ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

10/28(水)JAPAN IDOL SUPER LIVE(O-EAST 17~)

2015年10月28日 | アイドル


元ハニースパイスのメンバーがいるダイヤモンドルフィーから、トリの平成琴姫まで見る。
同タイプ・同会場の大型対バンといえば、本格音楽女子祭と一部出演者もかぶるが、
こちらのほうが地下度が高いかな(グレードに遜色はない)。

*ダイヤモンドルフィー
初見。4人。3曲。
1曲めの、「トロイの木馬」という歌詞のあるデジロック調の曲がカッコよかった。
ハニースパイスより曲がハード、シリアス寄りかな。
今回のこのライブは、ダイヤモンドルフィーをはじめ、適度にアダルトなグループが多く、
たいへん居心地がよござんしたw

*DISDOL
初見。5人。3曲。ノンストップで。
ハードロックアイドルという知識はあったので楽しみにしていた。
今「ロック」を標榜するアイドルの中では、明らかにオールドスタイルのハードなサウンド。
もちろん「オールド」は悪い意味ではないどころか、ど真ん中でグッとくるやつw
V系でHR/HM志向が強いバンドのような感じだった。小夏さんのボーカル特に良かった。

*Stand-Up! Hearts
8人。3曲。毎回同じ感想になってしまうが、ユニゾン時の声の厚みと力強さが素晴らしい。
アフィリアの妹分ということだが、あそこまでアニメ・ゲーム的な雰囲気を表に出しておらず、
とっつきやすさではこちらのほうが勝ると感じた。

*drop
3人。4曲。たぶん二度目。フロアにヲタが増えた。女ヲタも多い。
声優ユニット的でもあるしサブカル的でもあるが、そこまで振れておらず
なんだか不思議な立ち位置である。ハロウィンモチーフの、STARMARIEっぽさもある曲が
なかなか良かった。

*ハニースパイス
5人。3曲。「プログレッシブ・ポップユニット」なのか。
曲はトランスというかパラパラというかパチンコ屋というかハッスルタイムな感じ。
赤のプロデューサー兼任ありたんの存在感が際立つ。アイカレ南さんを見たときと同じ部分を刺激される。
このグループはプラチナムではないけれど、プラチナムが好きだとグッとくるかも知れない。

*ベースボールガールズ
初見。ぺろりん、ありり、ここたん、あやぱむの4人。3曲。
手の鳴る方へ→勝利の女神→この恋弾丸ライナー
ぺろりん先生の活躍っぷりに、どんなグループなのかと注目してみたが、
曲はオーソドックスなギターロックで、コワモテ要素やとっつきにくさは皆無でたいへん聞きやすい。
ヲタも熱かった。自分が目を引かれたのはあやぱむだったのか!

*まねきケチャ
5人。4曲。今の時期だからか、芸風そのものがパワーアップしたのか、
ハロウィン、サーカス、モンスターなど奇奇怪怪な要素が以前よりアップしていた。
dropとファン層がかぶっていそうな印象を抱いた。
金髪の人が歌えるので安定感はあるが、グループとしては自己紹介が長いのがネックだな。

*妄想キャリブレーション
6曲。曲が多い。つまりゲスト枠ということか。
それぞれのアイドル目当てで満ち引きしていたフロアにグッと人が増えた。
妄想少女ですの→もっとずっとキュンとしたいの→いつだって世界にファイティングポーズ→
悲しみキャリブレーション→人生はいじわるなの…かな?→初めてだよこんな気持ちにさせてくれたのは恋。
さすがに6曲ぶんの枠があると存分にやりたいことができるのだなと感じた。
プチ・プチワンマンとでもいうような凝縮された味わいがあり、見る側としても大変満足。
妄キャリの曲は、各メンバーが無理しない程度に声を張らせるパートが多く(ここで無理を感じると
聞く側も『今日は声出るのかな』と不安でたまらなくなる)、ここに独特の切なさが生じるのだ。

心理学徒である胡桃沢まひるさんが、卒業試験のデータ収集として、物販スペースにて
ヲタ相手にアンケートを取っていた。
項目が思いのほか多く、あの場で答えきれるか不安だったがどうにかクリア。
彼女の助けになれたのは嬉しい。

