金)には羽田空港の記念式典とミニライブ2回、
そして10/22(土)はミニライブ2回をおこなった ぱすぽ☆。
合計4回のラストとなる回に参加。
久々にのぞく空港の風景は、「巨大建築物」「巨大な乗り物」「巨大な地下街」的な
ものが好きな(くわしいわけではない)自分にとってワクワク感たっぷりだった。

音量が小さめでその一帯の照明も薄暗く、どちらかといえば
副交感神経系の環境下だったけれど、そんな中で楽しいフライトだった。
ベッドで横になりながら面白い小説に熱中しているような気持ち。

ミニライブ会場・江戸舞台は、外国映画に出てくる日本の街並みといったステージ。
幅が狭く、10人の大所帯のフォーメーションが武器のぱすぽ☆には気の毒ながら、
空港特有の華々しさ・緊張感が加わり、これまでにやってきた場所以上に身が引き締まる。
ふだんはヲタと見分けがつきにくいスタッフの多く(全員ではない)がスーツを着ていたのも
そのあらわれ。
優先観覧スペースに150人が入場でき、そこと合計してハイタッチ参加権が300人だったが、
今日はあちこちでアイドル系イベントがおこなわれているせいもあってか、
満員というほどには人がいなかったと思う。しかし凝縮された熱気はあった。
クルーの衣装はパイロットシャツ。

曲順:
Hello(キス=スキのカップリングの新曲)
Pretty Lie
ROCK DA WEEK
夢パスポート
キス=スキ

<アンコール>
少女飛行

ハイタッチ会

アンコールで少女飛行、っていう構成は様式美にかなっており、
非常にありがたく嬉しかった。
もう何度となく生で見聞きしているのに、このシチュエーションなので、
ちょっと目頭が熱くなってしまった。
Helloの力強さはまだ未開拓に思えるが、場数を踏んでいるうちに客側も鍛えられてきそう。
イベントスペースに興味を示し、スタッフに質問している通りすがりの人も見かけた。

こういう場では「ハイタッチ会」のねぎらい感がよく似合うと思う。

ぱすぽ☆10/16(日)ワンマンフライト新宿BLAZE1部→トッピングガールズ浜松町大つけ麺博(長文)

2011年10月16日 | アイドル
六本木や初台、渋谷、そして新宿などライブハウスを放浪する、
ぱすぽ☆月例ワンマンフライト。
先月に続いて今月も、歌舞伎町のライブハウス新宿BLAZEが舞台。
13:30からの1部に参加。まずその結論から。

「THEが付く感じで楽しかった!」

前回は物販の進行が異様に遅くてとてもアレだったが、今月は
それがウソだったかのように改善された。
え、もう俺の番なのという速さで買えた。

一部の客の、フロアでのジャンプに対する苦情への対処として突如設けられた、
「ジャンプエリア」という逆転の発想。
今回見る限り、これはケガの功名的にヒットだった。
だって後ろなのに楽しそうなんだもの(笑)。
このエリアのおかげで客が一か所に集中せず、バラけたのは良かった。
他のアイドルで見習うところが出てくるかもしれない勢い。

今月はハロウィンがテーマ。仮装したパッセンもちらほら。
最初と最後に登場した、むっしゅとなおみんの魔女コンビが、
「そんなんだからアンコールの声が揃わないんだ、ハロヲタを見習え」
など客をいじったりして、ヒートアップに貢献していた。
彼女たち二人はフリーダムなだけに見えるが、よく見るとちゃんと流れを作ったり
整えたりしている。プロレスでいうと試合巧者系ヒールタッグな風味。
彼女たちが登場したときは、「ワイルド7」最終章「魔像の十字路」に出てきて
不気味な予言をする老婆
、を思い出した。

1曲目のGPPでヒューヒューとポーポーみたいな布を脱ぎ捨てると
その下に着ていた「ViVi夏」衣装から、何曲か歌ったあとで「魔女の宅急便」のキキを
イメージした衣装にチェンジするポイントがある。
ここが流れを止めてしまう印象があったので、衣装替えをうまく組み込むようにすると
いいんじゃないかと感じた。ここで肩が冷えてしまう気がしてもったいない。
ケケ中先生がツイートしていた、「キス=スキ」の一部を改変し、バレエを本格的に
取り入れている
、という話。
セットリストに入ってからまだそんなにたっていないので、どこそこが違うと言えるほど
接していないこの曲に、漠然と「あれ?」と思ったのはおそらくこのポイントだったのだな。


