ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

1/31(日)槙田さんのマキタジャーナル最終回公開収録(渋谷・プラチナムプロB1F 19:30~)

2016年01月31日 | アイドル

WEB連載のこのシリーズの最後を飾るイベント
渋谷駅の新南口にほど近い、彼女の所属事務所の地下にライブハウス的なスペースがあり、
そこを使用。だいたい80~100人くらい入っていたのではないだろうか。

最近、正式にPASSPO☆からの脱退が発表された槙田さん主催のイベントの最終回の相手は、
PASSPO☆に「妄想のハワイ」「無題」を提供したHawaiian6のボーカル&ギターの安野勇太さん。
パッと見た感じでは、男性客はPASSPO☆ファン、女性はHawaiian6ファンという印象を受けたが、
片方を通じてもう片方にも親近感があるような雰囲気が最も強かった。
そもそも、アイドルファンだからって、「そのアイドルの曲しか聞かない!それが忠誠」みたいな
人などいるわけがないのだ。

WEB上で発表されるまでは細かい内容についてはふれないけれども、
「あなたにとって音楽とは」という、相手に丸投げしすぎなゆえに禁断の質問があったり(笑)、
トークを面白おかしくしようとはしないがゆえの「間」ができてしまう局面も多々あったけれど、
終始槙田さんは誠実であり続けようとしているのが伝わった。
安野さんは飄々とした人かと思っていたが、そういう人にありがちな「自分自身を決して出さない」
(がゆえに、飄々が何かを隠しているポーズに見えてしまう)タイプでは全然なく、
初期衝動の大切さを理解し、熱さを秘めている人だった。
彼は槙田さんにもファンにも物腰が柔らかく、固くなりがちな槙田さんとバランスが取れていた。

途中で、ファンから2人への質問コーナーがあり、それまでどちらかというと二次元的な展開だったトークに
高さや奥行が加わったように思う。
アイドルとしての主観的な立場を退き、第三者的にアイドルをとらえる立場になってから見たアイドル、
について語る槙田さんは、「これまでのほうがむしろかりそめの姿で、現在のほうが本分なのだろう」
と感じさせるものがあった。

WEB連載のインタビューを人前でやる、という企画なので、そうしたら邪道かも知れないが、
ナビがうまい人を司会として用意していたら、トークショーとしての面白さはより多く出ただろう、
とも感じた。でもそれをやったら企画としての意味がなくなっちゃうんだよな多分。
とにかく、槙田紗子という人の誠実さがひしひし伝わってくるイベントだったのだ。

とっておきの告知として発表されたのは、
今回と同じプラチナムのB1で、3/12に槙田さんのセルフプロデュースによる公演(ダンス、演奏などが
ある模様)があるとのこと。
ここでおそらくこれからの彼女の方向性が示されることになると思う。
マキタジャーナルは、手慣れすぎていないがゆえの密度の濃さがあって好きな企画だった。
これまでおつかれさまでした!

終演後には彼女による見送りもあった。これは嬉しかったぞ。





1/31(日)PASSPO☆&predia合同イベント(東京ドームシティラクーア 14~)

2016年01月31日 | アイドル


掛け値なしに素晴らしいとしか言いようのないイベントだった。

構成は、

PASSPO☆4曲

Mr.Wednesday
Musical Party
マテリアルGirl
Pretty Lie

predia5曲

壊れた愛の果てに
美しき孤独たち
刹那の夜の中で
東京スキャンダル
Dream of Love

PASSPO☆のアコースティックギター*2、ベース、タンバリンつきの2グループコラボ歌唱2曲

きみみたいに(predia曲)
少女飛行(PASSPO☆曲)

つまり全11曲というボリューム。
それでいてまったく冗長なところがなく、冬の晴れた日曜の午後を彩るひとときを
感じさせてくれた。
PASSPO☆のパートでは、1/31が誕生当日である玉井杏奈さんを祝福するサプライズが
ファンの側からプレゼントされた。

日の光のもとではPASSPO☆が有利かと思ったけれど、今回についてはprediaの貫禄に軍配を上げたい。
特にメンバーの気迫がこちらにまで伝わった。水野まいさんの流し目芸などすごかった。