*はっちゃけ隊
6曲。妄キャリ物販に参加する人たちが抜けてフロアは人が少なくなりつつも、
目当てヲタ+他のアイドルの物販から戻ってくる人たちなどで活況はキープされていた。
ViVi夏→ハイテンションエモーション→少女飛行→ダムダムフリーダム→マテリアルGirl→
気分はサイコー!サイコー!サイコー!(PASSPO☆曲はいずれもはっちゃけバージョンとして)
PASSPO☆で場数を踏みまくっているので何しろ安定。オロオロあたふたするところは一切なく、
段ボール芸などでヲタを楽しませることに一意専心。もりし以外の3人はPASSPO☆では
あまりメインボーカルを取ることがないが、ここでは歌パートもグッと増えるし、
PASSPO☆にも還元されているのが強い。はっちゃけ隊からは職人芸を感じた。
「マテリアルGirl」に関してははっちゃけ隊バージョンのほうがカッコいいとさえ思う。

このあと物販に行ったので、直後のFES☆TIVEは最後の曲のアウトロ以降しか見られず。

*READY TO KISS
7人。4曲。このグループは、登場曲に合わせてヲタがグループ名のアルファベットを叫ぶのだが、
実はそれがなかなか好きなのでw、それを間近で見聞きできて嬉しい。
古巣ともいえる放課後プリンセスよりアダルティで、曲はロックテイストが強い。
むやみなギターソロなど、泣けるポイントも多かった。
そう何度も見たことがあるのでもなく知識があるわけでもないのに、
今回いちばん高まったのはレディキスのパートだったw 自分でも意外に思うw
こういうことがあるから対バンライブはやめられないのだ。

*エルフロート
3人。3曲。妖精(エルフ)とアイスクリームのフロートの合成モチーフ。
登場曲に起承転結があり、それだけでちょっとしたストーリーを感じる。
モチーフ通りに清涼感のある衣装、声質なのだが、ダンスがやたらめったら激しく、
加えて主旋律以外のサウンドのリズム部分がむやみに重厚・高速。羊の皮をかぶった狼を感じた。

*平成琴姫
一人が発熱でお休みの3人編成。3曲。
このくらいの年齢層のグループは見ていてたいへん落ち着くw
平成琴(大正琴の平成版)を使い、衣装は着物ふうなので、ベタな「和」に固まったグループを
イメージしてしまうが、要所要所にそれらの要素を用いているくらいで、
(曲にもよるが)サウンドのベースのひとつには明らかにメタルもある。
ジャーマンメタルのようなリズム隊に乗りながらの平成琴と和旋律に高まった。
ダンスも歌唱も、みんな練度が高い。対バンライブに職人っぽいところがいると
グッと締まるものだ。

トータルで4時間くらいは見ていたが、冗長さは感じなかった。
快い疲労感だけが残った。楽しかった。










10/25(日)TOKYO IDOL LIVEハロウィンSP第2部(新宿アルタ18~)

2015年10月25日 | アイドル



転校少女歌撃団→ユルリラポ→どるえれ→妄キャリの順。

ステージ上にはハロウィンにちなんだ飾りつけがなされ、
各アイドルが自分たちのコーナーで客フロアにプレゼントを、
最後に勢揃いしてのコラボ企画(どるえれ曲を歌った)では
マシュマロを投げ入れたりと、お祭り感に満ちたイベント。
立錐の余地もない…というほどではないが一通り埋まっていた。
このくらいの密度のライブはとにかく気が楽だ(笑)。

特典会に2か所参加して会場を後にした時点で20時15分くらいだったので、
対バンライブとしては時間が短かったけれども、これくらいの長さだと
集中力が途切れなくていいなとも感じた。

*転校少女歌撃団
実質的に初見。グループ名から、
「よくある学園モチーフの、萌えソング的なのやってますテヘ」的な
先入観を持っていたが、ミリタリー&サバゲーモチーフ(今回は
ハロウィンなのでディズニーキャラなどの仮装)で曲調はハードなロックだったので
意表を突かれた。そして気に入った。1曲目が短くて全5曲。
この手の曲調大好きマンとしては注目せざるを得ない!