具体的にどこがどうというより、クルーの意識の変化が大きい気がするが、
先月のワンマンでの自虐ネタ・吹っ切れた印象から今月は一歩進み、
「ひと皮むけた」という言葉が一番しっくりきた。
実は先月のワンマンの後、「ぱすぽ☆はここらで一度、テレビ方面などから
著名な演出家を起用して、自分たちを素材として作り込んでもらう」方向に
いくのもいいのではないかと思っていた(そんなお金ねーよ、ってのはおいといて)。

この考えは間違いではないにせよ、ぱすぽ☆がする必要はあまりないのではないか、と
今回で思い直した。
みんなで色々買いこんで、ああでもないこうでもない、これはどうだろうこれもやりたい、
などとわちゃわちゃ話し合い、アイデアを出し合いながらやっていく、自発的な部分に
ぱすぽ☆の魅力は出るのではないかと。
何かにビビり、怒られないためにする頑張りは、ぱすぽ☆には不要だと今の自分は思う。

ぱすぽ☆10/16新宿BLAZE第1部曲目:

GPP
Let It Go!!
無敵GIRL
Break Out!!
キス=スキ
ハートキャッチプリキュア!(まこみお+いわむら)
夢パスポート
See You Again(*表記不明、新曲。10/10の公開レッスンで練習していたもの)
Pretty Lie
LA LA LOVEトレイン
Go On A Highway
少女飛行
ハレルヤ

(アンコール)
*「NEWS ZERO」のパロディ「NEWS NEGI」(トラブルで映像が出ず緊張が走るも、
あいぽんどうにか切り抜ける。ぱすぽ☆で起きたちょっとしたネタで笑わせるコーナー。
さこちゃん行方不明→「そこにずっといたよ」と本人談、など)

*まこ予報→まこっちゃんが気象予報士になり、予報のかたちで傍若無人にふるまう

Hello
ViVi夏(ここで事前に配られていたみおみお生誕イベント用サイリウムを点灯させる)
じゃあね

ここまででだいたい2時間。
個別握手は、まこみおあいぽん と 他の7人 に分けられていた。毎度ながらすごいな。
12/7発売のニューアルバムのタイトルは「チェックイン」(表記不明)。
ジュリーの「おまえにチェックイン」を思い出した世代である。
これのイベントとしては、「あくちゅ会」というナゾのアトラクションが企画されているらしい。
ももクロの「ボイン会」(メンバーが拇印を押す)的なにおいがするがどうなるか。

この後、浜松町駅前の大つけ麺博最終日の会場へ。
時間を勘違いしたため、目当てのトッピングガールズのステージは1曲半くらいしか
見られなかったが、その後の握手会・撮影会などのようすから、
世の中にはまだ知らない文化・世界があるのだと痛感した。
なんつっても「濃い」のだ。ヲタとアイドルの関係、ヲタ同士の関係が。
この濃さにムラ社会的なものを感じ、それはやっかいな奴の抑止力にも、
ちょっととっつきにくいなというほうにも働くと思う。
でも、短時間ながらふれたパフォーマンスは素晴らしかった。
TIFで心にひっかけておいてよかった。






映画「Cheerfu11y」先行プレミアム上映会(SHIBUYA AX 18:30~)*多少ネタバレ注意

2011年10月12日 | アイドル
*ストーリーの核心にふれている部分があるので気をつけてください。

予告編などが入らずすぐに上映スタート→終了→独特のキャラの司会のおねえさん登場→
映画出演者によるチアダンス(映画では11人でやるが、森咲樹がお休みで10人)→
出演者による、撮影裏話などのトーク→ハイタッチ会。
詳細はこちらがよいです。

最初に言ってしまうが、正直、映画にはほとんど期待していなかった。

ベタな内容なのは目に見えているし、突貫工事でつくられたようなので、
まあそんなもんだろう、俺は接触厨だからハイタッチ会がありゃそれでいいべと。

…こう思っていた自分は大間違いだった。
ベタな部分もあったものの、むしろあえてベタを避けた印象もあり、
でも見たあと「ああ面白かった」となれた。
俺が映画に求めるのはだいたいこの要素なので、もうそれだけで満足だ。

見たことないけど映画「チアーズ!」に、こちらは見た「下妻物語」の北関東感(舞台の
高校は水海道)をまぶした感じ。
南関東だとあの雰囲気は出せなかったように思う。

語り部(早見あかり。ぱすぽ☆の増井みおみたいな趣味を持つキャラクター)が
モノローグ過多。これまで自己ツッコミとかさせることで進める手法のストーリーは
つまらないという先入観があった。
それをとっていたにもかかわらず、そこまでくさみがなかったのは、
セリフやらキャラ描写やらにあまりベトベトした感じがなかったからだろう。
ちょっと突き放した描き方というか。
この手の作品には泣きながらの怒鳴り合いが必ず出てくるが、
そういうのでごまかしていなかったのが自分には気に入った。