今回の楽しさの理由としては、ラクーアガーデンステージという場の力も大きい。
イベントスペースとしてはもっと良いところはたくさんあるけれど、
東京の真ん中にジェットコースターや観覧車ほかアトラクション多数の遊園地が存在している異界感。
ちょっと歩けば普通の都会になるのに、この一角だけファンタジー世界のような雰囲気。
しかも入場にはお金はかからず、誰にでも門戸は開かれている。この絶妙の加減だ。
日常生活と完全に切り離されているのではないが、日常生活そのものでもないさじ加減だ。
アイドルというものはまさにこれではないかと深読みをしてしまった。

同じ事務所所属のこの2グループが、クラウンというどちらかというと泥臭くウェットなイメージの
レコード会社に同時に所属することになったが、クラウンはどぶ板選挙的なことを厭わないので、
所属する側としては「頼りになる」のではないかと思った。
もともとグループ間の交流も深く、共通のファンも多い同士がレコード会社も同じになったことで、
こういうふうに合同でイベントが打てるのは大きい。
終演後の特典会のサービスのひとつに、PASSPO☆とprediaのメンバーによる2人or3人のチーム
(編成は事前に発表済み)をくじを引いて選び、当てたファンとの記念撮影があり、
こちらはただ見ているだけなのにものすごく楽しそうだった(笑)。

ボクは両グループそれぞれの全員握手会に参加。これはやはりPASSPO☆のほうが気楽に臨める(笑)。
最近ギター担当にコンバートされた藤本さんに、Fコードの試練について聞いたり、
水色からミントグリーンにイメージが変わった増井さんに、紫と水色の2色に塗られた愛用の
フォレストベースの色はどうするのか聞いたり(「たぶん変えないと思う」とのこと)した。

また、この2グループならではの、このほのぼのする感覚を味わいたい。


1/30(土)BiSHディファ有明(18~)

2016年01月30日 | アイドル


*BiSHのこの公演は、終始静止画像の撮影がOKでした。

主にプロレスリングNOAHの興行などで認識していたが、今回初めて足を運んだディファ有明。
どこかと思いきや有明コロシアムの並びではないですか。
臨海地区特有の無機的な寂しさがある場所だが、会場としては中の通路が広く、
ドリンクスペースも余裕があって居心地が良い。

中に入ると、なぜかDDTの6人タッグが行われていた(笑)。
最初は、「ディファにはAホールとBホールがあるのか、BiSH客も無料で見られるんだな」と悠長に思ったが、
とてもそんなゆとりがある空間とも見えず。
2試合めの6人タッグが始まり、でもBiSHのシャツを着た人たちも含め居合わせた人皆、
ごく自然にプロレスの観客然としているのが不思議だった(笑)。
いきさつはここで

帰りの電車で、BiSHを見に来つつプロレスの知識がないであろう人たちと隣になり、
彼らの話を聞くでもなく聞いてしまったが、DDTのファイトは迫力あるショースポーツとして
きちんと伝わっていたようで安心。こういうのって結構気になるのだ(笑)。
イベントの構成としては、「DDTの無観客興行とBiSHのワンマンがバッティングしてしまった」
という体裁。2013年夏の、LinQ、アプガ、しず風絆、BiSなどが出たDDT両国とも似たパターン。

ステージ&花道とリング、ステージと対面する位置の客席の高さが揃っており、
コアなBiSHファンはリング周囲の凹面に集まっていた。
こういう構造のおかげで後方からも見やすかった。自分がいたエリアはわりに余裕があったが、
びっしり埋まっていたら結構なストレスになるタイプのアイドルちゃんなので、
これで良かった助かった。

おそらく、21+1で全22曲。
持ち歌の多くを披露、「星が瞬く夜に」と「nerve」がそれぞれ二回ずつ、だったと思う。

ポイントで、悪徳マネージャー然(プロレスでは、対戦相手にとって「悪徳」だが、
彼はメンバーに無理難題をふっかけるという役割による「悪徳」)とした渡辺淳之介氏が
登場、体重オーバー気味のメンバーにダイエットを迫ったり、バッティングの責任を
DDTのヒール勢に迫られたり。
驚いたのは(これまでにも何度も耳にする機会はあったが)、淳之介氏の声が
「演者」の側の声質だったこと(笑)。とても聞き取りやすい声だ(笑)。
正直、オーバーウェイト気味のセントチヒロ・チッチさんが2月スタートのツアーまでに
5キロ減らせるかアングル、については「どうでもいいじゃないの」と思っているのだが。