*ユルリラポ
元prediaメンはじめ、プラチナムの強者を揃えたグループ。
しかし力みはなく、バニラビーンズなどにも通じるさわやかな曲調。
久々に生で見たが、そのときかすかにあった危なっかしさは完全に消えていた。
いわゆる沸き曲がないので、最初に見たときは少し物足りなさをおぼえたのだが、
ゆるいけれどもだらけてはいない・清涼感にあふれたステージは、
回を重ねるごとにくせになる。メンバーは年相応にやさぐれた部分も持ちつつw、
「こういう曲」を求めている人には大いにすすめたい。
全3曲。

*Doll Elements
登場時に、グループの世界観を描いた絵本ふうの映像が流れ、そしてSEに乗って登場。
ステージ上で表現されているのは、人形たちによる一幕の物語といったところ。
「設定」に妙にこだわる割にそれが活きていないグループも多いが、
どるえれはステージを見るだけで、なんとなく設定が伝わるのがいい。
「君のハートに解き放つ!」の、「霊感ヤマカン第六感」テーマ曲っぽさ
(「スターどっきりマル秘報告」にも似ている)は大好きだ。
全4曲。

*妄想キャリブレーション
将来、横綱大関になりそうな力士は独特の勢いがあるからなんとなくわかるものだが、
まさにそういった雰囲気のある彼女たち。
たぶん本人たちもそのタイミングがまさに今だと強く実感しているのだろう、
とひしひし伝わってくるステージ。スキルフルが売りではないけれども
各メンバーのボーカルの線が太くなっているので、終始安心して見ていられる。
全4曲
人生はいじわるなの…かな?
もっとずっとキュンとしたいの
悲しみキャリブレーション
YOUをちぇっくします!

この後全グループがステージに登場し、ハロウィンにちなんだ話をしたり、
告知をしたり。印象に強く残っているのは、妄キャリへのインタビューの際、
「私たちはコスプレはするが仮装はしない」と胡桃沢まひるさんが答えたこと。
どういう意味かと問う司会のおねえさんに対し、
「(以下超訳)仮装とはウェイ系が街にくり出してやること。コスプレとは違う!!」
ということでありました(笑)。
この文脈だと「コスプレ」のほうが、扮装という行為に対する純度が高いのだと思う。

ニコ生で中継していたし、スタジオの構成なども「対バンライブ」というより、
「テレビの歌番組の公開収録」という感じだった。
終演後は全出演者がロビーにて物販・特典会。
混雑しつつも荒れないというあの感じ。妄キャリ2Sチェキ→ユルリラポ全員握手に参加。
夜のライブだけれど、これくらいで終わると体が楽だw
このシリーズへはこれからもちょくちょく参加したい。

10/19(月)本格音楽女子祭O-EAST(18~)

2015年10月19日 | アイドル


このタイムテーブルでいうと、Stand-Up!Hearts~放課後プリンセスまでを見る。
妄想キャリブレーションのライブ後に物販に参加したので、アフィリアは見られなかった。
できれば全編くまなく見たいほうなので、全公演終了後物販ではない場合、これがジレンマ。
おそらく、じぇるの!までの18時台が15分ずつ、それ以降は20分ずつの枠。

*Stand-Up!Hearts
見たのは二度目。前回いいと感じたこれを今回も確かやっていて、
また、いいなーと感じた。
アニソン・声ソン的だと思うけれど、そこまで振り切っておらずアイドルヲタにもとっつきやすい範疇。
槍ぶすまや鉄砲隊のような、厚みのあるユニゾンパワーが良い(ハモりもある)。

*じぇるの!
こちらも二度目。AJアイドルの共有財産とでも言うべき曲を公式にカバーできるのは大きい。
1曲目の「ギュッとSTAR!!」で心をつかまれた。こちらも多人数による厚みが武器なのだが、
制服系衣装(直前のStand-Up! HeartsはTシャツ衣装)であるために、よりがっちりした印象。
目まぐるしく入れ替わるフォーメーション。見ていると自然なので流してしまうが、
アレは渋谷のスクランブル交差点を難なく歩くセンスをさらに磨いた賜物なのだろう。

*Luce Twinkle Wink
リリースイベントでも用いているSEを使わずに登場。アレはそれなりに尺があるので、
それをカットしてパフォーマンスを凝縮する戦術だと理解。
強烈な個はいない代わりに、全体のバランスの良さを強く感じる。
このグループは本格音楽女子祭の常連でもあるので、見るたびに同じような印象
(センチメンタル、生真面目、青い情熱etc)を抱くのだが、退屈どころかそれが素晴らしい。
MCでは宇佐美さんが、「どう聞こえるか」を意識したであろう、間とテンポで話していたのも良かった。
「言いたい情報をとりあえず言う」ことだけに意識が向いているグループが多いので余計に。
溜めに溜めて放ったラストの「刹那ハレーション」は必殺技のカタルシス。