主人公(吉川友)と早見あかりが同衾したり、キスしたりするシーンがあり、
吉川友の役が「憂いと陰を加えた かなこぉ↑↑」然としていたので、
勝手にそこらへんの関係性を重ね合わせてニヤニヤした客もいることだろう。
個性の違うチアダンスメンバーたちが、それぞれの持ち味を出して協力し合う。
きっか&あかりんの比重が大きく、他のメンバーのキャラはあまり細かく描かれないが、
ぱすぽ☆組でいうと佐久間夏帆の、ストーリーには関与しないなごませ役とか、
安斉奈緒美の、ちょっと怖いが実は優しい役とか、玉井杏奈の、後ろから助け舟を出す
(これはこないだのぱすぽ☆公開レッスンのときにも感じた)役とか、
森詩織の、フリーウェイをひたすら猛スピードで飛ばす雰囲気の役とかは、
当て書きっぽいものもあるのだろうか。
キャストを提供している他のグループ、キャナァーリ倶楽部・THEポッシボー・
アップアップガールズ(仮)については門外漢で、他の人のツイートや
ブログで名前やニックネームだけ知っていて、パフォーマンスも何度か見たことはある、
でも誰かわからない状態だったが、みんな押しなべて面がまえが素晴らしい。

映画のクライマックスのチアダンスのシーンでは、
BSで見たチアの大会の中継で得た、
「チアは、ライバル校だろうとなんだろうと会場のみんなで一体になって声援を送る」
とかの付け焼刃の知識を動員(たぶんこれで合っていると思う)しながら楽しんだ。
劇中でカマ野郎よばわりされる校長が、単なる悪役でも「でも実はすごくいい人」でもなく、
それ以外にも脇役のキャラが類型的すぎなくて良かった。

このイベントの最大のみどころは、出演者たちが生で披露したチアダンス。
ここでは早見あかりに対する声援が特にすごかった。
この11人の売りはラインダンスであるという設定で、そこで思い出したのは
ももクロの「未来へススメ!」のラインダンスふうの振りであった。

早見あかりに代表されるように、「華々しいスタア、アイドル」というより、
「二番目」「渋いツワモノ」系の出演者が多い印象(言うなれば阪急ブレーブス感)。
そんな彼女たちだが、広いステージで見せたパフォーマンスのキラキラ感は見事だった。
先日のぱすぽ☆公開レッスンで、ダンスの振り入れや練習光景を見ていたのはプラスになった。
安斉・佐久間の濃&濃'sは、チアダンスのレッスン初日で(あまりにもアレなので)
ダンスの先生や、共演者にがく然とされたらしい(笑)。
ふだんはツッコミ役で、あまり煽り的なことを言うわけでもない玉井杏奈が、
「せっかく色々なグループからこういう形でメンバーが集まったのだから、
これで何かやらないともったいない」(超訳)といったことをぶち上げたのも味わい深かった。
期間限定とかお祭り企画で、チアフリーと必ずしもリンクさせなくてもいいので、
越境・合従連衡・呉越同舟のスーパーバンド(よくプログレとかにあるやつ)も面白い。
概して強そうな印象のあるメンツなので、スパルタンなグループになるんじゃなかろうか。

裏話コーナーでもあかりんのトークはやっぱり安定していたが、
彼女が「この子とは最後まで打ち解けられないだろうと思った相手」として
挙げていたのが玉井あんにゃさんであったことは、磁石の同じ極が反発しあうような
ものなんだろうと思った。ダンスの練習などを通じ、挙げられるくらいの
仲にはなれたということだ(笑)。身体性を通じて培われるものは大きいのだ。

「校長が主人公の姉(肘井美佳)をやたら推していたのには、
主人公姉妹の父にまつわる秘密が!」

「短期間で素人チームを勝たせるには、イチがバチかの大技が必要だ。
伝説のチアダンサーだった主人公の姉が競技をしりぞく原因になった幻の技を、
いま妹が受け継ぐ!いざ大会!決まるか必殺技!」

という展開にし、島本和彦チックな部分に訴えるのがふつうだと思う。

…でもそうはならない。
素人を集めての短期間の特訓で、チアの大会に優勝できるはずがない。
大会出場の理由になった銅像の破損も、大会の結果もあまり重要ではなく、
最後は思いのほかあっさりと終わる。でもあれがいい。
「日常に戻ってワーキャーする光景」や「後日談」などではなく、
あの終わり方でベストだ。