BiSの代表曲「nerve」を、BiSHがカバーしていることについては賛否両論があるのは容易に想像できるし、
自分が把握した範囲では強い否定もあった。
ボクは、
「地下アイドルシーンで手っ取り早い沸きを導くための麻薬として用いられがちな『nerve』を、
BiSHがカバーすることで、他がカバーしにくい状況を作った(とりあえずは継承した)」
と理解し、こうであるなら、「無政府状態」にピリオドを打つためにプラスだと思っている(笑)。

BiSHは取り立ててスキルフルではないし、美少女がいるわけでもない。
そういうものを求めて見るアイドルではない。
しかしBiSから続く独特のエモーショナルな曲調、自分の中にもあるえぐみを突きつけられるような
(グループそのものの)展開があり、
「全面的に肯定するわけではなく、嫌な部分も多々あるのだがそれでも棄てられない」魅力をボクは感じている。
今回のライブは、強引ではあるもののカタルシスがあったのはまぎれもないのだ。





1/29(金)チャオ ベッラ チンクエッティ新宿タワレコ(21~)

2016年01月29日 | アイドル

21時スタートだと、どこかゆったりしたムードが漂っているのがいい。
密集はしていないものの、一通り埋まっていた。
客の立場からすると、これくらいの密度で見るのが最も心地よいのである。

元アンジュルム福田花音作詞の新曲「どうしよう、わたし」や中島卓偉の手による「一期一会」など全5曲、
自分が彼女たちのイメージとして描いていた、「全力バンザーイ」的な面ではない側面の新曲だった。
中島卓偉がアンジュルムに提供した「大器晩成」もそうだったが、
そこに♪たいきばーんせい たいきばーんせい と入ったコーラスが、
今度は♪いーちーごー いちえ いーちーごー いちえ と入るのはある種の記号なのだろうか(笑)。
 
ステージ上では切り込み隊長的な役割を果たす橋本さんが、ベテランシャンソン歌手の如き
貫禄をまとっていた(もちろん歌唱力の裏付けもあった)し、他のどのメンバーも
ソロパートに不安がないのはさすがだった。

たぶんメインの客層はハロプロ時代からずっとついているファンなのだと思うが、
チャオベラには悪い意味でのハロプロ色がなく、演者としての自我がうかがえるのが良い。
自分の好きな複数のアイドルちゃんともども、対バンで見たい心境である。

1/28(木)predia横浜ビブレタワレコ(19:30~)

2016年01月28日 | アイドル


当初の予定の19時スタートから、色々あったらしく30分ほど遅れて開始。
イベントスペースにはステージがなく平らだったので、ほぼ埋まっていた後ろからは見づらかったかも。
客側の最前列は、結界を挟んで演者と至近距離。
10人がフォーメーションをするにはステージの奥行が狭く、リハの際、
メンバーはどうしたもんだかと難儀していた。
そして、狭いなりにいかに工夫するかの現場での対応を見るのも楽しかった。
オロオロした感じがまったくないのはさすが。

全5曲
Re:start game
刹那の夜の中で
満たしてアモーレ
Dream of Love
Dia Love

…初期prediaと最新prediaをパッケージした選曲。
終盤曲のイメージがあるRe:start gameが最初に来るのは珍しい気がする。
このリリースイベントではしばしばあるようだが、これは先入観を捨てる試みなのかも知れない。
今回は沸き行為全般OK(タワレコ側「裸になるのは禁止」w)で、ボクのいた位置では
比較的音響も良かった(マイクの音量がやや弱かった気はした)ので、短い時間ながらも
「むせ返る高濃度のpredia」を満喫できた。
この、こちらのコンディションが良くないと心身をやられてしまいかねない色と香りこそ、
prediaの真骨頂だと思う。
きっとこれを「ラグジュアリーな空間」と呼ぶのだろう。たいへん楽しゅうございました。