*愛乙女★DOLL
AJアイドル怒涛の三連発の最後を飾った。
これまた毎回同じような感想でアレなのだが(それを期待して見ている)、AJアイドルは
単体やファミリーだけで集まってのライブは正直少し物足りない反面、
対バンライブに出たときの「やってやるぜ!」感がとても心強い。
殺伐としていないし脂ぎっているわけでもないが、「対バンという場」を楽しんでいるのが伝わるのだ。
プロレスの団体対抗戦で光る選手というのがいるが、その感じ。
今回歌った、元メン都築さんメインの「青い空を望むなら」では、
彼女に集中していた要素を現メンバーに振り分けることで、曲の魅力を別の角度から引き出していた。
新メンバーの太田さんが、ボーカルでのサブ主役的なポジションになっていくのだろうか?

*アップアップガールズ(仮)
佐藤さんが腰を痛めていて激しいダンスには参加していなかったが、ステージの磁場には
自然に溶け込んでおり、言われなければまったく気づかないほどだった。
前回のこのイベントではSEをセットリスト本編に混ぜ込む構成だったが、今回はSEをSEとして
使うオーソドックス構成。ノンストップ部分も織り交ぜつつ、MCで緩急もつけていた。
古川さんの「むやみやたら」な感じが、残像として焼き付いている。
スカの新曲「アッパーレー」のカッコよさは今回も圧巻。

*STARMARIE
本格音楽女子祭シリーズでは、流れをいったんリセットする役目になることが多い。
今回はふだん使っているSEを使わずいきなり登場、
「TVシリーズ全52話の中に何話かあるちょっと異色な話」といった雰囲気。
このグループのダンスのイメージは、「互い違いに立ったりしゃがんだりする」と
「反復横跳び的なサイドステップ」なのだが、まさにそれを満喫できた。動きが結構速いので侮れない。
ダークイメージを標榜するアーティストは、衣装なり設定でデコラティブに行きがちな気がするが、
ここは地味な衣装と個の設定のなさに、世界観そのものを描く姿勢の強さを感じてそこが良い。

*妄想キャリブレーション
全国ツアーを控えている彼女たち。対バンライブ出演も多くて大変だろうが、
想像する限り、こういう実戦をやればやるほど高みに行けるビジョンがあるのだと思う。
本格音楽女子祭に出ているアイドルちゃんは どこもかしこも練度が高いが、
妄キャリも例外ではない。別にスキルフル売り系ではないのだが、
「自分たちがやっている音楽を、存分に表現するために必要な技術」のアップを今回強く感じた。
悲しみキャリブレーション→いつだって世界に~→魔法のジュース~Youをちぇっくします

終演後、物販・特典会に行ったため、アフィリア・サーガは見られなかった。

*カラーポワント
改めて調べたら色々なイベントに出ているようで、でも自分とは接点がなかった4人組。
今回が初見。1曲目の途中あたりから見る。
バレエモチーフで、ビジュアルの作りこみの完成度が高くて驚く。
おそらくダーク系、ファンタジー系と相性良さげなのだが、ここは陰陽でいうと明らかに陽。
全体像としては、シアトリカルな世界がまずあって、ダンスが流れを作っていて、
客と対話するための言語として歌がある、という印象。
このタイプで陽性は珍しく、これまでに見たことのないタイプで新鮮だった。
Aphroditeや Hauptharmonieと一緒に見てみたい。

*放課後プリンセス
前回に続いてのトリ。
「もう遅いし、人減っちゃったなあ」と思っていたら、物販からの復帰なのか、
フロアはまた人で埋まり始めた。
もちろんここ目当ての人が多いのだが、トリ特有のノーサイド感、
「最後だからパーッと楽しんで行こう」という雰囲気が客の側から強く感じられて楽しかった。
全体像の華やかさが目を引くタイプのグループだが、メインボーカル・お姉さん委員長舞花さんの、
作り声の枷から解かれるような力強いボーカルが印象に残っている。

安心感+これまで知らなかったアイドルを知る喜びが揃っているこのイベント、
これからも楽しみにしている。










10/10(土)Aphrodite Yokohama O-SITE(17:30~)

2015年10月10日 | アイドル

シンフォニックアイドルAphroditeのライブを見てきた。
前回のワンマン時の感想
その後イベントで見たときの感想
その後5月に、そのとき在籍していたメンバーが全員脱退、
新メンバーによる2人編成の新生Aphroditeが始動して現在に至る。
そのうち1人がインフルエンザ&肺炎で入院してしまい、
「Aphrodite」名義ながら実質ソロのライブ。