マンガチックすぎず、ガサツすぎないところでとどまっていると思うので、
「女子中高生がいっぱい出てくる、でも生々しくはない感じの青春映画」
を欲している人にはおすすめしておく。10/22の公開初日には舞台挨拶もあるぞ。
「きっかけはYou!」、「ハイテンション・プリーズ」より明らかに面白かった。

ぱすぽ☆・公開レッスン観覧

2011年10月11日 | アイドル
ぱすぽ☆のオンラインファンクラブPALの有料会員のみ応募・参加できた、
「公開レッスン」に行く。
少し早目に到着した渋谷駅では、特設ステージでロマンスターズミニライブをしていた。
緑の人のダンスがダイナミックでカッコよかった。

パッセンにケケ中先生がレッスンする「ケケ中ダンススクール」という企画もあるが
それとは別で、次の日曜にワンマンフライトを控えたぱすぽ☆のレッスンを、
パッセンが授業参観よろしく見守る企画。
1~6部まであり(希望時間は選べない)、1回30分につき15名のパッセンが入場。
会場は所属事務所プラチナムパスポートのレッスン室。
時間を選べない・応募するだけでポイントが減る(PALから現金で買った人もいる。
換算すると、応募だけで1000円かかる)というアレな面もあり、
それについての自分の考えはこれにダブる部分もある。
それなりにセキュリティチェック(こういう世界の仕事だから、入った人数と
出て行った人数が違ったりしたらアレだからなあ)を経てから鏡張りのレッスン室へ。
パッセンは用意されたイスに座る。
ぱすぽ☆クルーは手の届きそうな至近距離にいるが、クルーの背後にいるパッセンも
正面の鏡に映るのでおのずとクールにならざるを得ず、あまりウヒョウヒョできない(笑)。
まず結論を言ってしまえば、

*観客がいなくなったあとに血を吐くような地獄の特訓が控えていたのかも知れないが、
観客として見た限りでは自由で、いかにもぱすぽ☆然としたレッスンでした。
ときどき笑いが起きるような雰囲気。

こういうのはケケ中先生のキャラクターによるところが大きいのだろう。
みんなで軽口を叩いたりしつつ、よくできるクルーがあまりできないクルー
(あえて名を秘すがおそらくご想像のとおり)に教えてあげたり、
指先のニュアンスの出し方について確認したり。
いい意味で「楽しんで」いて、みんなで一緒に造り上げている感じ。
ケケ中先生がプロ野球チームの監督だとすると、さこちゃんが幹部候補生、
あいぽんは選手会長、濃&濃'sはラテンアメリカ出身の陽気な助っ人といった役目だった。

アイドルのドキュメントではおなじみ、ダメだそれじゃこれしろあれしろとすぐ怒鳴る
スパルタ式ではまったくない(アイドル系の「絵」としては、先生怒鳴る→
やる気ない奴は出て行けとか言う→言われたほう泣く、みたいなほうが
「らしい」とは思う。嫌いなスタイルだけど)。
切ない系の新曲はまだデモ音源な感じで、それを使っての振り付け。
10人での円陣があったり、左右対称にダンスが波及していくような振り。
ふだんはステージ上のクルーと相対し、完成された状態でしか見ることがないので、
こういう場に立ち会うと、「流し見」とかできなくなるなーと思った。

レッスン着(Tシャツ、短パン、ジャージ類)姿のクルーを見るのは初めてなので、
ふだんよりラフなカッコなのに妙に新鮮。
もりしとさこちゃんがTIF2010のシャツ、むっしゅはレディ・ガガのシャツ
(東京タワーあたりで売られていそうなやつ)だったのが印象的だった。
さこなちゅはFILA、まこっちゃんあんにゃはアディダス、他の6人はVANSのスニーカー。
つま先の部分にサインペンで「ナオミ」と書いてあるなおみん男前。

一瞬にして時間が過ぎるわけでも冗長なわけでもなく、30分を30分として味わうことが
できたような気がする。

9人は半袖だったのにあいぽんだけ長袖、パーカーを着ていた。
終了後のお楽しみ企画・ハイタッチ会の際にきいてみると、
最初は寒く感じたからだそうだ。無理せず用心するあたりさすがキャプテン。

今度の日曜日・10/16は新宿BLAZEでぱすぽ☆ワンマンフライト。楽しみだ。