全員握手→個別握手と参加後の帰り際、店のエスカレーター側入り口にあるモニターに
続いている特典会の模様が映し出されているのを見て、ほんのちょこっと戦慄した(笑)。

カップリング曲「東京スキャンダル」の元ネタの一つはたぶんこれだろうな






1/24アイドリッジカーニバル(新宿ReNY)

2016年01月24日 | アイドル


初めて行く会場。神宿の最後の途中で入る。当日券が出ないほどの盛況。
確かにフロアは早い時間からすでに埋まっていた。
大きな荷物持ち込み禁止のおふれが事前に出ていたにも関わらず、
床には荷物の要塞が築かれていたのが残念。危ないんだよこれ。
ステージは結構な高さがあり、音響も良く、きれいな会場なだけに本当にこれだけが残念。

*虹のコンキスタドール(20分)
個人的には惹かれる要素の弱い(←相性の問題)グループではあるのだが、
去年の春に見たときより明らかにたくましくなっていたし、ベースラインの力強い曲も健在。
「沸き」を象徴するような世界であった。

*Girl's Beat!!(15分)
加護亜依を擁するトリオ。当然ながら注目度は高い。
たまたま2階の関係者席が目に入ったのだが、出番を終えた・控えたアイドルちゃんでびっしり埋まっていた。
他の時間帯はここまで埋まらなかった。さすがである。
加護ちゃんは2月で28歳、離婚歴のある子持ちだが、ごく自然に「現役アイドル」だった。
他のアイドルちゃんが年齢をやたら気にしたり、ちょっと年を取るとおばさんだなんだと
言うのがくだらなくなるくらい。曲は青春パンクだったりR&Rっぽいポップスだったり。
小川麻琴似の新メンバー、ヒューマンビートボックスをこなす既存メンバーも危なげがなく、
華々しさ以上に職人的なものを感じるトリオだった。

*小桃音まい(20分)
多数対バンだとメイン、セミファイナルは難しいが、場の雰囲気をリセットするにはこれ以上ない人材。
周囲の空気がどんなであろうと、ごく自然に自分のペースに持っていってしまう。
それでいてアクが強いでもなく、彼女にも職人的なものを感じた。

*palet(25分)
去年の12/28で新体制になって以来初めて見る。彼女たちがとにかく素晴らしかった。
新メンバー二人もなんら問題なく溶け込んでいるように見えたし、何よりも、ゆいちこと藤本さんの
荒ぶり方がすごかった。表現すること・できることの歓びに五体を満たされているように見えた。
カルタゴのハンニバル、源義経、楠正成、真田幸村などにも通じる、運命に抗うかのような哀愁が
彼女をさらにカッコ良く見せた。まさに獅子奮迅。
燃えたぎる魂を感じ、予定していなかった個別握手に行ってしまった。
ラブエンロール→AFO→キミノコト→BIY

*妄想キャリブレーション(25分)
1/4の横浜タワレコのインストア以来だが、それ以上の間隔を感じた。2015年は彼女たちのライブを
多数見ていたので、3週間くらいの空白でも2、3か月に感じるくらいだ。
paletの余熱がボクの脳に残っていたので、今日の妄キャリはそこまではガツンと来なかったのだが、
フロアに急に人が増え、物理的な空間支配力と、堂々たる風格からくる演者としての空間支配力を感じた。
ファイティングポーズ→おもてなでしこ→目配せあそばせ→とまらない→Youをちぇっく

ロビーに出て、妄キャリ&paletの物販に参加していたため、この後に出たFYT全編、P.IDLの半分くらいは
見ていない。

*P.IDL(15分)
Winkのカバー「淋しい熱帯魚」ともう1曲聞けたので、たぶん持ち時間からみて全3か4曲だろう。
なんとなく踏み込みづらいものをずっと感じていた(笑)けれど、単純に演者として見ればきちんとしていた。
ボクはメジャークラス少々と、そこと対等に戦える非メジャーアイドルが出る対バンライブが好きなのだが、
まさにそれを象徴する存在だと感じた。