このグループはこの会場でも何度かワンマンライブをおこなっているので、
いつも来ている人にとっては「こういうもの」なのかも知れないが、
旧体制の多人数編成による前回のワンマン時と比べ残念だった。

告知の問題やら同一時間帯に重なるアイドルイベントもあったことから、
お客が少なかったのは仕方ないとして、せっかくの素晴らしい楽曲や世界観が
まったく活きていないと感じた。
パフォーマンス時とMC時のギャップ、みたいなのならいいのだが、
MC時の雰囲気にパフォーマンス時の印象が引きずられてしまった。
「設定」だの「キャラ」に縛られる必要はないが、明確な切り替えは必要だ。
小道具も人数も使わなくても、独特の世界観を伝えられるアーティストは多い。

前回のワンマン時には、あの曲調で沸く客層もいたし、それはそれでいいのだが、
沸きを煽って無理に盛り上げなくてもいいと思うのだ。だってこういう世界観だもの。
その部分がうまく伝われば、いわゆるアイドルライブの文法に則していなくとも
客には伝わる。圧倒されると思うのだ。
「ああ、典型的なスタイルではないが、こういうやり方もあるのか」というほうに進んでほしい。

OA終了→休憩→本編スタート→途中休憩など、オペラなどの構成を模したところは
芸が細かいが、パフォーマンス部分をもう少し濃密に凝縮しないと
CMばかりの映画放送のようになってしまう。

オープニングアクトとして前回も見たAphrodite Nextという5人組の研修生ユニットが
登場。3曲披露。本隊よりもダンスミュージック色が濃いかな。
本隊のAphroditeは(確か)8曲披露。
ボクはこのまま帰路についたが、もしかするとその後何か仕掛けがあったのかもしれない。

新生Aphroditeはこれから新宿やアキバで無料公演をしていくとのこと。
グループとして掲げるビジョンには好感が持てるので、これからを楽しみにしている。

10/4(日)ASIA IDOL PARADE2015

2015年10月04日 | アイドル
アイドルイベント「アイドリッジ」による、渋谷のライブハウス4会場連動による対バンライブ
前売券なら1000円で、4会場のうちどこか1つ、2部構成のうち1部を見ることができた。
4500円の、全会場の全公演見放題のフリーパスチケットもあった。
Gladの2部をチョイスし、小桃音まいにゃの途中から入場。


この会場へは、7月に来て以来。
小さいが、すりばち型を四等分した一つのような形なので、後ろからも問題なくよく見えるのが特長。
客の視線がステージに集中する構造なので、のっぺりしたつくりのところよりも
ステージが「凝縮」される気がする。
GALETTeが30分、他はみな20分の持ち時間。見た順に。

*POP
BiSの遺伝子を受け継ぐグループ・個人のうちの一つ。前回ここに来たときにも見た。
色々あって中心メンバーのカミヤサキさんが無期限活動休止中。
曲調もダンスも激しいのだが、無軌道・破壊的ではなく、
それとなく けなげなイメージが漂う。BiSの代表曲「nerve」と近いムーブを
含みながらメロディが似ているわけではない曲があり、その加減が良い。
「そのとき欠けているメンバーのスペースやパートを空ける」
という演出、アイドルグループでしばしば見かけるが、なかなかグッとくる。

*GALETTe
5人に増えてから見るのは二度目。
今回のこの企画では3ステージ、それぞれ30分ずつとのこと。
つまり期待されているわけであり、充分それに見合ったパフォーマンスだった。
メンバー皆ちゃんと歌えるが、ののこさんのややウェットなボーカルを基準に
組み立てられていて、仙台組の新メンバー2人も違和感なくステージの一員になっている。
メインの曲調はファンク、ディスコなので、聞くほうも高めのテンションのまま
バーッと最後まで突っ走れる。
このグループは、たとえ隅に置いてあっても自分から銀色の光を放ち、
存在をアピールする鉱物のようだ。

*ジュネス☆プリンセス
初見。
「対バンライブの告知の文字列」としてだけ知っていたグループ(結構いる)。
セーラームーンミュージカルふうの衣装+チャンピオンベルトのようなコルセットを装着。
記号としてとても記憶に残る。
曲調は、若さでパワフルに押し切っていくイメージ。
よくスポーツのチームで、「若さゆえに勢いに乗らせると怖い」というのがあるが、
まさにそういう感じがした。