*drop(20分)
対バンライブでしか見たことがないが、いつも目当て客が多く、しかしあまり強力な特長があるタイプには
見えず、なんともつかみどころのないグループだと思っていた。
今回はたまたまステージに近い位置にいられたので間近で見て、「そう見えるベールの下には力強さ」が
隠れていたのを感じた。特に青のタッキーが素晴らしかった。ゆいちの荒ぶりに通じるものを見た。

*GALETTe(20分)
この数日後、最後のオリジナルメンバー・四島さんの脱退が発表されることになるGALETTe。
ライブの時点では、しばらく続いていた欠席の延長線上という形になっていた
(というより、四島さんにはふれられなかったため、そう思い込むしかなかった)。
しかしそれとは別に、ステージ上の4人のパフォーマンスは圧巻。目が覚めるようだった。
現ラインナップでは古株になった、古森ういたん&ののこコンビのバディ感(いわゆるミック&キース的な)。
仙台組の2人も負けじとたたみかける。
4人は紆余曲折を経てここまで来ただけに、ここに立てる歓喜を全身で表現している感じ。
熱はフロアに伝播するものである。

*POP(20分)
大人の事情的なカミヤサキさん活動停止期間中に、残りのメンバーたちはライブ出演を重ねて
経験を積んできた。フロントマン、戦力として最も頼りになる彼女を欠く中、こちらが
想像する以上に大変だったろう。
満を持してのカミヤさん復帰後、初めて見るステージ。全体のパワーが底上げされた印象で、
とにかく力強くなっていて感動した。言い切っていいかどうか迷うが、「今が一番いい」。
何ものからも逃げず正面でぶつかるパフォーマンス、素晴らしかった。

*バクステ外神田一丁目(20分)
事前にタイムテーブルを見た際、ここは物販に行くべき時間に入れていたのだが、
いったん行くとベルハーを頭から見られないおそれがあると判断し、フロアに
「なんとなく」残っていた。
…これで正しかった(笑)。これといった特長があるタイプではないのだけれども、「普通に良い」。
無理やりほめているのではなくて、バタートーストやプレーンオムレツのような、
目新しさでは勝負しないものの持つ味わいだ。
歌謡ハードロック風味もあったりして、ノーマークが当たった嬉しさがあった。

*BELLRING少女ハート(40分)
メンバーの宇佐美萌さんが2/1で抜けてしまうのを控えたステージ。
ただしそういうウェットな要素を表には出していなかったので、対バンでしか
彼女たちを見たことのない者が疎外感をおぼえることはなかった。
例えば今日のラインナップでいうと、paletのステージからは一瞬で着火する要素を見たのだが、
ベルハーはそうではない。そこまでの爆発力はないのだけれど、じんわり、ゆっくりした熱。
高熱が出ると動けなくなるがそうはならなくて、平熱よりほんのちょこっとだけ高い熱が出ているときに
ふだんはイメージしないものが次々に脳裏をよぎっていくようだった。
ダークでアングラ、しかしどこかしらハートウォーミングで、アクロバチックなことをするでもないが
本能に根差したような、土着的な身体性を感じた。
このグループは最低でも30分くらいあったほうが味が伝わりやすいと思う。

ワンマン以上に「それなりのクラスが揃った対バンライブ」大好きマンとして、
今日のこのライブはお得感の塊。
終わったときは22時を回っていたが、冗長さをこれっぽっちも感じないイベントだった。

1/23(土)Cheeky Parade池袋東武屋上2部(16~)

2016年01月23日 | アイドル

屋上なので鉛色の空がよく見える。寒いというよりも冷える。
メンバー2人が、6月から2年にわたってLAに留学することが決まり、
現在は事前視察中。そのためこの予約イベントは7人でのステージ。
ボクは彼女たちにまだあまり詳しくない(肌感覚がまだ身についていない)のでピンとこないが、
PASSPO☆だと、多分もりしとあんにゃが同時にいなくなっている状態に近いと解釈。
そうだとすると結構なアレだ。とはいえ、現状の7人でもまったくあぶなげなく見ていられた。
ここらへんはエイベックスの「功」である。

すぐそばの催事場では北海道物産展が行われているのもあってか(ない)凍てつく寒さの中、
露出の多い衣装の彼女たちは見ているだけでも寒そうだが、激しいダンスがあるため
ステージで歌っているときは大丈夫だとのこと。

全4曲
カラフルスターライト
チェケラ
Challenger
SKY GATE

2月発売の新曲「SKY GATE」にふさわしい会場だと感じた。
今回の曲目では、「カラフルスターライト」が良さげに育ってきているとも思った。
終演後の握手会(7人を4-3の2レーンに分ける)では2レーンめ(関根鈴木姉小鷹狩)に参加。
間近で見るとさすが「メジャー」な華やかさがすごい(笑)。
最近のチキパにあるミュージカル的な要素が結構好きなので、これからも見ていきたい。

1/22(金)上野優華横浜ビブレタワレコ(20~)

2016年01月22日 | アイドル

ラゾーナ川崎でCANDY GO!GO!を見、新宿のBiSHへ移動しようと予定していたが、
おそらく人多いだろう、ステージは見えないだろう、特典券もなくなっているだろうと推測し
(そして当たっていた)、帰宅の途上にある横浜の上野優華さんのイベントへ。

先日同じ会場で妄キャリがやったときほどではないにせよ、横浜ビブレ内のスペースは結構な人出。
たぶん、ミニライブ目当ての客もそうでない一般客もまったく不快にならないレベルでは最大限の客入り。
ファン層の平均年齢は若干高めなので落ち着く(笑)。

このイベントはアルバムのリリースに際してのもの。
彼女の曲はいわゆる沸き要素が少なく、ミドルテンポやバラードが多い。
曲は全体的にオーソドックスである。
かといって歌唱力を押し付けるふうでもなく、現代アイドルとしては珍しいかも知れない。
人懐っこいタイプの彼女はMCが面白く、声優・アニソン歌手的なものも感じる。

全4曲
もっと!Darling
旅立ちハイタッチ
星たちのモーメント
シナモンティー

社会現象になるような気はしないが、根強く支持されるタイプのシンガーと楽曲。
自分の記憶の中では、かつての吉田真里子、星野由妃、山口由子などに近い印象を持った。
曲調はそれぞれ違うのだけれど、沸きや高まりに はけ口を求めないあの感じだ。
これは悪くない。いや積極的に気に入っている。

2/7に渋谷duoで予定されているワンマンでは、先日まで出演していたtvk「POP PARADE」で
共演していたディレクター(通称・妖怪ウォッチの兄)とのコラボ曲を披露するそうな。

「では次で最後の曲です」と言ったときのヲタの定番反応、「え~~~」が起きたのは、
リリースイベントツアーでこの日が初めてだったそうである(笑)。

1/22(金)CANDY GO!GO!ラゾーナ川崎(19~)

2016年01月22日 | アイドル

長い苦難の末メジャーデビューを果たしたCANDY GO!GO!。
1/20発売のそのシングルのリリースイベントが、大寒のさなか屋外会場にておこなわれた。
ボクは18時頃に現地に着いたのだが、その時点でステージ前にはほとんど人がおらず
かなり心配したが、時間が経つにつれ徐々に集まり始めて安心。
川崎で18:30開始(当初の予定。機材トラブルで遅れた)となると、都内から間に合わせるには
厳しいかも知れない。
ステージ向かいのスクリーンには、戦隊ロケ地的な場所を舞台にした「overdrive」のVが繰り返し流れている。
ちょうど一年前はこんな感じだったが、はるか昔のような気がする。

機材トラブルで思わずできてしまった時間を、メンバー自らフライヤーを配るなど有効活用。
ここらへんに、伊達に長い間苦労してきていないのを感じる。
SNSでの拡散を狙った撮影タイムや公開リハーサルののち、いよいよスタート。