*マボロシ可憐GeNE
初見。ここも、「対バンライブの告知の文字列」としてのみ知っていた。
メンバーそれぞれチェックをまとっているので、自分としてはグランジ感をおぼえるが、
ネガティブなイメージは全然なくクリアなギターロック。
PiiiiiiiNに近い印象を持った。2曲目にBiSの「nerve」をやっていたが、
他の曲と整合性があったので、「ここにきてこれかよ」というふうには気にならず。
「限界BORDER」、気に入った。

*強がりセンセーション
二度目。白い衣装でいかにも「王道ピュアアイドル」をにおわせるのだが、
そのイメージよりも、小刻みで激しいダンスが心に残る。
言葉数のやたら多い歌詞のような、音数の多いバンドのような感じ。
グループ名は、印象にとても合っているのかも知れない(笑)。

* Hauptharmonie
先日の初見の渋谷eggmanで衝撃を受けたグループ
自らを規定してしまうことなく貪欲に色々な要素を取り込み、しかし下卑たふうにはならず、
小じゃれた楽しみを提供してくれる。ひょっとすると、昔々、レビューや軽演劇やらに
ふれた人たちが抱いた気持ちとは、こういう感じだったのかも知れない。
悪い意味での「和」の雰囲気がまったくしないのが良い。
初見時、アンニュイというかニヒルというか、諦観を発していてすごく気になった瀬戸さんは
もうすぐやめてしまうそうなので、見るのはおそらく最後だろう。
グループとしては、「17~19世紀頃の西洋の小説」っぽくて気に入った。
4曲のうちの3曲目にやった「シャンパンゴールド・トワイライト・ラグゼ」はジャズっぽくて、
こちらはもうとっくに大人なのに関わらず、なんだか背伸びして聞いている気がした(笑)。

*KitCat
こちらもハウプトハルモニーと一緒に初見を経験したトリオ。
メンバーのビジュアルがバラバラで、洗練も感じつつあえてチープさを狙った世界観。
洋楽と言っても、例えばバナナラマに対して「オサレ」「敷居が高い」と思う人は
いないだろうが、そういう場合の「洋楽」の感じである。
会場を出たところで、ここのスタッフにもらったチラシによると、
10/14に渋谷のHMVにてネクロノマイドルとの対バンインストアイベントがあるそうな。
組み合わせすごいな(笑)。

*フィロソフィーのダンス
本来は5人組だそうだけれど、緑の人が休養中とのことで、赤青黄桃の4人編成。
黒い衣装に、ナプキンのようなマフラーのような担当カラーの布。
コントラストが鮮やかで、よくある、Tシャツ&カラーパニエのところより高インパクト。
名前だけ見たことがあったが、他の「名前だけ知っている」よりも見かける頻度は
低く、どういうグループかまったく見当がつかなかった。
哲学コンセプトだからこのグループ名だそうだが、その部分は正直あまり印象に残らず、
ふわふわとゆるいMCと、赤の人の力強いメインボーカル&青の人のハモりとの
ギャップの残像が心には残っている。

*つばさFly
場内の雰囲気が、なんというかとてもずっしりとしてきた。
3回目にして今日最後のステージ。
2ショットチェキ会のときに宮沢さんに聞いたのだが、他の2回には悔いもあったらしく、
それを一気に取り返すかのように、ひたすらアグレッシブな時間だった。
白Tのときは差し色(メンバーカラー)をせず、黒Tのときは下にカラーTを着るそうな。
ステージパフォーマンスについては、つばさFlyは愚直にストレートで、
小細工をしないのが良い。渋谷Gladは構造的に彼女たちに合っているのも良かった。
THE ENDLESS SUMMER→Song for you→Break Through→Life is Beautiful

*KOTO
彼女も、ハウプトハルモニーやKitCatと同じライブで見たばかりだ。
前回も同じことを感じたのだけれど、彼女はダンスが言語であり「歌」であり、
ボーカルは「サウンド」という感じがする。
だから、見ていると他のアイドルと違う部分を刺激されてくるのだが、
今回はつばさFly物販に参加するため2曲聞いてロビーへ移動。
また見たい。

つばさFlyの宮沢さんと鹿木さんと2ショットチェキをそれぞれ撮る。幸せ。

多数出演系対バンライブの物販はたいていごった返すが、混んではいるものの
秩序は保たれ自治ができていて、毎回ドルヲタのこういう部分には感心している。