全4曲
We are!!!
overdrive
大切なお知らせ
そしてまた逢えると云うよ

リハーサルの段階で今日の演目が全部わかってしまうのはちょっとアレだと思うが、
急遽予定や段取りが変わろうと、ちょっとの練習で難なく対応できてしまうあたりに、
無数のステージを踏んできた者だけが持つ力強さがあった。
ボクはアイドルの「つたなさ」があまり好きではなくて、ステージの上でメンバー同士が
「どうする?どうする?」みたいになっている状態にイライラするほうだが、
キャンディーにはそういう部分がまったくない。
トークも、立て板に水というのではないけれどもアピールすべき点をきっちり抑えている。
ミニライブ終盤、マイクを持った佐伯かなさんが、このシングルが売れてくれることが
自分たちのこれからの活動を支えることになる、というアピールをしていたのだが、
内容に熱がともない、それはまさに
「選挙の投票日前日の夜8時の直前、候補者の奥さんが感極まっている状態」に近いものすらあった(笑)。

イベント当日、メンバーのツイートに、「菜月アイルさんに関する重大発表」が予告されており、
期待と不安が一つになっていたりもしたが、これは
「菜月さんが2/28発売の雑誌『NYLON』でモデルデビューする」ことだった。
メンバー各自が自分の適性に応じたフィールドで活躍しつつ、本来の家であるキャンディーに
還元するというあり方が、ファンの自分は最も望ましいと思っているので、こういう流れは嬉しい。

贅沢を言えばもう1曲ハードロック寄りの曲があると良かったが、とにかく、
あの寒い中キャンディーメンもヲタもよく頑張った。




1/11(月)PASSPO☆トレッサ横浜(14~)

2016年01月11日 | アイドル

2/24発売、クラウンに移籍して初のシングル「Mr.Wednesday」の予約イベント。
ぱすぽ☆表記時代からトレッサでちょくちょくやっていたイメージだが、
前回来たのはもう3年も前、「サクラ小町」のときになるとのこと。
握手会時にクルーとじゃんけんをしてチョコがもらえる企画だったな(遠い目)…

さすがにヴィーナスフォートほどには人がいなかったが、さほど広くないトレッサの中庭の
スペースは埋まっていたし、トレッサは最寄り駅からバスを使わなくてはいけない距離だし、
ここらは織り込み済みだろう。よく晴れて少し汗ばむほどの気候。
イベントステージが設けられることのある場所には冬季限定の小さなスケートリンクが作られていたため、
トレッサならではの階段上のステージでフライト。前にやったときもここを使った。
階段ステージのほうが圧倒的に見やすいし、逆光でまぶしいのなんてどうってことない。

全5曲
少女飛行
Mr.Wednesday
HONEY DISH
Musical Party(*新曲カップリング。初披露。玉井さん振り付け)
マテリアルGirl

観覧エリアに入って見たので、「通りすがりの一般人」の声が聞けなかったのがアレだけれど、
玉井さんの軽妙なトークっぷり(前方にいた新成人の女性パッセンをいじる、流れを忘れたあいぽんに
突っ込むなど)は、たまたま居合わせた中高年夫婦あたりにも訴求力があると思う。
屋外会場なのでコール類も解禁。
「ユニバーサルからのメジャーデビュー曲はこれですよ」と発表されたときに聞いたときは
印象が弱かったけれど、その後「育った」曲として「少女飛行」は目頭に効く。
今回もそうだった。
「Mr.Wednesday」はどこか懐かしさもあるアメリカンなポップス。
「HONEY DISH」を受け継ぐタイプの曲で、湿度が低くて軽快なテイスト。
この風合いを出せる・こういう曲を歌っているアイドルちゃんは少ないと思われる。
全貌が明らかになった「Musical Party」、玉井さんの意図がたっぷりと盛り込まれたダンス演出を感じた。
ブロードウェイというのはこれだったのだな。イントロ・Aメロのリフがディープパープルの
「ブラックナイト」のようであった。
新曲のシングルは(PASSPO☆の曲は全体的にこうだと思うが)、「インパクト」よりも
「歌われ続けることで育つ・自己進化する」部分に重きを置いているのだろうとを感じた。
常時右肩上がり!破竹の快進撃的!なこととは縁遠くてもいいので、演歌や一部ポップスのような
売れ方をしてくれると個人的にはありがたい。

終演後は全体握手会に参加。
気になっていたこと=はっちゃけ隊でのナオミさんの色は変わるのか?について、
「ザイアンは赤のまま」という回答を直接いただきました(笑)。